2010.07.14.(水)      それでも負けんぞ7周年!

 立て続く局地的豪雨のおかげで日本全国あちらこちら、特に西日本や東北などの地方では河川の氾濫や土砂崩れ等でかなりの被害が出ている由、該当地域にお住まいの皆様方はさぞ不安な日々をお過ごしのことと存じます。管理人にはこの場でお見舞いを申し上げることしかできませんが、どうかくれぐれもお気をつけ下さいませ。
 東京地方でも何箇所か浸水その他の被害が発生してしまったものの、幸い管理人宅付近ではそのようなこともなく、今のところは人・犬ともども何とか無事に暮らしております。とはいえ、ただ一つ困ったことにはこの辺一帯に降る雨がかなりの確率で案内人の夕方の散歩を直撃、おかげで管理人&案内人、雨の日のたびごとに「どこに出しても恥ずかしい」濡れ鼠&濡れ犬と化してたり致します(苦笑…って、その程度で済んでるだけありがたいと思え>自分)。

 さて、そんなこんなの毎日ですが、本日弊サイトはめでたく開設7周年を迎えることができました。これもひとえにいつもお越し下さる皆様方のおかげ、管理人&案内人、心より御礼申し上げます(人・犬並んで深々と平伏)。
 特にここ一、二年ときたら更新速度もガタ落ち、亀どころかでんでんむしやミミズにまで追い抜かれかねないのろのろ運転、いや運営をやらかしているというのに、カウンターだけは日々しっかり回り続けてるなんてそれだけで立派な奇跡というもの、本当にありがとうございます(感涙っ)!!

 でもま、先日「秋津島」にUPした新作だけでも7周年に間に合ってよかったわ。いやもう、アレだって書き始めたのは今年の三月終わり頃だったし、これで間に合わなかったりしたらマジでシャレにならんトコでございましたしね。…ホント、最近のオバサンってばSS書くスピードがめっきり落ちちゃって…やれやれ、これも皆「寄る年波」ってヤツのせいなのかしらん…(ずるずるずる…<と、茶をすする音<笑)。
 とはいえこんなヘボサイトの管理人が皆様方にできるご恩返しといえばやはり書くこと以外にあるわけもなし、たとい更新速度がでんでんむしやミミズ並になろうと、皆様方に心底お楽しみいただけるような話を一つでも多くお目にかけるべく全力を尽くす所存でございますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げますです〜(平伏っ)。



 やれやれ…ちぇっかくの7周年だってのに辛気臭く老け込んじゃったりちて、一時は一体どーなることかと思いまちたが、しょれでも何とか持ち直ちてくれてよかったでち。…にちても毎度毎度の「一人ボケツッコミ」、ほんのちょっとの間に浮いたり沈んだりよくもまぁ気分が変わるモンでちねぇ…って、もちかちたらしょんな情緒不安定こそ「老化の証拠」?(<大笑) あっ、でも皆しゃまどうかくれぐれもご安心を。何てったって、あのオバサンにはちゃんとボクがついてるんでちもん。もちまた老け込んだふりちてぐじゅぐじゅ埒もないことを言いたれたりちたら即刻天誅、自慢のこの牙に渾身の力を込めて喰いついてやりまちからねっ♪
 そちてもちろんボクだって、これまで以上に心を込めておもてなちさせていただくつもりでちので、いつでもお気軽においで下ちゃいvv 一年三六五日二四時間、尻尾振り全開でお待ちちておりますでち〜♪(平伏する飼い主に後脚で砂をかけつつ自分はちゃっかり最上級の「可愛いポーズ」でお客様方にアピールする案内人<やっぱ腹黒だよコイツ)。



2010.05.15.(土)      大人の涙と子供の困惑

 うわぁぁぁ〜っ! またまたサイトを一か月半も放ったらかしてしまってすみません〜っ(土下座)!! そして当然のことながらグレート氏のお誕生日も完全無視、ホントのホントに申し訳ございませんでしたぁぁぁ〜っ!(…今更ながらですがグレート氏、おめでとうございます…<小声)

