2008.04.17.(木)      欲張りオバサン、犬になる

 さて、前回の荷解き騒動のおかげで極限までつっぱらかっていた管理人の欲の皮もようやく元に戻り、またまた小ジワやたるみが気になる平穏な日々を取り戻したところで、あの顛末の後日譚(あるいは外伝・サイドストーリー)などもう一発。

 かのT子おば様から届いた荷物の総量がおよそ段ボール箱12個分ほどもあったことはすでに書いたとおりなんですけんども(<でも厳密に言うとコレ、衣装だけの量だったりして…。管理人のピンハネ欲を萎えさせたガラクタ、いえいえ小道具類はまた別勘定だったのよ、実は<今思い出しても涙)、それでも箱やら梱包材だのを取り除いてしまえば多少はカサも減ったり致します。おかげで小道具類全てと着物や帯等衣装類の半分ほどは当初予定していた「物置の余裕内」に何とか収まってくれたのですが、残る衣装類半分はどう頑張っても詰め込むことができず暫時茶の間の一隅に積み上げておくことに。
 とはいえそれから一週間以内には、K子おば様を始めとするお師匠さん方がブツの点検及び引取りにおいで下さる手筈になってましたので、「別に一週間程度なら構わないわよね〜♪」と暢気に大口開けて笑っていた管理人とその実母だったのですが。
 実はそのとき、母娘は大変な問題をころころころっと忘れていたのでございました…。

 そう、その荷物を積み上げた場所こそ何を隠そう案内人にとって命の次に大切な「春・秋の聖地」、すなわち家中のどこよりもお気に入りのお昼寝ポイントだったのでございます…。



 いっやぁ〜、あんときのワン公ときたらとんでもねぇ剣幕で怒ったね〜(笑)。それでもさすがに美しくもきらびやかな高級呉服に遠慮したのかそれともてめぇよりはるかに巨大な荷物の山に立ち向かう勇気がなかっただけなのか、衣装そのものを攻撃するこたぁなかったんだけどさぁ、そのかわり心にこみ上げる怒りと悲しみの全てを飼い主にぶつけてきやがりましてがうがうぎゃんぎゃんわんわん、まぁその抗議の声の凄まじかったこと。
 とはいえ今回ヤツのお昼寝場所を横取りしたのは明らかにこちらですから、一方的に叱りつけるのもちょいと気が引けます。このへん、子育てとも相通じるものがあるかと思うのですが(…ってオマエが言うか>自分)、いくら親(飼い主)といえども自分が悪いときには素直に謝るべきじゃなかろーか、ってんで管理人、ワン公の前に手をついて「パピごめん!」と頭を下げ、「だけど一週間だけ我慢して、一週間たったら必ずこの場所お前に返すから」と懇切丁寧かつ穏やかにお願いしたわけですよ。
 …しかしながらこっちが下手に出れば出るほど余計駄々をこねちゃったりするのはお子様方にとってはよくあること、ついでにそれってワン公の場合も同じだったりしたようで。
 がうがうがうがうっ!!! わんわんわんわん!!! がるるるる…うがぁぁぁっ!!!
 どんなに誠心誠意謝り、情理を尽くして頼んでも案内人の吼え声はひたすら激しくなっていくばかり。…となりゃぁこっちだって頭の中の何かが一、二本キレたりいたします。だからと言ってここでいきなり怒鳴りつけたり手を上げたりしたら親…じゃなかった飼い主失格、辛抱辛抱…でもその反面、いつまでも甘い顔してたんじゃこれまた躾の面で問題あるし、ちみっとだけ声をきつくした「軽いお叱りモード」でもう一度。
「パピ…! だからママ、こうしてきちんと謝ってるでしょう。それでも素直に聞き分けられないのはパピの我儘だよ!」
 しかし一度勢いづいたワン公、まだまだ強気で吼え続ける、そしてまたまた飼い主の中で何かがさらに数本キレる。
「いい加減にしなさい! でないとママ、本気で怒るよっ!!」
 普段ならどんな悪戯、我儘だろうとこれでぴたりと中止するレベル。しかし今回ばかりは敵もよほど腹に据えかねたのか、ちっともおとなしくなる気配がございません。ここまでくると飼い主の方も人間としての理性が少々怪しくなってまいります。そこで次には大きく息を吸い込んでぇぇぇっ、丹田に力を込めた渾身の怒声一発。
「まだわかんないの!! 『本気で怒る』って言ってるでしょうっ!!!」
 …が、それに対する返事はまたしてもがうがうがうがうっ!!!

 この瞬間、飼い主の頭の中の何かは完全にぶちキレ、ついでに人間としての理性もはるか異次元の彼方へとぶっ飛んだのでございました…。



 うがぁぁぁっ!! がるるるる…がうがうがうがうばうばうばうっ!!!

 …そーだよ。人間語が通じなければあとは犬語で勝負するっきゃ道はねーんだ悪いか畜生!! …とまぁ、ついには読者の皆様方に対するマナーまでをもすっかり忘れた管理人、その場で両肘両膝ついて上半身を床にくっつけ、お尻を高々と上げた「わんこの攻撃ポーズ」を取ったと同時に、持てる力の全てを込めて激しく案内人に吼え返したのでした。
 さすがの案内人もこれには多少怯んだ様子、しかしそれでもなお吼え返してくるたぁお前も強情っ張りな犬だね、ホントに…(>案内人)。
 かくて以後約二分、犬と人との壮絶な吼え合いが繰り広げられたわけですが。
「ぐゎるるるるる…うがぁぁぁっ!!! ばうばうばうっ!!!」
 どれだけ吼え続けようと当初の勢いを全く失わない人間に対し、犬の方の反撃が少しずつ弱くなってきやがりました。
「がうがうがうがうっ! …わん! わんわんわん! きゃんっ。きゃんきゃんっ。…ひぃ〜んっ。きゃふんっ!」
 そしてとうとう、何とも哀れかつ消え入りそうな声で「…あんっ」と鳴いたのを最後に犬、尻尾下げて沈黙。
 これこそ敵が完全に戦意喪失した証拠、よって飼い主もすぐさま吼えるのをやめ、人間語に戻って「よしよし、わかればもういいんだよ。それじゃ悪いけど一週間だけ、この場所貸してね…」などと優しい声をかけてやったりしたのはまさにアメとムチ、叱り方の基本(<笑)。
 で、その後は酷使した自分の喉をいたわるべく(<いやこれやるとね、人間の方も結構喉にくるのよ、喉に)、あったかいお茶など入れてずるずるすすり始めた飼い主だったのですが…。

