2004.06.28.(月)      心に沁みた名文句

 この間、久しぶりにデパートの本屋さんへ行ってみた。…でもって一応毎月買ってる年齢相応のファッション雑誌と、夏向けイラストの資料として、若いにーちゃん向けのファッション誌のうち、一番たくさん写真が載ってそうで、一番お手ごろ価格で一番場所を取らなそうなやつ(←オバサンちには金もないがこれ以上本を置くスペースなんざさらにない)を選んで購入したのだが。

 家に帰って開いてみれば、おお、載っとる載っとる。どのページめくっても現代のおしゃれな若者の写真がてんこ盛りっ!! よしよし。これなら当分資料に困ることはあるまいて。ふぉっふぉっふぉっ…などと一人悦に入っていたところに、ふとわきあがってきた理性と常識。

(うーん…これ持ってったとき、レジのねいちゃんはさぞかしびっくりしただろーなー…)

 男性向けファッション雑誌を女が買うということ自体がまず変なんだろーが、仮にこれが本来の読者層と同世代のねーちゃんだったら「彼氏にこーゆーの着せたいのぉ(はあと)」なんて言い訳もたつと思われる。しかし、いかに丸顔童顔のオバサンとはいえ、そこまでガキに見えるはずがない(もし見えると思ってたら犯罪だぞ>自分)。
 かと言って、「息子に頼まれて買いに来ましたの、おほほほほ」ってのも苦しいよな。オバサンがここに載ってる青少年くらいの息子を持つってなぁ、生物学的には充分可能だが、いざそれを実行に移すとなれば中学生くらいで不純異性交遊やらかして高校時代に妊娠・出産→中退というハードスケジュールをこなさなけりゃ到底無理(いや、ハタチ以下の息子なら学生結婚して頑張ってれば何とかなったかも<やめなさい)。もちろん、世間様にはそんな偉業を立派に成し遂げ、美しきヤングマザーとして輝いている方々もたくさんおられるが、オバサンにそんな甲斐性なんざなかったのは今さら言うまでもない(慟哭)。

 なので。レジのねいちゃんはさぞ悩んだことだろう。
(…一体何、あの人。いい年してこんな若者向けのそれも男性ファッション誌買うなんて、どーゆー神経してるのかしら。まさか超年下好きの若作り勘違いオバサン…? うわ、これは絶対、休憩時間になったらみんなに教えてあげなくちゃ。きゃあ♪)
 …なんてね(<自虐行為)。

 しかしながらまさしくそのとーりっ。貴女のご想像は至極ごもっとも、人としてこの上もなく正しい反応でございます。でも、あえてこの場で自己弁護などさせて頂ければ、オバサンにはそんな下心などこれっぽっちもありません。アレはただ、イラストの資料として買っただけなんです、信じて下さぁ〜いっ!!! …って、ここで言っても無理か。

 思い起こせば毎夜お邪魔させていただいているサイト様のあちこちでも「『新ゼロ』DVD買うのって、ちょっと気恥ずかしいのよね〜」とか「ドラマCD、やっぱりお店で買う勇気なくて、通販申し込んじゃった♪」なんてささやきがひっそりこっそり交わされていたっけなぁ。でもごめんなさい。アタシ、新ゼロDVDもドラマCDも、先日発売されたばっかの「009生誕40周年記念CD」も、全部このオバサン面さらして堂々とお店で買っちゃいました…(汗)。しかしまぁ、そんなことをまるっきり気にしない図々しさこそがまさにオバサンの証明なのかも。

 ま、それはともかく。本屋の次に夏の小物売り場に行ってみたら「メッセージ扇子」なるものが多量に売られておりました。そう、扇子一面に「家内安全」とか「商売繁盛」とか墨痕淋漓と書いてあるアレでございます。「一日一麺」とか「ええ仕事しまっせ!」なんてのもあって、ついつい面白がって全部見ていたら、その中でひときわ心に沁みた名句が一つ。
 …不良中年。(お前のことやんけ>自分)



 …やれやれ。いーかげんボケのきた年寄りがまたまたわけのわからないことをぐだぐだ言いたれてまちね。でもママっ! 確かこの前の冬も同じようなこと言って別の若者ファッション誌買ったくせに、とうとうイラストなんか一枚も描かなかったじゃないでちか。はっきし言ってそーゆーお買い物はお金のムダでち! そんな余裕があるんなら僕のおやつ買ってちょうだいっ!!(<昨今のクソ暑さにもかかわらず絶好調に食欲旺盛な案内人)
  ↑
 確かに言われてみりゃその通りだわな…(反省<サル)。うーん…やはりアナログ絵描きには作業量の限界というものがあるのだろうか。ここは一つ決心して「フォト○ョップ」でも導入するしかないのかもしれん。



2004.06.20.(日)      人の心に響くもの

 アニメ「火の鳥」をいい年こいて毎週観てる。その映像の素晴らしさには感嘆するのみ。何しろ総作監が「あの」杉野昭夫さんってところに加え、各種作画・撮影技術の進歩ときたら…(脱帽)。さすが、ここ四半世紀世界のトップに君臨してきた(…と思う)日本アニメだけのことはある。マジ、今の日本が世界に誇れるものの一つは間違いなくアニメだね。ファンの間で評判になってる「新ゼロ」DVD、アレだって今からきっかり25年前の映像だけど、その美しさは現代のものと比べても遜色ないし、使われている各種テクニックの中にも今につながる各種高度技術の基礎がそこかしこに見受けられる…と、言っていーんじゃないだろか(しかし最初の注意書で「この映像は本編が古いため多少“お見苦しい箇所”があるかもしれませんが…(“ ”添付管理人)」ってーのは何だよコラ! 少なくともオバサンが買ったVol.3・4にはどこにも“お見苦しい箇所”なんかなかったぞぉぉぉ〜っ!!!)(落ち着け>自分)。