 そんでもかろうじて掲示板の「WEB拍手御礼」にぽつぽつカキコしてたとおり、実母の胆石騒動は無事完全終結(おかげさまで4月初旬に退院し、今じゃすっかり通常生活に戻りましたvv)、それじゃぁってんで早速新作に取りかかったのはいーけれど、例によって例のごとく下書のラスト数十行で思いっきし蹴っつまづいておよそ二週間膠着状態、仕方がないので気分転換がてら冒頭に戻ってちょこちょこ手直しなんぞ始めれば、こっちでもまたまたつっかかっちまって今度は十日間の金縛り…なんてバカやってるうちに、いつの間にやらグレート氏のお誕生日どころかジョーくんのお誕生日が秒読み状態に…(<すみませんっ)というわけだったのでした(だけど下書部分はともかく、手直し途中でつっかかってるのはまさしくそのグレート氏の台詞だったりする<笑)。
 しかしながらその間、管理人&案内人の周囲ではいろんなことがあったりなかったり(どっちだ>自分)、そこで今回はジョーくんへのお祝いも兼ねて久々のワン公ネタニ連発行っきまぁ〜っす!! ジョーく〜ん、お誕生日おめでと〜♪



 え〜、まずネタその一は4月下旬、退院後半月を経てぼつぼつ家事にも手を出し始めた実母が、案内人の散歩にも復帰(<元々朝の散歩は実母、夕方の散歩は管理人が担当してた)すると言い出したときの話。幸いこの頃にはその足腰もかなりしっかりしてきたし、それでなくても担当医の先生から「無理は禁物とはいえ、できるだけ動くようにして下さいね」なんぞと言われていたモンだから(あんまし寝てばっかいると体内の傷口が癒着したりして、かえって治りが遅くなっちゃうんだって)、当然娘としても異存はない。しかしただ歩くだけならともかく、早足になったり走ったりするにはまだまだちょいと不安が残る。ゆえにお散歩復帰初日の実母は案内人によぉぉぉぉ〜く言い聞かせたのであった。曰く、「今朝からまたお母さんが(<我が家における案内人の「ママ」は当然管理人なのだが、実母もまた自分は「お母さん」なのだと言い張っている<お孫さんに「おばあちゃんvv」と呼ばれるのを嫌うお祖母様方と同じ心理か?<笑)お散歩に行くけどね、まだお腹が痛くて走れないの。だからパピもゆっくりあんよしてね」。…で、それから十日ほどはその言葉どおり人、犬揃ってゆったりのんびりお散歩してたそうなのだが。
 やがていっそう回復した実母、ある朝ふと(この調子なら今朝は走っても平気かも)などと思ったそうな。そこでお散歩コース最後の直線道路、別名「パピのランニングコース」にさしかかったあたりで「よし、今日は大丈夫そうだから走ってみよう、行くよっ♪」と足を速めてみたのだが…。いつもなら喜んで一緒に駆け出すはずの案内人が、この日ばかりはその場に四肢を踏ん張って頑として動かない上、つぶらな瞳が上目遣いで(だってお母しゃん、お腹痛いんでしょ? 走ったりなんかちて大丈夫なの? ホントに大丈夫なの?)とでも言いたげにこちらを見つめていたとくりゃ、飼い主は完璧にイチコロってモンでございます。

 かくて散歩から戻ってくるやいなや「あのねりーみんっ! パピってすごいよ!! アタシが言ったことちゃんと覚えてて心配してくれてねっ!」等々、娘相手に散々まくしたてた実母はその後も午前中一杯「あぁもう、お前は本当にお利口さんだね〜、いい子だね〜、可愛いね〜vvv」と案内人を抱きしめるやらなでくり回すやらの大騒ぎ、はっきし言ってワン公にとってはいい災難以外の何物でもなかったと思われる。しかもその日の午後イチで実母の日舞友達、現役バリバリお師匠さんのN美先生からお見舞い電話までかかってきたというのは果たしてタイミングがよかったんだか悪かったんだか。
 何にせよ、実母にしてみりゃ絶好のカモ…じゃなかった話し相手が自分からネギ背負って鍋に飛び込んできてくれたも同然、よって早速例の出来事をしゃべるしゃべるしゃべる。するとそのうち、受話器の向こうで「あ〜ん、パピちゃんって何てお利口でいじらしいの!? …やだわもう、が出てきちゃったじゃない!!」とのたもうたN美先生、何とホントに泣き出してしまわれたらしく、それから電話を切るまでずっと涙声でいらしたとか。
 おかげで実母はますますハイテンションの盛り上がりまくり、「パピ〜vv N美先生、今朝のお話聞いて泣いちゃったよ〜♪ も、可愛すぎてお利口すぎていじらしすぎるって。どうしようね〜」って、こーなったら止まらねぇんだウチのバーサンは。…しかしそういう管理人もついつい便乗、「ちょっとパピ、アンタのせいでN美先生泣いちゃったってよぉ? え〜ん、え〜んだって。あ〜あ、パピが泣かしちゃった〜」とか何とか、ふざけ半分に思いっきしはやしたててしまったのだった(しかし母娘揃ってンなことヌカす飼い主ってのも随分だよな<笑)。