 ふと見れば、いまだしょんぼりうずくまったまま動こうともしないワン公(人間の子供だったら膝抱えてくすんくすんしゃくり上げてる状態か?)。どうやらまだもーちょっとフォローが必要らしい。そこで飼い主、ワン公の大好物「犬用にぼしビスケット」など取り出しまして、今度は精一杯の猫なで声ならぬ犬なで声で。
「まだしょんぼりしてるの、パピ? …そーかそーか。確かにママもちょっと言い過ぎたね、ごめんね。…ほら、お前の大好きなにぼしビスケット持ってきたよ。これ食べて、仲直りしよ…」
 とか何とか機嫌を取りつつビスケットを差し出せばワン公、上目遣いにちらりと飼い主を見たりなんかする。…で、次の瞬間ゆっくり立ち上がり、おずおずとではあるが飼い主の膝にしっかりよじ登り、もらったビスケットをぼりぼりぼり。
 …以上の手順を踏んでようやく仲直りも完了、飼い主は無事ワン公の昼寝場所を荷物の置き場所として借り受けることに成功したのでした(あーそれにしてもホントに手のかかるワン公だよコイツはっ<魂の本音@飼い主)。



 ちなみにそれからしばらくの後、TV観てたらこのときの管理人と案内人そっくりの情景を描いたCMを発見(お母さんとケンカして一人お部屋に閉じこもっているお兄ちゃんに、小さな妹が「お母さんから」ってお菓子を持ってくるアレです、ハイ)。
 そーかそーか…。やっぱ人間の子供もワン公も、ヘソ曲げたときには食い物で釣るのが一番確実なのだな…(だからっ、よそ様の大事なお子様方と犬とを一緒くたに論じるなとっ!!>自分)。



2008.04.01.(火)      お誕生日と欲の皮

 花に嵐の例えのごとく、東京地方は昨日の雨に引き続き今日もまた朝から強風、せっかく満開になった桜もこれじゃほとんど散っちまうじゃんかなして桜の季節ってば毎年天候が不安定なんだろえーんぐすぐす…。
 とか何とかちょいとブルーな管理人、しかしそれでも本日4月1日は気分も新たな年度始め、そしてグレート氏のめでたいお誕生日〜(踊っ)♪

 HAPPY BIRTHDAY TO GREAT BRITAIN!!

 いつもはスコッチ派のグレートさんですが、今年のお誕生日は是非日本酒で、朱塗りの杯に桜の一ひらも浮かべつつお祝いしていただきたいものですvv 歴史や文学にもさぞ造詣が深いであろうかの英国紳士なら、そんな日本の情緒や風情も存分に楽しんで下さるのではないでしょうか…(おっといかん、また妄想がっ<コラ)。

 …と、危うくあっちの世界に逝きかけた自分を必死に取り戻したところでがらりと話は変わっちゃうんですけんども。

 ウチの実母はガキの頃から日本舞踊やってて、一応○○流の名取だったり致します。途中子育て(<管理人の)やら両親・夫の介護やらでン十年ほどブランクがあったものの、ふとしたきっかけから三年前に現役復帰。したらまぁ、昔馴染みのお師匠さん(「おしょさん」or「おっしょさん」<日舞その他の伝統芸能の世界では先生のことをこう呼ぶことが多いです)やら兄弟弟子の皆さんやらに大歓迎されちゃったばかりか、若手舞踊家の皆様方ともしっかり仲良くなっちゃって、今じゃ上は85歳から下は幼稚園児まで人脈広げまくり(<絶対アタシより交友範囲広いよなー<親に比べてイマイチ人付き合いが苦手な娘<ダメじゃん)、毎日それはもう賑やかに暮らしているのでした(この前なんか名取になったばっかの現役男子大学生とメアド交換してやがったよ一体何考えてんだ<娘にゃもうついていけない世界<涙)。

 しかし一番の仲良しといえばやはり娘時代からおつき合いしているT子おば様とK子おば様。15、6歳の頃から同じお師匠さんに習っていてプライベートでもしょっちゅう一緒に遊んでいたというT子おば様は元新橋の芸者さん、そしてお師匠さんは違うけれども中学の同級生で復活のきっかけを作って下さったK子おば様は今やご自身が現役バリバリのお師匠さん…と、ただ趣味で踊ってるだけの実母なんざ足元にも及ばぬ、正真正銘「ぷろへっしょなる」な方々なのですが。

 この度諸般のご事情により、T子おば様が一戸建てからマンションへお引越しなさることに。しかもその際、昔お座敷で使っていた小道具やら衣装なんかは一切合財処分するおつもりだとか何とかかんとか。
 それを聞いた途端、実母の頭の中にひらめいたのはK子おば様のこと(ちなみにT子おば様とK子おば様はご面識がありません)。お座敷で使っていた小道具や衣装つーたら現役バリバリお師匠さんのK子おば様にとってはまさに宝の山、それをみすみす処分するなどあまりにもったいなさ過ぎるっ!! …とまぁえれぇ剣幕でT子おば様を押し止め、速攻でK子おば様に連絡してみれば案の定「是非欲しい!」とのお返事が。そこでとりあえず荷物をいったん我が家に送ってもらい(いや何しろお二人面識ないし、今ならウチの物置にもちょっぴり余裕があるし)、K子おば様にご覧いただいた上で必要なものは丸ごと差し上げる…ということでめでたく相談がまとまったのでした。

 そして数日後、早速我が家に届いた荷物。しかし玄関開けてびっくり仰天、何とその量引越用ダンボール箱(中サイズ)4個分。それから後も来るわ来るわ、最終的にはおよそダンボール箱12個分は届いたでしょうか(もちろん物置の余裕なんざ完璧に越えてます<へたり込みつつ泣笑)。なので急遽予定変更した実母、届いた荷物のリスト作って、その後しばらくお稽古のたんびにK子おば様以外のお師匠さんたちの間回って行商してました(笑)…いや別にそんなこたどーでもいーんですけど。