 ま、それはちょっくら置いといて。「火の鳥」といえば音楽もいいよね。オーケストラによるアニメ主題歌演奏ってーのはかつての「ヤマト」あたりから一般化してて今さら珍しいモンじゃないけど、この音楽は中々だと思いまっせ。特にあの二胡の音色が好きだ、オバサンは。
 このように、しっかりと積み重ねられた土台の上に製作された映像と音楽をセットで放映されちまったらもー、ただただ感動のため息をつきつつ念仏唱えながら拝見するしかないってモンで(生きてるうちにこんなありがたいモノを拝ませて頂けるとは…あああ〜ナンマンダブナンマンダブ)(だからやめんかい>自分)。

 ただ、ストーリーの方はあちこちぶった切られたり修正されたりして、とても原作通りとはいかんみたいだが…(ま、ある程度は仕方ないのかもね。何せN○Kだし)。先週までの「太陽編」なんてさぁ、後半見事に省略されちゃって、正直えれーがっくりきちまったんだけどよ。このへんについてはかつて手塚先生が原作を描いていらした頃に比べれば何かと窮屈な規制(これについて話し出すと止まらなくなるので自粛)、すなわち「大人の事情」もあることだから、同じ大人(←?)としてあれこれ文句は言うまい。

 しかし今日言いたいことは、決してその映像美への賞賛でもストーリー改変についての文句でもないのだった。
 アニメ本編が終ったあと、関連トピックスとして放映される、ほんの4〜5分ほどのミニドキュメンタリー。今日は「火の鳥」(原作)を教材とした小学校の授業風景がテーマとなっていたりして。
 まさしく今日から始まった「未来編」そのものを題材に、「永遠の命」について語り合う授業。「永遠の命を手にしながら、主人公が幸福になれないのは何故か?」「生きていく人間にとって本当に大切なものは何なのか?」。そんな先生の語りかけに対して6年生(…だったよな、確か)の生徒たちが応えた感想文に、「命の大切さを感じました」というのがあった。
 そう、昨今おなじみ、何か事件が起こるたびに呪文のように繰り返されるあのセリフでございます。正直、ぎゃぁぎゃぁ騒いでるのは大人どものみ、肝心のガキの心にはそんなお題目、ちーとも響いてねーんじゃねーかと鼻でせせら笑っていたオバサンなのですが、授業のやり方次第によっちゃ自然とガキどもからそういう言葉を引き出すこともできるんだな〜、と、妙に感動してしまったのでございました。

 もちろん、それがガキの素直な本心だとは限りません。小学校高学年になりゃかなり知恵もついてくる年頃、先生(すなわち大人)の意図を察してウケを目指した感想文を書くガキがいたところでオバサンはちーとも驚かんし、嘆きもしない。何てったってねぇ…(邪笑)。ほんの30年前は、オバサン自身がそーやって「大人ウケ」を目指してたガキだったんですもん。おほほほほほっ!!
 …そう、「ガキの心はどす黒い」。自分がそーだったからこそ、オバサンはこの名言(出典は確か西原理恵子氏だった…かな?)に深く賛同し、支持するものでありますが(←世の全ての人の子の親の皆様方には深く陳謝致します)。

 でも、それでも。その子はまさしく本心からの感想を書いたのかもしれなくて。そのあたりのところは本人でなくてはわからない永遠の謎でございましょう。
 ただ、オバサンが思うには。

 もしその子の感想が本心からのものだったとして、それはまさしく「火の鳥」だからこそ引き出せた言葉ではなかったかと。かつて「低俗」と意味もなく貶められてきた漫画、その中に流れる手塚先生の心からのメッセージが子供たちの心に伝わったからこそ生まれ出てきた言葉ではなかったかと思うのです。

 教科書ばかりに頼って授業をするのももちろん結構。
 でも。
 世間様一般の「大人」がバカにして一顧だにしない漫画の中にも、教科書以上にガキどもの心に訴えかけ、深く考えさせる名作はたくさんあるんです
 少なくとも「命の大切さ」を真剣に教えようとする限り、ガキどもを自分の思い通りにさせようとばかり考えているお偉いさんたちや、何でも「大人の理論」のみで片付けようとするお役人様どもの言うことにばかり従ってたところで完全なムダじゃないですかね(←おお、ついに言ったな、非国民っ!)。お役所の顔色気にしてあれやこれやその内容を取捨選択される教科書や、同じくお役所からの押しつけ推薦図書なんかより、作者本人の祈りにも似た真摯な想いによって描かれた漫画の方がよっぽど有効だと思うし、あえてそれを教材に選んだ担当の先生のご慧眼とご英断を、オバサンは絶賛したいんですけど…皆様はどのようにお考えでしょうかしら(<何か挑発的な終り方だな、オイ)?

 追伸
 教材として使うなら、「009」の「ベトナム編」もお勧めですね〜♪ 果たしてアレを読んだガキどもが今のイラク紛争、そして日本の状況にどんな感想を書いてくれるやら…いやいやいやいや、楽しみだよ、オバサンは(はあと)。



2004.06.10.(木)      …またかよ。

 ※ 今日もまたまた時事ネタです…硬い話でごめんなさい。

 あらあらあらあら。何とまぁ、今朝の新聞によると、与党の「教育基本法改正に関する協議会」とやらが、「改正したら『愛国心醸成』も条文に明記しようねー」ってな方針で意見をまとめるつもりらしいんだって。与党の皆さん、いつまでたっても飽きもせんと随分アレに執着してること。「あんたらも好きネェ」…って感じぃ?
 おっといけない、年甲斐もなくついつい口調が「投げやりな女子高生」になってしまったわ。…にしても、一体どこまで行けば気がすむんだあいつら。

 あ、でもオバサン、去年の8月15日の日記でも書いた通り、決して「愛国心」そのものを否定してるわけじゃないからね。
 ただ…反対する国民もまだまだたくさんいたってぇのに詭弁とごり押しで無理矢理自衛隊を戦地に派遣しくさった挙句、まだ国会討議も自国民への説明もしてないくせによその国の大統領には多国籍軍への参加をあっさり表明しちゃうような獅子舞オヤジを筆頭に、今どき小学生でもやらんズルしてこれまた強引に「年金改正法案」通しちゃったり、虫でさえ言うのを憚るような暴言失言の類(特に女をこき下ろすときにはとみにその舌鋒が冴えるみたいねン♪)をへーきで好き放題ぬかしやがる連中が音頭とって押しつける「愛国心」だから胡散くせぇと思ってんだよ(そんなことやってるヒマがあったら国民年金保険料払え)。

 本来の「愛国心」ってーのはあくまでも自分の国を愛する心であって、政府・国家の言いなりになることでは決してない。

 にしてもなぁ…。このへんでいー加減何とかしとかんと、マジでアブねーぞ、あの政府。



 あーあ。またうちのママの悪いビョーキが出まちたね。一度やるとそんなにクセになるのかなぁ、「地雷踏み」…。だけどこんなふうに「もののたとえ」としてこの言葉を使えるうちはまだいいのかも。この先どんどんきな臭くなってって、いつかこの国が「本物の」地雷だらけになっちゃったら、ボクたちもおちおちお散歩できなくなっちゃうでちよ。
 ま、せいぜい自爆しない程度に頑張ってちょうだいね、ママ(<腹下しから完全復帰、飼い主をこき下ろすときにはとみにその舌鋒が冴える案内人)。



2004.05.31.(月)      お詫びと業務連絡とグチたらたら

 うわぁぁぁ〜んっっっ(慟哭)!!! つい一ヶ月ほど前のサーバートラブルに引き続いて今度は回線トラブル発生…またしても閲覧・更新完全不可となってしまい、皆様方にご迷惑をかけまくりましたこと、ひたすらお詫び申し上げますぅ〜(土下座っ)。
 でもって、ついでにもう一件。数日前から予告しておりましたサーバーメンテ、どうやら6月3日に変更になったらしいっす。すみません…(しかし頼むから当初の予定日過ぎてからの変更通知、しかもそのあと間髪いれずに回線トラブルってーのは勘弁してくれ>レンタルサーバー)。

 ああ…それにしても先週の月曜日以来、こーもトラブルが連チャンかましてくるってのもどーよ。
 おかげさまで実母は無事退院し、動かない身体に苛立ちつつ、そこはかとなく娘に当り散らしつつ元気に過ごしてるんスけど、母が帰ってきた途端、今度はワン公が腹を壊しやがりました。…実はこいつ、ついこの間も腹壊したばかりで…絶食一日と病犬食一日を経てようやく元気になったっちゅーのに…なったっちゅーのに…っ(また一からやり直しかよいー加減にせんかいっ>ワン公)。

 呆然とする管理人の脳裏に蘇ってきたのは、わずか5日の入院にもかかわらず律儀に見舞いに来てくれた叔母のセリフ。
「…にしても、何でこうどいつもこいつも入院するわけ? 今年に入ってからアタシの親類縁者、友達連中で入院したの、アンタ(>母)で5人目なんだよねー」
 言いつつ叔母、背後の管理人を振り返って一言。
「そーいやそちらじゃワンちゃんまでお腹壊してたんだっけ…。だったらお互い、気をつけなくちゃ。今度何かあるとしたら、十中八九アンタ(>これは管理人)かアタシだよっ!」
 ああ、なんてありがたくも温かいお言葉…(涙)。
 
 ま、そんなこんなで帰ってきた怪我人と全工程やり直しの病犬を抱えた管理人、叔母の忠告をしみじみとかみしめつつ、玄関先の掃除&植木の水遣りに精を出していたならば。
 庭先の水道の蛇口から、どーも水漏れしてるらしいんですけど。

 ちょっと待てコラァァァァッ! 今度はアタシ通り越して家屋にきたんかいっ!!! …へたへたとその場に座り込んで数十秒。まぁいい、所詮水道管、修理頼めばすぐに直るよな…などと気を取り直して部屋に戻り、気分転換にPC立ち上げてみれば回線トラブルだよ、オイ…(<めまい@貧血)。

 …そーかそーか。ババァの次はワン公、そしてその次は家屋及びサーバー回線かい。まぁ、ものの見事にオバサン一人避けて通りやがって、喜んでいーんだか悲しんでいーんだか。

 そんなにアタシに取り憑くのが嫌なのかぁぁぁっ!!!>疫病神



  ※6月1日追記
 えと、それでも。ババァ&ワン公の経過は至極順調ですし、サーバー回線も無事復旧致しました。水道管は…あいにく今日は雨が降ってしまいましたので天候の回復を待って修理屋さんに電話することにします。あれやこれやと大変お騒がせしてしまいましたが、何とか管理人宅にも平和が戻りつつありますので、どうぞ皆様ご安心下さいませ(平伏)。



2004.05.24.(月)      一寸先は闇

 えー、しょっぱなから私信で申し訳ないのですが…
 H様! S様! J様! 22日は本当にどうもありがとうございました〜(踊りまわったのち平伏っ)!! も、ホントに楽しかったですぅ(はあと)。
またの機会も是非是非、よろしくお願い致しますです♪