 さすがにT子おば様の持ち物だけあって中身はどれも一級品ばかり、舞扇だの櫛簪だのは言うまでもなく、帯なんかもみんな丸帯(広幅の帯地を二つ折りにして縫った帯で、表裏が同じ模様になるのが特徴。女帯の中では最も豪華と言われてますが、現在では花嫁さんや舞妓さんの衣裳くらいにしか使われなくなってしまった稀少品)だったりするのがスゴイ。おかげで実母はたちまち入りまくり、「あらこの舞扇いいわぁ…よし、アタシがもらったっ!…それからこの簪と帯もっ♪ 私にはさすがに派手だけどりーみんならまだ大丈夫だもんね〜vv」とか何とか品物のピンハネを画策しやがるところなんかはさすが亀の甲より年の功(<ですがお母様、丸帯でフツーのお太鼓とか締められるんスか? 確かアレ、かなり長めに仕立てられてますよねぇ…<素朴な疑問@娘)。
 まぁ、この程度のささやかな役得はある意味当然の権利、こーゆーことがあるからこそ、めんどくせぇはずの荷解きもまた楽しくなってくるというものでございます♪(<気がつけば親に負けないほど入りまくってた娘<笑)

 しかし途中からな〜んか風向きがビミョーに変わってきたよーなそーでないよーな。例えば「おやコレは随分と細長い箱だわねぇ」と好奇心丸出しでバラかした段ボール箱からは何とが出てきたりして(<「吉野山」などの舞踊で使います)。…ま、考えてみりゃこの荷物の中には衣装だけじゃなくて小道具もたくさん入ってることだしぃ〜、そうそうこっちのピンハネ欲刺激するモンばっか出てくるはずもないわよね〜、と気を取り直してまた別のダンボールをバラかす、したら今度の中身は獅子頭、それも小さなお子様から立派な成人男性まで何方でもかぶれますサイズ(<「競獅子」という舞踊で使います)。…えーいだったら今度はこっちだ覚悟を決めてもう一発細長い箱に挑戦でぃっ! …とばかりにまたまたも一つバラかして出てきたのは竹ボーキ(<だけどこれもまた「高砂」って舞踊で使ったりするんだよえーいくそっ! ただしホンネを言っちゃえばウチで庭掃除に使ってるヤツの方がデカイ分はるかに立派かも)。…って、何かだんだん荷解きするのが楽しくなくなってきちゃったみたいなのは気のせいかしらどーかしら。
 もっとも実母の方はそれも予期していたらしく、いつしかすっかり黒も消えて手際よく冷静に品物の分類なんかおっ始めてたんですけどね、一方の娘はすでに欲の皮つっぱらかりまくって限界寸前一体どーしてくれんだよ状態、「次こそ何か、何か素晴らしいお宝が…っ!」なんて止せばいいのにもういっちょ、別の細長い箱を解体してみりゃ現れ出たのは最後のトドメ、もはやホーキですらないただの竹の棒。もーここまでくると一体何の踊りに使うんだかすらわかんねーよこんちくしょうっ!!

 …結局その後管理人のピンハネ欲をそそるものは何一つ出てこないまま荷解き完了(涙)、そして間もなく現物確認においでになったK子おば様や他のお師匠さん方のおかげで、家中に溢れかえってた荷物も無事引越し先が決まってめでたしめでたしだったんですけどね。



 実を言うと、あのときつっぱらかりまくった欲の皮、まだ元に戻ってないの…。今デパートやブティックに行ったら欲望の赴くままにとんでもねぇモン衝動買いしそうでマジこえーわ(だけど欲の皮でも何でも、つっぱらかってる分には小ジワやたるみが解消されていいかも♪<やめんかボケ)。



2008.03.30.(日)      大阪地裁よ、よく言った!!

※今回のテーマは久々の「教科書検定問題」です。当然内容は毎度のごとく文部科学省にアヤつけまくりの非国民的発言てんこ盛り、右翼の皆様方にとっては読むだけで多大な不快感及び精神的苦痛を与える恐れがありますので、該当する方はここで思い切りよくブラウザを閉じて下さい。例によってこの警告を無視した結果のトラブルについては管理人は一切責任を取る気がありませんので、どうぞくれぐれもご注意下さいますようお願い申し上げます。



 大江健三郎氏の著書、「沖縄ノート」をめぐる名誉毀損問題、出版差し止め裁判で去る28日、大阪地裁が「集団自決への軍の深い関与」を認める判決を出してくれたことに心底安堵している。

 もっとも皆様もよ〜くご存知のとおり、管理人は寡聞にしてモノ知らず、かつぐーたらで勉強不足のゴクツブシなので件の「沖縄ノート」なんざまるっきし読んだこともなく、はっきし言ってこの訴訟に関する意見を述べる資格などこれっぽっちもない。さらに加えて以前の日記に書いたとおり、当時沖縄に駐屯していた軍人の中には「捕虜になってもいいからとにかく生き延びろ」と、女子学徒隊の少女たちに固く言い渡した守備隊長がいたと証言する元学徒隊の皆様方をTVで観たこともあるし(<07.04.01.付日記参照)、今回原告の請求が棄却されたからといって、彼らが自決命令を出したと決めつけ、非難・攻撃するつもりはそれ以上にない。

 なのに何故、そんな(訴訟に関しては)無責任な立場にもかかわらずわざわざこんなことを書いてるかと言うと。

 昨年の教科書検定において文部科学省がこの裁判を論拠とし、「実態を誤解させる恐れがある」との検定意見をつけて各教科書会社に「集団自決への軍の強制」に関する記述の削除を求めた、その姑息なやり口にはらわたが煮えくり返っていたからである。
 そもそも教科書検定においては「現在係争中の裁判その他、曖昧な事実を論拠とする記述は認めない」のが文科省の方針、お約束だったんじゃないのかね(管理人個人としてはコレ、かの有名な「家永訴訟」あたりを意識したモンじゃないのかな〜、なんてそこはかとなく思うのだが)。確かにまだ判決が出ていない裁判をもとに教科書書いたりしたら後々面倒も起こりそうだし、これは当然の考え方ですわな。そして実際昨年までは、文科省も教科書会社もきっちりしっかりこの「お約束」を守っていたはず、ああそれなのにそれなのに。
 どーしていきなり、判決確定どころかまだ一審判決も出ていない裁判論拠にして「軍の強制」削除させちゃうわけぇぇぇ!?
 そりゃねぇ…あの頃はまだ例の自己陶酔型軍国少年的なんちゃって愛国心内閣が政権の座についてたからして、文科省としても日本軍による住民虐殺だの集団自決強制だのの記述は何が何でも削除させたかったんだろうけどさぁ、それにしたってあまりにやり方がロコツ過ぎ、これを不公正、ご都合主義、ごり押しと言わずしてどーせいっちゅーの。