 …てな具合にとってもとっても楽しかった土曜日。そして続く日曜日も平穏無事に過ぎ…るはずだったのに、最後の最後になってとんでもないアクシデントが起きやがりました。

 午前1時、管理人の実母、部屋で転倒して鎖骨&肋骨骨折。即入院(もちろん救急車使用)。

 とはいえ、おかげさまで手術だ何だという大事には至らず、1日2日の入院は仕方ないにせよ、それ以後特に問題なければいつでも退院OK! ただ娘としては、痛みがある程度治まるまでは帰ってきてもらっても困るし(<思いっきりホンネ)、4・5日はあっちでおとなしくしててほしいんだけど(相変わらず鬼婆だなオイ>自分)、ま、せいぜい長引いても今週一杯ちゅうところでしょう…。



 そんなわけで。今週から来週あたりにかけて、サイトの更新&掲示板のレス他、何かと遅れがちになるかもしれません。「桜の花〜」も次回はいよいよ最終回、大人のラブシーンという見せ場もあることですので(しかしソレ、ホントに書く気か>自分)精一杯頑張るつもりではおりますが、万が一そのようなことがございましたら何卒お許し下さいますようお願い申し上げます〜(土下座)。



 こんなときだというのに本日の教訓
 夜中にトイレに起きるときには必ずサイドランプその他の灯りを点けるようにしましょう(これからは決して不精すんじゃねーぞっ!!>母)。



2004.05.16.(日)      Happy Birthday To You

 ずっと子供の頃から貴方を見てきました。

 貴方と、貴方の仲間たちが大好きで。手の届かない物語世界の出来事に泣いたり笑ったり、感動したり教えられたり。

 そうやって、私は大人になりました。


 初めて出会ったとき「強くて優しくて格好いいお兄ちゃん」だった貴方はいつしか「同い年の男の子」になり、「弟」になり。

 いつか「息子」になってしまう日も、そう遠い未来ではないのでしょうけれども。


 それでも、ずっとずっと好きだからね。

 貴方と貴方の仲間が。貴方たちの織りなすさまざまな物語が。

 貴方が私の「孫」になってしまっても、ずっと大好きだからね。



 ジョーくん。



 …生まれてきてくれて、ありがとう。







 というわけで、本日はジョーくんのお誕生日です。予想通り、な〜んにもそれらしいことをしなかった管理人、せめてもの気持ちとしてお祝いの言葉など述べさせて頂きました。  一応、話は一個UPしたんだけどな〜。でもアレ、主役が某大人だし、ジョーくん全然でてこないしな〜。…あ。そーいや今回、名前だけは出てくるか。じゃ、そんでいーや(こらこらこらっ!!!>自分)。



2004.05.11.(火)      三日遅れの日記4コマ

NO.1 37KB

NO.2 27KB

NO.3 18KB

NO.4 34KB


 えー、たったこれだけ描くのに三日もかかったおかげで目一杯タイミングをずらしまくってしまいましたが…。でも本当に暑かったんですよね、この日。

 てなわけで、本日の教訓(トイレよりも「待て」よりも大切なペットのしつけその一)
 暑さ寒さに我慢できなくなったら自分から家に入るよう、骨の髄まで叩き込みましょう(手前ェもぶっ倒れる前にさっさと入ってこんかい!!>案内人)。



2004.05.07.(金)      Thanks 10000HIT!!

とてとてとてとて。(←今日も元気な案内人の足音)
(あれぇ〜?)
 ふと見ればパソコンの前、硬直して油汗を流している管理人の姿。びっくり仰天、あたふたと駆け寄る案内人(とてててててっ←しつこいけど足音)!!
「マ…ママっ! どうちたんでちかっ!? 今は確か、新しいお話UPしてたんでしょ? お話のUPなんてそんなに難しいことじゃないはずなのに、どーちてそんなんなっちゃうのおおおぉぉっ!?」
 慌てて飛びつき、ぺろぺろ顔をなめまわしてみれば、ぜぇぜぇと荒い息をつきつつ、蒼白な顔で振り返った飼い主。
「パパパ…パピよぉぉぉ〜」
「どーちたの! どっか痛いの? 苦ちいの!? ママ〜ッ!!」
「いや…そーじゃない…そーじゃ…なくて…」
「へ…?(←一瞬案内人の胸をよぎる、とてつもなく嫌な予感)」

「こ…怖いんだよぉぉぉっ!! 例の『管理人指定キリバン』、昨日までのカウンタから言って、出るのは絶対今日っ!! だからアタシ…怖くて自分のサイト開けないんだよおおおぉっ! またまた自分で踏んじゃったら…自爆したらどーしよぉって思うとさぁぁぁ…」

「…けっ!」(途端、舌打ちとともに飼い主を押しのけ、パソコンの前に座り込む案内人)
「どーせそんなこったろうと思ってまちたよ! 何バカなことでいちいち悩んでるんでちかっ!! もし自爆しちゃったら、そのときは皆様に正直に謝ってニアピン認定すりゃ済むことでしょっ!! …ったくもう、いい年こいたオバサンがどーちてこんなことで悩むかなぁ…」
 そしてかちゃかちゃとキーボードを操り、サイトのURLを入力した案内人の手…もとい前脚が、情け容赦なくEnterキーに叩きつけられたのであった…。

「ほらママっ! カウンタは10020! どうやら自爆はしてないみたいでちよ。はい、よかったでちね。あとはさっさと新しいお話UPしてちょうだいでち!」

 そしてまたとてとてと歩み去る案内人を、呆然と見送るしかない管理人であった…(ため息)。



 …てなわけで、いよいよ達成しました10000HIT! 皆様、どうもありがとうございます〜(管理人&案内人、地べたに頭をこすりつけて平伏っ)!
 多分これが出たのは本日、04.05.07.だと思われますので(←管理人推定)、踏んづけられた方はどうぞ、04.05.17.までにお知らせ下さいますよう、よろしくお願い致します(もし期日までにお申し出がない場合、キリリク&画像お持ち帰り権は一番違いの方に移るものとさせて頂きますのでご注意下さいませ…)。

 どうぞこれからもこのサイトをご贔屓に〜♪ 管理人&案内人、精一杯頑張らせて頂きますですっ(再度平伏っ)!!!