 大体コレってば軍全体の強制の有無じゃなくて、当時の守備隊長二人(うち一人についてはその遺族)が「自決命令を出していないのに出したかのごとく書かれて名誉を傷つけられた」って訴えた、いわば個人の名誉毀損が成立するか否かを争う裁判だろーによ。仮に今回の判決が原告勝訴と出たところで、それは当時沖縄にいたン十人、ン百人単位の上級軍人のうちたった二人が「命令を出さなかった」と認められるだけ、そこから一気に「軍全体の強制もなかった」なんて結論を導き出すなんざ冬季オリンピックジャンプ競技ラージヒルK点越え級の論理的飛躍ってモンですわよ。
 何より、「当時集団自決が起こったのは日本軍が駐屯していた島・地域だけであり、日本軍のいなかった場所でこのような事件が起こった例はない」―という事実(<大阪地裁判決の理由の一つ。ちなみに自決強制否定派からも、これについての反論はあんましなかった気がする)を文科省の皆様方は一体どーお考えあそばしやがってるのかね。このような事由が厳然と存在し、未だ論破されていない限り、各軍人個人の対処はともかく、組織としての軍隊が自決を強制しなかったとは到底言えないと思うんですけどぉ〜?
 …とまぁ、例によって例のごとく国家権力にガン飛ばしまくってる管理人だが、「軍の強制」を否定する意見、人々、そして団体もまた多々存在することはよく知っている。そして冒頭にも書いたとおり、「自決を止めた守備隊長がいた」と証言する元女子学徒隊の皆様方の姿もしっかりはっきりTVで観てる。

 しかしまた、その一方で。

 これも今は昔の会社員時代、社員旅行で沖縄を訪れたときのこと。
 まずは貸切りバスで本島一周観光ツアー、いそいそバスに乗り込んだ管理人たちを迎えてくれたバスガイドさんは、まだまだあどけなさの残る二十歳前後のおねいちゃんだった。おそらくは就職したばっかの新人ちゃんなのであろう、説明途中でつっかえたりしどろもどろになっちゃうこともあったけど、それでも誠心誠意、懸命にガイドしてくれたおかげでバスの中は和気藹々、時折「慌てなくていいぞぉ!」「頑張れ!」などのヤジ、いえいえ声援なんぞも飛んじゃったりして、その道中のやかましいこと陽気なこと〜(「ち○とて○ん」かい<笑)。…が、やがてバスがとある地点にさしかかった頃。
「…このあたりはかつて沖縄戦の激戦地だった場所でございます。私の祖父母はこの近くの退避壕に避難しておりましたが、敗走してきた日本軍に壕から追い出され、命からがらあちこちを逃げ回りました。幸い二人は助かりましたが、周囲の島々では軍によって自決を強制され、命を落とした人々も多数おります…」
 瞬間、静まり返った車内。そして程なくバスは「ひめゆり平和祈念資料館」の前に停車する。そこで出会った案内役はひめゆり部隊の生存者だという老婦人。
「…ある日突然軍の解散命令が出され、私たちは壕から出なくてはならなくなりました。未だ激しい戦闘が続いている中、自力で家に帰るしかなくなってしまったのです。その後、軍が私たちを守ってくれることはありませんでした。解散から終戦までの間に亡くなった生徒の数は、ひめゆり部隊の全犠牲者の八割以上を占めています…」
 その声は先のバスガイドのねいちゃん同様、あくまでも淡々として物静かだった。

 管理人は、先のTVでの証言は真実だと信じている。そして同じく―いや、もしかしたら直接顔を合わせてその声を聞き、表情や息遣いまでもをこの目と耳で感じ取った分、より心に迫るものとして―あのバスガイドのねいちゃんや平和祈念資料館の老婦人の言葉をも信じる。

 だからこそ、文部科学省のやり口が許せない。

今回敗訴してしまった原告側は即刻控訴するというから、もしかして今後、高裁あるいは最高裁の判断で原告の名誉が回復されることもあるかもしれない。そのときは、素直に彼らの名誉回復を喜ぼう。だが、たった二個人の名誉が回復されたからといって「軍の強制」までをもなかったことにするような施政者・官僚の狡さと手前勝手なごり押しを見過ごすことだけは、国民そして大人の一人として絶対にできないのである。



 …とまぁ、ここまで書いていくうちには結構いろいろな新聞記事やネットニュース(<それぞれ各報道機関が署名入りで配信しているもの)調べたんだけどさ、そのうち某全国紙の記事ってばえらいこと怖かったわぁ〜。
 あくまで原告側の視点に立ち、名誉回復できなかった原告の怒りや悔しさを重点的に報道する、それは大いに結構(何より今回の訴訟をあくまでも個人の名誉毀損問題と捉えているところが至極正確かつ妥当)。ただねぇ、この裁判が教科書検定に及ぼした影響その他についてはほとんど書いてなかったってぇのはちょいとねぇ…。もっとも管理人ちではその新聞取ってなくてネット配信された記事しか読めなかったから、実際の紙面を見ればもっと詳しい説明があるのかもしんないけど。
 少なくとも管理人にとっては、今回ネタにした教科書検定問題の方が、ある意味裁判そのものの結果よりもずっと重要だと思うんだけどなぁ…。

 あ、ちなみにウチで取ってる某地方紙ではそのあたりの解説もしっかり詳しく載せてくれてましたvv そればかりか判決前日の27日夕刊では辻真先さんのインタビュー記事の中で旧ゼロの「太平洋の亡霊」を大きく取り上げてくれてたし♪(「太平洋の亡霊」については管理人も日記で解説したりしてます<07.05.16.付日記参照)
 実を言うとこの新聞、今は亡き祖父母が愛読してたってんでそのまま両親から管理人へと先祖代々、なぁ〜んにも考えずに惰性で購読してるだけだったんだけど。

 お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、孫が心底納得できる新聞選んでくれてありがとー!!!(<…と、仏壇に手を合わせて深々と平伏)



2008.03.21.(金)      今年は熱まで出しちまったよコンチクショウ

 さ〜て皆様、お待たせ致しました!!(いや別に誰も待ってないからっ>自分)弊サイト春の風物詩、毎年恒例管理人VS税務署の待ったなしガチンコ一本勝負、確定申告結果発表ォォォ〜イッ!

 ふ…ふはは…ふははははははっ!(<抑えきれない高笑い)申告初めて早ン年、艱難辛苦とイバラの道をえっちらおっちら乗り越え踏み越え、管理人、ついに栄光の二連覇を達成致しましたぁっ!! 喜べ案内人っ! お前のゴハン代一年分、ママは見事にゼームショからふんだくり返したぞ!!
 いや〜、これまで一年おきに税金還付と追加納税の天国と地獄を行ったり来たりのジェットコースター生活を続けてきた管理人の収入も、おかげさまでようやく安定してきたってことかしら。
 さらに加えて今年は見事締切日3日前に申告書類を提出できたとくれば、これまた管理人にとっちゃ初の快挙、祝杯の味もまた格別というところでござります。

 …え? だったら一体提出日から今までどーしてサイトを放ったらかしにしてたんだ? …ってこりゃまた鋭いご指摘、畏れ入りますですが。
 先日の掲示板レスにも書いたごとく(H様、その節は陣中お見舞い本当にありがとうございましたvv)、お雛祭りが過ぎる頃には管理人、全ての下書きを終えておりました。けれどそこに漕ぎつけるまでにはやはり多少の睡眠不足とか肉体・精神・眼精疲労とかをためこんでたのか、何となく熱っぽいようなかったるさを覚えましたので、ちょいと二、三日休憩して3/8・9の土日で清書、10日の月曜日に申告書提出という計画を立てたわけですよ。
 ところがどっこい、そこへ浮世の荒波がどっぷんざっぱん、暴風波浪警報レベルで押し寄せてきやがりましてねぇ…。別に管理人とその家族の人的・犬的・物的被害はこれっぽっちもなかったものの、予定していた休憩期間と清書時間が丸ごと押し流されちゃいまして、それでもかったるい体をだましだまし何とか嵐を乗り切ったと思ったら、翌日に38度5分の熱が出た、と。

 幸いその日一日寝込んだだけで無事回復、申告書も2日遅れとはいえ締切日前に提出できたんだから、まぁ問題なしっちゃ問題なしだったんですけんどもね。日頃爬虫類並の低体温を誇る管理人が38度超の熱を出すなんてまさしく春の椿事(<通常は37度5分以上の熱なんざほとんど出さないし、36度8分を越えた時点で人として完全に使い物にならなくなる)、しかもそれがたった一日で治っちゃうなんてこたぁ、このトシになるまでほとんど経験したこたないのよ、オバサンは。
 となるとこれってやっぱ「知恵熱」ってヤツかしらん。何せ今年は申告書作成よりもゼームショへのイチャモンネタ探すのにえらい苦労したからなー(…って何ソレ>自分)。だって今年の所得税法改正ってば、納税者にとって損だったのか得だったのかさっぱりワケがわかんないんだも〜ん。

 一応、所得金額に対する税額は概ね下がったとみて間違いないと思うんだけどさ。例えば去年まではね、330万円未満の所得に対する税率は一律10%だったんだけど、今年はそのうち195万円未満の所得に対しては税率5%、195〜330万円未満の所得には税率据置き10%に控除額9万7千5百円が追加されたりなんかしたおかげで、所得195万円未満の人はもちろん、195〜330万円未満の人だってこれまでよりは9万7千5百円分税金が安くなったことになる。加えて330〜695万円未満の場合も税率は去年同様20%で控除額だけが33万円から42万7千5百円に引き上げられたからして、これまた去年より少ない税金で済んだわけだ。
 ただしそれから先はちょっとビミョーで、所得が695万円あった人だと去年までの税率20%と控除額33万円が今年は税率23%の控除額63万6千円、つまり税率と控除額の両方がちみっとずつUP、そしてその後は超過累進課税率に従って所得が多くなればなるほど税率&控除額がダブルでちみっとUP、ちみっとUPした結果。
 管理人の計算によると所得1千20万円がボーダーライン、それ以上の高額所得者の皆様方は残念ながら去年よりさらに多くの税金を支払う羽目になってしまわれたはずである。おそらく「あの」ボン・ボラボッチ氏の納税額も億単位ではね上がり、スカール様がまた、般若と化したシロオスラシ大佐にキッツイお仕置きくらってるんだろうなぁ…(なお、ボン・ボラボッチ氏&シロオスラシ大佐については二次創作2の「スカール様の憂鬱 〜確定申告編〜」をご参照下さい<さりげなく宣伝<笑)。
 もっとも所得1千20万円つーたら仮に半分税金で持ってかれても手元には500万円以上のお金が残るわけだし、管理人個人としてはさほど「お気の毒」とも思わないんだけどさ(<かろきねたみ<邪笑)。
 むしろそれ以下の低所得者層(正直、所得800万とか900万の人たちをこー呼ぶのは多少抵抗があるのだが<かろきねたみその2)に対して実質減税を行ったということで、今年ばかりは税務署の英断を称え、拍手喝采しなくちゃいかんかなー…なんて、一時はオバサンも覚悟を決めたりなんかしていたのだった。

 しかしながら。

 税金安くしてくれたのはありがたいけどさ〜、その一方で損害保険料控除を地震保険料控除に変えちゃったってなぁあまりにセコすぎるんでねーの?(>ゼームショ)

 損害保険料控除というのは火災保険やら傷害保険の保険料に対する控除で、長期と短期に別れていた。簡単に言っちゃえば保険期間10年以上で満期返戻金つきの(主として家や家財にかけられる火災保険等が中心、ついでに保険料も比較的高いんじゃないかと思われる)保険が長期で控除額は最高1万5千円、それ以外が短期で控除額は最高3千円(ちなみに両方加入してる場合は合算して最高1万5千円まで)。…ま、確かにさほどデカイ控除じゃないしぃ〜、ゼームショの名誉のためにつけ加えときゃ、新しい地震保険料控除は最高5万円まで受けられるようになった上、今年は旧長期保険料も控除対象として認めるという経過措置が取られてたから、その点だけ見りゃ控除額がUPしてこれまた納税者にとってはお得な話のように思われる。