2004.05.01.(土)      そしてまたまたマイナー…どころかミニチェンジ

 前回のマイナーチェンジから二ヶ月、またまたやってしまいました…マイナーどころか超ミニチェンジ。
 「玉櫛笥」「二次創作」に収めた話があまりに多くなりすぎちゃったんで二つに分けてみたり致しました。
 えと、一応の分類基準は執筆年次ね。「二次創作1」には2003年以前のもの、「二次創作2」には2004年以後のもの…という振り分けになっております。皆様方にとって少しでも見やすくなればありがたいのですが、はてさて、如何でしょうか…。
 例によって何かご意見及びご希望がありましたら掲示板及びメールにてお申しつけ下さいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 追伸
 「桜の花満開を過ぎても 3」、本日UP致しました〜。フランちゃんの何気ない一言に心揺れ動く張大人に起こった思いがけないアクシデントとは…? そろそろこのへんから「ラブストーリー」っぽくなって参りますので、よろしければまたどうぞ、ご覧になってやって下さいませませ〜(平伏っ)。



2004.04.27.(火)      サーバートラブル

 本日お昼頃から夕方にかけてサーバートラブルが発生し、サイト閲覧が完全不可能になっておりました。その間においでいただいた皆様、申し訳ありません〜っ! ご迷惑をおかけ致しましたこと、深くお詫び申し上げます(平伏っ)。

 今回の件では管理人自身もサイトが見られなくなって大パニック。「どーしよどーしよっ!!!」と意味もなく騒ぎまわった挙句、サーバー担当者様に悲鳴のようなメールを出してしまいました…(汗)。でもとりあえず半日で復旧してよかったよな。

 おかげさまで今はもう通常通りに閲覧することができますです。更新もこのお知らせが無事UPできれば多分大丈夫。まだちょっとどきどきしているものの、今後の存続をかけていざ、勝負っ(いやだからそんなに悲壮な覚悟決めんでも…担当者さんが「もう大丈夫」って言ってんだからさぁ…>自分)。



2004.04.21.(水)      ワーキング・ウーマンあれこれ

 今、うちの庭では薔薇の花真っ盛りである。薔薇といっても一重の白、一輪ずつを見てみればまことにつつましくひっそりとした花なんだけども、団体様で咲き誇っているとなりゃやっぱり壮観で。
 折からの心地よい気候に誘われ、外に出たがるワン公につきあって「狭い庭でも楽しい花見〜♪」としゃれこめば、さまざまな虫たちが懸命に花の中にもぐりこみ、一心不乱に働いていたりする。中でも目立つのは蜂さんたちでね、まぁまぁ、ぶんぶんぶんぶんくるくるくるくる、よく頑張っておられること。狭い花の中でえっちらおっちら、ひたすら花粉を集めて足にくっつけ、花粉団子など作り続けるのを見ているだけで涙が出るよ、オバサンは…。

 …そーいや、働き蜂ってみんなメスなんだって話、聞いたことがあったよなぁ…(遠い目)。

 働く女の原点を見た。



 さて、涙ぐみつつ部屋に戻れば、机の上に乱雑に積み上げられた仕事の山、山、山。

 …ふっ。仕方あるまい。なんせここしばらくの管理人ときたら「仕事の合間に創作活動」どころか「創作活動の合間に仕事」なんて生活送ってたことだしなー。しかしここまで溜め込んだからにはすでにもうバックレる余地なし。…でもって久方ぶりに通常営業、至極真面目に生業にいそしむ管理人。
 が…。

 妄想抜き、文章抜きで数字ばっかり打ち込む作業って、こんなに大変なものだったっけかあああぁぁぁっ!?(←何を今さら)

 働けど働けど、溜め込んだ書類の山は全然減る気配なし。…ま、それでも今日一日でおよそ三分の一は片づけたかねぇ…(苦笑)。

 SOHOどころか家庭内手工業、いやいや内職と呼ぶもおこがましきこの程度の作業で音を上げる自分が悲しい。ああ、ほんの数年前までの会社員時代、通常時で一日九時間から十時間、決算期には一日十二時間から十三時間丸一ヶ月休みなしで数字とパソコンのみを相手に過ごしてきたあの日々が嘘のようだわ。…今同じことをやれと言われても鉄板で無理だな、オバサンには。

 ―てなわけで。
 管理人、働く女完全失格(ってーか、虫以下…?)。



2004.04.20.(火)      栄枯盛衰

 本日は管理人にしては珍しく健康的に、ご近所のわんこ友達の皆様方とテニスを楽しんだりして参りました。しかしメンバーの皆様方は多分全員五十代以上…要するに数合わせのパシリとしてお誘い頂いたような、そうでないような(それはお前がひねくれてる証拠>自分)。しかしまぁ、ヘタに体育会系中学生とか高校生の群れに放っぽりこまれるよりゃはるかにマシ。精一杯プレイして、そして真面目に働こうという決意も固く近所の某コートに行ってみたならば。