 でもねぇ、地震保険なんてそうそう誰でも加入するモンじゃないでしょーによ、実際の話。何でもアレってばフツー、火災保険に加入してなきゃ契約できない保険みたいだし、火災保険自体、家屋あるいは家財の所有者でなけりゃ加入できない…てのが一般的だっちゅーし。となると一人暮らしならいざ知らず、家族親戚友人その他、自分以外の人間と同居してる人の加入率ってナァかなり低いんじゃないのかね。
 仮に夫婦二人暮し世帯が火災だの地震保険に入るとなりゃぁ、大抵は家の所有者たる夫(あるいは妻)が単独で契約するだろーし。でもって、一方の妻(あるいは夫)が「それじゃアタシ(俺)は自分の怪我に備えて傷害保険に入っとこ」なんつって傷害保険に加入してれば、去年までは夫婦揃って仲良く損害保険料控除を受けられたはず。しかし今回の改正で、少なくとも地震保険の加入者でない妻(あるいは夫)の傷害保険料控除は丸ごとパー、夫(あるいは妻)の方だって保険の種類によっちゃ控除額がかなり少なくなっちまう可能性が大いにある。
 さらに子供が加わったりするともっと悲しいぞ。ウチの石原先生ン家みたいに両親と成人した子供二人の四人家族が全員働いてて、火災・地震保険の他に家族それぞれ傷害保険に加入していた場合、保険料控除が受けられなくなっちゃう「犠牲者」の数は一気に三人に増えちゃうもんね。

 さらに加えてこの国には経済的その他の事情から「火災保険はともかく地震保険まではちょっと…」と躊躇っている世帯、家族も山のようにいることだろう。なのにその火災保険のうち、短期分の控除がこうしてバッサリ打ち切られ、長期分の控除の方もこの先どうなるかわからないとくれば。

 たかが3千円、されど3千円(もしかして来年以降は「たかが1万5千円、されど1万5千円」…?)、塵も積もれば山となる。
 結局、今回の改正が本当に減税につながったのかどうか、オバサンにはどうにも判断がつかないので。

 やっぱ税務署との宿敵関係は当分変わりそうにないわ。



2008.02.29.(金)      4年に一度の…(でも結局はグチかい>自分)

 来た来た来た来たついに来たーっ!! 4年に一度、正真正銘の張々湖大人のお誕生日っ!! あーもうオバサン、この日をどんなに待ち焦がれたか…(涙)。いやそりゃね、00ナンバーの皆様方のお誕生日はそれぞれみんな待ち遠しいし、お祝いする気持ちにだってこれっぽっちも差はないんですけんども。
 そんでもやっぱ、カレンダーに2/29の日付がなくて、2/28とか3/1とかにお祝いするのってちょっち淋しいじゃございませんか。だからね、きっと今年はギルモア邸でも、例年にも増して盛大かつ心づくしのお誕生日パーティーが開かれているに違いないわ〜ん♪ なんてついつい妄想しちゃうんですよ。でもってそれは張大人とギルモア邸の皆様ばかりでなく、世界中の2/29生まれの方々、そしてそのご家族やお友達にとっても同じことじゃないのかな〜…って。

 だから今日は、大人に加えてそんな全ての「2/29生まれ」の皆様方に。

 お誕生日おめでとう!! あなたがこの世に生まれてきてくれた今日のこの日を、心の底からお慶び申し上げます!!



 …とまぁ、ここまでめでたくかつ晴れやかに盛り上がりつつもやっぱし情けねぇのが管理人。1/23に「小夜時雨 9」UPして、2/7に新コンテンツ「秋津島」作ってエッセイ1コUPしたまではよかったがそれから先はちーとも鳴かず飛ばず(でもたまにちびっと日記は書いたけど)、またしても1ヶ月近く更新滞ってるじゃねーか何怠けてんだよオバハン!! …とか何とか自分で自分にツッコミ入れまくってる有様、すみませんすみませんすみません…(土下座@号泣)。

 いえその、一応オバサンも必死こいて「小夜時雨」の最終話書いてるんですけど、3分の2くらい出来上がったところで構成にとんでもねぇミスがあったことに気づいて最初から丸ごと書き直す羽目になっちゃいまして…もっともそんなの、アタシにとっちゃ日常茶飯事だから別にどーってこたないんスけど、それに加えてまたしてもやってきやがりましたのよ、あの「魔の季節」がぁぁぁぁっ!!

 そーです。実は管理人、ただ今確定申告の準備でにっちもさっちも行かない状況なんですぅ〜(慟哭)。

 おかげで更新ばかりかあっちゃこっちゃで不義理のしっぱなし、S様の連載の続きもH様の新作もみんな拝見しておりますぅ〜。掲示板にお邪魔して目一杯感想カキコしたいですぅ〜。この修羅場を乗り越えたら必ず、必ずお伺い致しますのですみません、あと少しだけ見逃してやって下さいませぇぇぇぇぇ…(<思いっきし私信@慟哭)。

 はいはいはいっ、ママっ! 休憩時間はそこまででちっ!! あともうちょっとで申告書の下書き全部終わるんでしょっ。ちぇっかく去年、悲願の税金還付達成ちたんでちから今年も死ぬ気で頑張ってちょうだいっ! ちぇめてボクの食費一年分くらいの税金は取り戻ちてくんなきゃ、ただじゃおきまちぇんよっ!!!(<そして今年も牙を剥きつつ飼い主の監視に余念がない案内人<鬼犬)



2008.02.25.(月)      春一番の風の中

 一昨日土曜日、管理人はまたしても某所様方チャットに乱入し、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。「極北の幽霊」編の裏に隠された衝撃のエピソード(!?)話とか00ナンバーの皆様方の年齢暴露大会とかで大いに盛り上がった上、お絵描きチャットのこととて華麗なイラストの数々も心ゆくまで堪能vv なのにそんな中、「ゲテモノ食い」の話題しか提供できなかった自分が悲しい…(涙)。
 参加者の皆様方、こんな傍迷惑な乱入者を今回も快くお迎え下さいまして本当にどうもありがとうございました!! いつかまたどこかでお目にかかれる日を楽しみにしております!(だけどどうして皆様、ペンタブであんなに上手な絵がかけるんだろ〜な〜<いまだペンタブを使いこなせないアナログ人間)

 ところで話は変わりますが、この二日間吹き荒れた「春一番」のものすごかったこと! 管理人宅の庭もあちこちから飛んできた落ち葉やら紙くずやらでゴミの山と化し、散歩に出たワン公まで危うく吹き飛ばされそうになりました。それでもおかげさまで人・犬ともどもそれ以上の実害はなかったんですが、各地でお怪我をなさった方や亡くなられた方もいらっしゃったとか。
 本当に、いつどこで何が起こるかわからない今日この頃、皆様方もどうかくれぐれもお気をつけ下さいませ…。



2008.02.09.(土)      寄ってらっしゃい見てらっしゃい

 暦の上では無事立春を迎えたとはいえまだまだ寒さ厳しい今日この頃、なのに管理人の頭の中には一足お先に春が来て虫でも湧きやがったか、またまた思いつきと勢いだけで新コンテンツ開設なんて暴挙をやらかしてしまいました。
 …ったく、最近さっぱり筆…じゃなかったキーボードの運びが遅くなっちまって今あるコンテンツだけでももてあましてるってゆーのによ、どーしてわざわざてめぇでてめぇの首絞めるような真似を致しますかね、このオバサンは(<自分でゆーな)。

 ちなみに新コンテンツ「秋津島」についての詳細説明は案内所及び「秋津島」入り口の案内人に任せるとして、その中身を一言で言うなら「純和風趣味の部屋」てなところでしょうか。21世紀のこのご時世、「和の文化」だの「日本の歴史や伝統」ちゅーと字を見ただけで「堅苦しい」「とっつきにくい」「説教臭い」なんぞとドン引きされてしまうのが当たり前だったり致しますが、これもいざフタを開けてみりゃ意外とそーでもないんでございますのよ。ま、管理人には別に「和の文化・伝統」を皆様に押し付ける気なんざ毛頭ないんですけんども(てか、アタシだって今さらそんな和風一辺倒の生活するの嫌だし<笑)、せめて「そんなに肩肘張るモンでもないんだなー♪」とお気楽に馴染んでいただければと、軽〜い気持ちで立ち上げちゃいました(笑)。ちなみに開設日の2月7日は旧正月=太陰暦の1月1日でござりますです(<このへんちょいとこだわってみたり)。

 おそらく当面は日本文化や古典文学をネタにしたエッセイが中心になるかとは存じますが、いずれはパラレル時代劇や和文化がらみのオリジナル・二次創作なんぞも掲載予定でございますので、御用とお急ぎでなければひやかし半分にでも一度覗いてみてやって下さいませvv



2008.02.02.(土)      お誕生日と飼い主の宿命

 ついこの間年が明けたと思ったらもう2月だよ、やれやれ…年取るとホント、月日のたつのが早いわぁ…なんてしみじみ茶ァすすってる場合じゃねぇっ!! 本日2月2日といえば、マッハ5のスピードで大空を自由自在に駆け巡る炎のアメリカン・ボーイ、我らがジェットくんのお誕生日っvv HAPPY BIRTHDAY JET!!!

 …ついでに言うとウチの案内人のおフロの日だったりもして。でもってさらについでにつけ加えれば、案内人はおフロに行くのが大、大、大嫌いだったりするのだった…。
 え〜え、今日も朝からやりましたわよ、人と犬との仁義なき戦い、生きるか死ぬかの追っかけっこ。何しろこのときばかりはあのワン公、マジで飼い主に牙むき出してきやがりますモンで、たかが体重3kgの超小型犬とはいえこっちも油断できんのよ。それでも死闘15分、無事ワン公捕獲には成功したものの、飼い主の右手人差し指にもしっかりくっきり穴開きました、ハイ。
 幸い流血の惨事にはならなかったんだけんども、そのかわり時間とともにじわじわじわじわ内出血してきましてねェ。ただ今管理人の右手人差し指には案内人の歯型模様がそりゃもう見事に刻まれております(またその部分がどっかに触れたりすると痛てぇんだ、これが)。しかしこれも飼い主の宿命というもの、食いつかれるのが怖くてワン公なんざ飼えるかぁぁぁぁぁっ!!

 だけどまぁ、よりにもよってジェットくんのお誕生日に案内人に食いつかれて歯形模様作っちまうなんて、もしかしたら以前「あどけない話 1」(<「玉櫛笥」二次創作2掲載)でジェットくんがワン公に思いっきし食いつかれるシーンなんぞを書いちまった祟りかなー、やっぱ。…だけどそーいや、あの話では確かもう一人、グレート氏もかなり思い切りよく食いつかれてたよーな気も…(汗)。
 となると次にヤバイのはグレート氏のお誕生日かぁ。…よしっ! だったら来るべき4月1日にはオバサン、知力体力気力の全てを尽くしてワン公のご機嫌取るぞぉぉぉ〜っ(握り拳っ)!!!(いや待てソレ人間としてかなり情けないからっ>自分)



※なお、案内人の名誉のためにつけ加えておきますが、普段の彼は決して飼い主に食いつくような真似は致しません。何もかもかなぐり捨てて死に物狂いに牙をむくのはあくまでおフロの日だけです…(<結局犬バカ)。



2008.01.26.(土)      やっぱり「めでたさ2倍でドン」!!