 …一番体力&根性なしだったのはまぎれもなく管理人だったという哀しい事実が判明(慟哭)。

 だってだってだってぇぇぇぇっ!!! アタシゃとにかく、暑いのには弱いんだよっ!! 気温25℃を越すと同時に体力知力意志気力が瞬間蒸発する体質してるんでぃっ! 自慢じゃないが小学校の頃から夏休みに自分で率先して遊びに行ったことなんかないんだぞ、オバサンはっ! 何故なら夏中完全なナメクジと化して部屋の中でのたのたのたうってるしかできなかったからじゃいっ! ましてかつての筋力瞬発力持久力は低下する一方の今日この頃、逆さにして振ったって、鼻血も出やせんわああぁぁぁっ!!!(だったらさっさと酒と煙草やめろ>自分)(←無理)
 …ちなみに今日の東京の最高気温、27℃、雲一つない快晴、直射日光当たりまくり…。

 しかしいくら叫ぼうが喚こうが、これから先はどんどん暑くなっていくんだろうなぁ…(<虚ろな目)。なのにオバサマ…じゃなかった、お姉様方はしっかり来月もコートの予約なさっちゃうし…「パピちゃんママもまたいらしてね」なんて、優しさと期待全開の瞳で誘ってくれちゃったりして下さるし…。



 正直管理人、今年の夏が怖いです。マジで、秋口になるまで生きていられるかどうか不安です。オバサンの体力が尽き果てるのと秋が来るのとどっちが早いかと訊かれれば速攻で「前者に10000点っ!」と絶叫するに違いありません。
 まさかこのトシになってこんな過酷な試練が背後から飛び蹴りカマしてくるとは思ってもみなかった…。



 あーあ、これでも軟式テニスやってた中学時代は一応地区大会のベスト4に残って都大会出場なんかも経験してるんだけどな〜(ママッ! また何を偉そうに自慢話してるんでちかっ。…どーせ一回戦で負けたくせに<最近やけに飼い主の過去に詳しくなり、ツッコミに異様な鋭さが加わってきた案内人)



2004.04.18.(日)      朱に交われば…

 イラク拉致事件、先のお三方に続いて残るお二人も無事解放!! ばんざ〜いっ!! これで心置きなく喜びの舞が舞えるぞっ(はあと)! と言いつつ、いまだ人質になっている各国の皆様の安否も気になるオバサン…。せめて、「邦人全員無事」のみに対するお祝いとして、足だけでひっそりこっそりステップ踏むことに致しましょう。ああ…本当に、何の憂いもなく踊り狂える日はいつ来るんでしょうねぇ…(涙)。



 …という気持ちには何の嘘偽りもないものの。最近のオバサンはどうもクソ真面目な話をクソ真面目に語りすぎちゃったようで、これではゴクツブシの飲んだくれ、ヘビースモーカーの人間のクズ…というイメージが崩れてしまうのではないかと不安になって路線修正。えー、毎度ばかばかしいお笑いを一発。

 「落とし穴」でも冬のお肌の感想問題をテーマに致しましたが、結構これって季節を問わず皆様にとっても深刻な悩みなのではないでしょうか。

 うん…オバサンもね、すっごく悩まされてるの。何せ小学生のときから手にはあかぎれ、顔にはハタケ作ってたガキだったし。でも実は、それに対抗する「今は亡きおばあちゃん直伝の秘密兵器」なんてのもしっかり、持っててね…(意味ありげな微笑)。
 それすなわち、お手製ボディローション! 材料はごく普通の薬屋さんで手に入るグリセリンと日本酒です(じゅるる…って、よだれ垂らすな>自分)。
 作り方もいたって簡単。化粧品の空き瓶か何か適当な入れ物を用意して(どっちかといえばプラスチックよりガラス推奨)、グリセリン&日本酒を季節によって1:1〜1:2くらいの比率でぶち込み、こぼれないよう栓をしてしゃかしゃかしゃかしゃか…。カクテル作るより簡単ですわな(あ、もちろん冬はグリセリン、そして夏は日本酒を多めにして下さい)。しかもこれ、結構効果あるんですよ〜♪

 ただ原材料が日本酒なだけに、夏場は少々べたつくのが難儀。特に甘口なんか混ぜちゃったりすると苦しい。…てなわけでオバサン、最近では乱暴にも日本酒のかわりに無水アルコール(要は100%に近い純粋アルコールだ)なんかを使って作っちゃったりしてるんだけれども。

 これを塗るとどーも、うちのワン公が挙動不審になるのであった。

 何が不審かって、まずはべたべた必要以上にまとわりついてくんの。ま、もともとうちの子は我儘放題の「甘えん坊将軍」だけどもさ、お風呂上り、例のローションを塗ってるときの甘えかたっつーたら、とてもじゃないけど普通じゃないんですのよ、皆様っ!
 くんくんくんくん。ぺろぺろぺろぺろ。まー飼い主の身体をこれでもかというくらい嗅ぎまわり、そしてなめるっ! そりゃ普段でも浮気調査されたり(外出から帰るとほぼ100%の確率で飼い主は玄関先で足止め喰らいます。そして「まさか外でよそのわんこと仲良くしてきたんじゃあるめーなっ」とチェック入れられる…<涙)ほっぺたやまぶたをなめられるのは(うちの子のお気に入りは何故か目玉周辺<アブねーぞ、オイ)ごく当たり前のことなんだけんどもさ。
 風呂上りローション仕上げの場合、まとわりつかれてなめられるのは首から下の露出部全部だったりする。すなわち手首足首指から爪、最近じゃ寝間着がわりのジャージのズボンの裾をがりがりがりがりひっかいてまくりあげ、ふくらはぎまで狙ってきたりして。正直これじゃ何のためのお風呂だかよくわかんねぇっつーの(号泣)。