 昨夜、ネットサーフィン途中で全く面識のない某様方のチャットにいきなり乱入するという暴挙をしでかしてしまった管理人。なのにそんな不埒者を大変温かく迎えて下さった参加者の皆様方、本当にどうもありがとうございました(平伏っ)!! いつかまたご縁がありましたら何卒よろしくお願い申し上げますです〜vvv

 さて、話変わって昨日25日、ギルモア博士のお誕生日当日の夕刊を読んでいた管理人はまたまた「めでたさ2倍でドン!」的記事を見つけてしまったのだった(踊っ♪)vv
 それすなわち、一昨年二月より刊行開始された『石ノ森章太郎萬画大全集』《一人の著者による最多の漫画出版記録としてギネス認定されていたことが分かった》というもの。さらに詳しく記事を追えば、その萬画大全集とは《全五百冊で七百七十作品、総ページ数は約十二万八千に上る膨大なもので、十一月に完結する予定。現在までに約三百三十冊が出版されている。ギネスの認定証は石ノ森さんを「漫画の王様として知られる」と記している。》…んだそうな。しかも石ノ森先生の略歴を記した一節には「サイボーグ009」で独自の作風を確立》という、ゼロナイファンにとっては何より嬉しい文言まで♪ さらに加えて1月25日はかの石ノ森先生ご自身のお誕生日でもあるとくりゃ、「めでたさ2倍」どころか3倍、4倍にも増殖するってモンでございますvv

 不覚にも管理人、この大全集発刊の話はそれまで全然知らなかったんだけど、そーなるともしかしてすでに絶版になっちゃったあの作品やこの作品もまた読めるのかしらvv かくなる上は何をおいても本屋さんに直行せねばっ(握り拳)!!

 …にしても、先生ご自身のお誕生日の夕刊にこんな記事が載ったというのも何かの巡り合わせでございましょうか。願わくば、石ノ森先生の御霊も遠いどこかでこの記事をご覧になっていらっしゃいますように…(合掌)。

 ※ 文中、《》内の文章は全て東京新聞08.01.25.付夕刊から引用致しました。



2008.01.24.(木)      けれど所詮はヌカ喜び

 ふぃ〜っ、ようやく「小夜時雨 9」上がったぞ〜ぃっ! 前回UPから3ヶ月近く、ぐずぐずだらだら駄文の山を書いちゃ消し書いちゃ消ししてきたけど、ここまでくれば残りは(多分)あと一回、これで今日明日は心置きなくフランちゃん&ギルモア博士のお誕生日をお祝いできるわっ!! …とか何とか、昨日からすっかり浮かれまくりの舞い上がり状態だった管理人。
 しかしいざこの「お誕生日お祝い日記」を書こうとパソコン開いた瞬間、恐ろしい事実に気づいてしまったのだった。

 …もしかしてアタシ、去年の12/25にジェロニモ様のお誕生日お祝いするの忘れてた…?

 ふごぉぉぉぉぉっ!! 途端、案内人顔負けの獣じみた叫び声を上げた管理人が昨年12月の日記ファイルを開いて隅から隅までずずずぃぃぃ〜っとチェックしたのは言うまでもない。しかしながらどこをどう探しても…ないっ! ないっ! ないないないないっ! ジェロニモ様のお誕生日日記がなぁぁぁぁ〜いっ!!!

 うわぁぁぁっ! ジェロニモ様、申し訳ありませ〜んっ! いかに目玉の腫れと貧血起こした実母と駄文の山と年末の用事を抱えていたとはいえ、貴方様のお誕生日を忘れてたなんて、オバサン完璧にゼロナイファン失格ですぅぅぅ…(TT)。

 しかしフランちゃんのお誕生日&ギルモア博士のお誕生日イブという今日の佳き日にこんな辛気臭いグチ言いたれて終わりってのもそれはそれでまたゼロナイファン失格かとも思うし、え〜い、こーなったらヤケクソじゃいっ!

 フランちゃん、そしてギルモア博士! お誕生日おめでとうございますぅぅぅ〜っ!!
 そしてそしてジェロニモ様、ほぼ一か月遅れになっちゃったけどお誕生日おめでとうございます!!
 皆様方がこの世に生まれてきて下さったことを心の底から感謝致します!

   ↑
 …と、一応やることはやる(笑)。



 はぁ…それにしてもなー。この1月は元日の40000HITに始まって結構いいことが続いてたから、今年こそはオバサンの運勢もちったぁ上向きになるかと結構マジに期待してたんだけど、00ナンバーの皆様方へのお誕生日祝いの初っ端からけっつまづくたぁ、この幸運も先が知れてるよーな気がひしひしと…。やっぱ身の程知らずの高望みなんざしないで、今年も地味な小市民として生きて行く方が正解なのかもしれんのう…(って、結局はグチかい>自分)。



2008.01.02.(水)      今年はめでたさ二倍でドン!

 皆様、明けましておめでとうございます。昨年中はこんなしがないヘボサイトを可愛がって下さいましてどうもありがとうございました。願わくば本年も相変わりませずよろしくお願い申し上げます(管理人&案内人、並んで深々と平伏っ)。

 …とまぁ、例年ならばこうして新年のお慶びだけを申し上げるべきところ、しかしどっこい今年はもう一つ、めでたい出来事が重なっちゃったりしてるんだよね〜♪
 そーです! 2008年1月1日、弊サイトはついにカウント40000HITを達成しちゃったんですぅ〜!!! これもひとえにおいで下さる皆様方のおかげ、本当にどうもありがとうございましたぁぁぁ〜っ!!(そこで再度平伏した人と犬、次の瞬間がばと身を起こして万歳三唱しつつ喜びの舞っ<ただし阿波踊り♪)
 いやぁ、正直ここ一週間ほど「もしかして…?」とは思ってたものの、まさか元日に40000HIT行くとはね〜。これぞまさしく「こいつは春から縁起がいいわい」ってヤツ? う〜む、一年の初っ端からこんな幸運が訪れるとは、こりゃ今年の管理人&案内人の運勢もちったぁ期待できるかもvv …あ、だけど運勢に期待する前に今書きかけのSS完結させる方が先か(<墓穴)。 

 てなわけで、今年はまず「小夜時雨」の完結に専念するつもりの管理人ですが、その後は少しオリジナルの方に力を入れてみようと思ってます。ほれ、何つーても某長編がもう一つ(<すでにタイトル挙げるだけでコワイ<汗)、一体何年放ったらかしてんだかわかんねぇ状態でホコリかぶってるし、他にオリキャラ使ったパラレル話なんぞも考えてたりするし。で、その隙をぬって水面下でこっそり書きためた「009」話を忘れた頃にドカンと一挙掲載〜(踊っ♪)なんてことができたらいいな〜…な〜んてねvv
 例によってどこまで実現するか皆目不明の五里霧中、単なる夢物語かヘタすりゃ大ボラに終わってしまう可能性も大いにありの「管理人の野望」ですが、よろしければどうかだまされたと思って、生ヌルい目で嘲笑いつつ見守っていただければ幸いでございます…。



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