 ああ、もしかしてうちのワン公ってば変態さんなのかしら…と一時は真剣に悩んだ飼い主がふと気づいたとある事実。
「こいつ、あのローションつけてないときはまるっきり寄ってこねぇ…」
 もしかして美味しいのか? 手作りローション。そーいやグリセリンって甘い味がするってどっかで聞いたことがあるようなないような。
 でもなー。うちのワン公ってあんまり甘いもの好きじゃないんだよなー…(←ってーか、飼い主が甘いもの嫌いなので食わせてもらった経験がほとんどない)。いつだったか人間用クッキーのカケラをやったら思いっきり「フンッッッ!!!」ってそっぽ向いてたし。…ってこたぁ、まさか!!

 おいお前っ! もしかして目あてはアルコールかああああああぁぁぁぁっっっ!?>ワン公



 ああ…この飼い主にしてこの犬あり。どーやらワン公、母ならぬ飼い主の背中をちゃんと見て、しっかりそのあとを追っかけてきているようです。こーなったらあとはもう犬と人間差しつ差されつ晩酌するしか道は残されていないのかもしれません。今度デパート行ったらワン公用のお猪口でも買ってきてやるか…(遠い目@飼い主)。
 …お互い、アルコール依存症にならないように気をつけようね>ワン公(ちょっと待てそれ犬に言う台詞かっ>自分)



※上記のお手製ボディローションを作ってみようと思った方へ
 基本レシピはあくまでもグリセリンと日本酒です。あまり濃度の高いアルコールにはアレルギーを起こす方もいらっしゃいますので、いきなり無水アルコールを使うようなことは決してしないで下さい(そんなことやらかすバカは多分管理人くらいなものです)。日本酒使用の場合にも、お使いになる前には必ずパッチテストをすることをお勧めします。腕の内側とか、皮膚の柔らかいところにほんの少しつけてみて、半日〜一日たってもトラブルが起きなければ多分、全身にお使いになっても大丈夫だと思われます。ただし管理人はこのローションを顔につけてみたことはありません。
 なお、グリセリンのお値段は500mlでおよそ800円前後です。



2004.04.17.(土)      よかったああぁぁぁ…。しかし、それでもなお。

 イラクでの人質事件で最初に拉致された三名の方が無事解放されましたこと、心よりお祝い申し上げます。とりあえずこれで一安心、とバンザイして飛び上がりたいくらいなんですけど、まだ他にも二名の行方不明者がいらっしゃいますし、そのご家族のお気持ちを考えるととても手放しで喜ぶことなんかできません。…心置きなくバンザイして喜びの舞を舞い狂える日が一刻も早くやってくるまで、まだまだ祈りの日々が続きます…。



 …にしても。随分と傍でぎゃあぎゃあ騒がれてるみたいね、この事件。新聞やTVでも「被害者家族への非難・中傷」がどーたらこーたら言ってたし、ネットなんかもっとすげーし(←某MBをちらりと見てモロに気分が悪くなりながらもいまだに結構熱心にロムってる奴)(<だって現代人のホンネが赤裸々に出てて面白いんだもーん、アレ。…ただ、あくまでも冷静に、観察日記でもつけるくらいの気持ちで眺めてないとマジ滅入ってきます)(なんて言ってる奴が一番最低だろっ! おまけに自虐趣味か?>自分)。

 ま、管理人の人間性と趣味の問題はこの際おいといて。
 もともとオバサンは自衛隊派遣反対論者だった。でもって、今でも反対してる。「一度行ったからには精一杯頑張ってほしい」じゃなくて、「行ったこと自体が間違ってんだから犠牲者が出る前に、何でもいいから理屈つけてさっさと撤退させなさいよ」というのがホンネ。
 自衛隊そのものには別に嫌悪感は持っていないんだけどねー。やはり、いざというとき命をかけて国民を守って下さる方々がおいでになるというのは心強いし、そんな覚悟で日々訓練に励んでいる隊員の皆様方には本当に頭が下がります。
 ただ、そういう方たちだからこそ。彼らに命をかけてもらうのはこの国が理不尽な攻撃を受けて、そこに存在する人々(日本国籍の人間だけじゃなくて、在日外国人や一時的な海外からの旅行者等もぜんぶひっくるめて)を全力で守らなくてはならなくなったときだけにしてほしい。石油目あてだか過去の怨念だか知らんが、自分たちだけの勝手な理屈をつけて他所の国に攻め込み、誤爆だ何だで一般人にも多数の死傷者出して平気な国の応援するために自衛隊の皆様の命かけさせてどーすんの。…そりゃ、某国には一度戦争して負けてるし、それからずっとお世話になりっぱなしなんだからそうそう逆らえないって事情は承知してるけどさ。だけどそれから約60年もたってんでしょ? いー加減、何でもはいはい言うこときくだけじゃなく、いいことはいい、悪いことは悪いとはっきりこっちからも意見できるような関係になれるよう努力し始めてもいい頃なんじゃないの?
 大体、いくら「人道支援です〜」なんて言ったところで、毎日ぼんぼこ爆弾落とされたり銃撃されたりして家族や友人、近所の人たちに多数の犠牲者を出してる人たちにしてみれば、その張本人のところへ応援に、それも軍服着てやってきたとなりゃ、加勢に来た軍隊と見られてもしょーがないでしょーに。

 もちろんオバサンだって、派遣先の国にも自衛隊に感謝している人々がいるのは知っている。だけどその反面、一部の人たちには完全に敵とみなされちゃったのも事実。そりゃ、以前から治安は悪かったでしょうよ。強盗や犯罪に遭う危険性だって、国内にいるよりゃはるかに高かったかもしれない。だけどもともと中東地域って、親日感情が結構強かったって聞いてるぞ。だからこそ、丸腰のジャーナリストやNGO、ボランティアなどが入って行っても何とか命だけは無事に帰ってくることができたんじゃないの? なのに自衛隊派遣した途端に「日本人」だという理由だけで拉致されて人質にされちゃった人がいる…「あらゆる可能性を検討した上で安全だと判断したから派遣した」なんつってる政府の皆さん、やっぱそれってどーかと思いまっせ。被害者の自己責任云々を問うのもいいけどさ、自分たちの決断の影響力ってものももう一度考え直してみたら如何ですか?

 あ…だけど人によっては自衛隊への発砲なんかも民間のNGOが余計な真似をするからだと言ってたりもするそうな。まぁね〜。オバサンも実際現地に行ったわけじゃなし、情報源は新聞・TVのニュースのみだからある意味決して偉そうなことをほざける人間じゃないんだけども、少なくともこの件に関しては「ニワトリと卵」みたいなもんでしょうかね。…しかしそうやって互いに足引っ張り合ってるとしたらあまりに悲しすぎませんか? いつまでも「お上はお上、庶民は庶民」なんて枠にとらわれてないで、官民一体になって復興支援する…なんてことはできねぇのかね。

 ただ…だからといって被害者お三方の自己責任を無視できるかといえば、それは到底できない相談で。
 あらかじめ申し上げておきますが、皆様の目的及び心情は崇高なものだとオバサンは賞賛しております。ただ、あまりに時期と段取りが悪すぎた…! かの国を心から愛し、その復興を願うなら、今この時期に丸腰の、それこそ「善意あるいは使命感のみ」しかない外国人が入国することがどれだけ危険か、そして万が一のとき(いやそりゃ、誤爆か流れ弾に当たって一瞬にして命を落とした場合にはどうだかわかりませんが)、どれだけ家族友人を始めとする同朋に、そして世界中の人々に心配をかけるかということも配慮に入れてほしかった。「あとは勇気だけだ!」という勇ましいタンカとともに、到底勝てない敵に命がけで立ち向かっていくことが許されるのは、ジョーくんのような特殊能力を持ったスーパーヒーローだけなのです(しかもこのとき、ジョーくんでさえ到底勝てない敵=アポロンに敗北を喫している…)。どんなに崇高な理念をお持ちとはいえ、ごく当たり前の、サイボーグでも何でもない生身の人間が、武器や護身術、そしてサバイバル技術の一つも持たんとのこのこ戦闘地帯に入り込むというのはまさに無謀。結果、このような大騒ぎになったのですから、残念ながらお三方にはもしものときの危機管理意識、そして想像力が欠如していたと批判を受けてもある程度は仕方ありますまい。

 ですがその責任の取り方…何か、あちこちで「今回の救出劇の費用を被害者に請求すべき」という意見も出ているようですが、金払えば全て済むというわけじゃねーだろオイ(まして被害者そしてその家族に対する誹謗中傷、嫌がらせなんかは論外だ)。それ以前に、皆様には一刻も早く帰国して頂き、今回の事件の全貌―自分たちのどこに甘さがあったのか、誘拐犯の手口はどのようなものであったのか、その本拠地として想定できるのは一体どのあたりなのかをわかる限り、逐一詳しく報告して頂くことの方が先じゃないですかね。もしかしたらその情報が残るお二方の救出につながるかもしれないし、かの国にいまだ駐留している自衛隊の皆様、あるいは近隣諸国に留まっている方々の身を守るための助けになるかもしれないんですから。…なお、余計なことですがやはり今、かの国に再入国するなんてのはやめた方がよろしいのではないかと存じます。あなた方のためにご家族が、そして友人知人、政府を含めたこの国全体が、そしてあなた方が支援しようとしていたあの国の人々がこの一週間味わった心痛を二度と繰り返させないで下さい。

 何だかんだ言いつつオバサン、お三方の無事救出の報にすっかり浮かれまくり、いつものことながら少々語りすぎてしまったようです。



 最後に、残るお二人のご無事を誠心誠意願いつつ、また祈りの日々に戻ることに致しましょう…。



2004.04.09.(日)      ああ、ついに…

 イラク派兵のニュースを耳にして以来、恐れに恐れていた最悪の事態がついに、起こってしまった。それはもちろん、かの国での日本人三名の拘束事件。
 テロに屈してはいけないとか、被害者となった方々の自己責任とか、この件については人それぞれさまざまな意見があるだろうが(もちろんオバサンにもある。しかしそれは決して被害者の責任のみを糾弾するものではない)、いまだ人質の安否もわからないままあれこれ偉そうな意見を垂れ流すのはあまりに不謹慎だと思われるので今回は自粛。

 日本政府には、とにかく人命尊重を第一に考え、自衛隊撤退も視野に入れた上で対応・交渉に当たって頂きたい。今ここでヘタに撤退したら国のメンツとやらは丸潰れになるのかもしれないが、無事彼らを救出できれば安いもの。潰れたメンツを立て直す機会や方法だってこの先、いくらでもあるはず。
 少なくとも国のメンツのために国民の命を犠牲にしたりしたら、この国は今後民主国家(国民主権国家)などとは名乗れなくなる。

 今はただ、この国のお偉いさんたちがそこまで腐れ果てていないこと、そして拘束された方々のご無事をひたすら、願うのみです…。



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