 …でもってこんな最低の飼い主二人に挟まれたワン公、最初のうちこそ黙ってその戯言を聞いていたもののやがてのっそり立ち上がり、「そりゃまた何とも申し訳のねぇこって」とばかりに頭を下げてすごすご部屋から出て行ってしまったのであった。いっやぁ〜、やっぱコイツにゃアタシたちの言ってることがわかるのかな〜。それとも朝から散々いじくり回されてとうとう堪忍袋の緒が切れちゃったんだろか(そりゃ多分両方だバカモノ>自分)
 ちなみに後日この話をお聞きになったN美先生、「まぁまぁ、パピちゃんったら私にまでそんなに気を遣ってくれて…」と、前回にもまして号泣してしまわれたそうな。…N美先生、一度ならず二度までも大変失礼致しました。この場を借りまして人・犬ともども心よりお詫び申し上げます(…って、こんなトコで謝っても絶対わかんないからっ!!>自分)。



 続くネタその二はもうちょい後のG.W.真っ最中の夕方、今度は管理人が案内人を散歩に連れて行ったときのこと。途中、仲良しのPちゃん(<トイプードルの男の子。毛並みはシルバーでとってもフレンドリーな社交家vv)とそのお父さん(<管理人の両親世代よりちょびっとお若い、気さくで優しいおじさま♪)に出合ってついつい立ち話なんぞしていると、すぐ脇のお家から姉妹らしい二人の女の子が出てきた。見たところお姉ちゃんは小学校二年生か三年生、妹さんは幼稚園or保育園の年長さんか小学校一年生くらいだろーか、おそらく家の前にわんこが二匹いるのを見つけて自分たちも一緒に遊びたくなってしまったのであろう。正直、もしこれが管理人&案内人だけだったらちょいとたじろいじまうところだが(<いえほれ、ウチのワン公ってば、元来えれーこと気難しい上にあんまし子供好きでもないからさァ…)、幸いこの日は人懐っこくて遊び好きのPちゃんと一緒だったせいか案内人もそれなりに打ち解け、珍しくもぱたぱた尻尾なんぞ振ってくれたりしたのは近年まれに見る快挙。おかげでお嬢様方も大喜びで、時折「この子たち、何て名前?」「男の子? 女の子?」とか何とか飼い主どもにご質問なさりつつ、お犬様方と楽しく遊んでおいでになったのであった。

 でもってそのうち「Pちゃんとパピちゃんはいくつなの?」と訊かれて「Pは四歳だよ」「パピは十歳よ」と答えた飼い主二人、しかし続いてPちゃんのお父さんが「…人間だったら三十歳をちょっと過ぎたくらいかなぁ」と何の気なしに言い添えた瞬間、上のお姉ちゃんの表情がわずかに変わったような気がした。だがそのときには管理人もすでに「だったらパピは五五〜六歳くらいかしら。この子、小さいけどもうオジサンなのよ」と口に出しちまった後、今更前言撤回するわけにもいかない。…つーかそれ以前に、アタシたち別に彼女たちが気を悪くするようなコト言ったわけじゃなし、よくよく見れば当のお姉ちゃんだって相変わらずご機嫌よく案内人たちと遊んでるやんけ。ンじゃありゃやっぱ気のせいかってんで管理人もさしては深く考えず、結局十分か十五分ほども遊んでましたかねェ。

 やがて「あたしたち、もう帰ると立ち上がったお嬢さん方が「ありがとうございました」と揃って頭を下げるのへ「バイバイね〜」「またね〜」などと言いつつ笑顔で見送った大人二人とお犬様二匹。そして当のお嬢さん方もまたにこやかに「バイバイ」なんぞと手を振り返したりして下さっていたのだが。
 妹の手をしっかと握ってお家の門をくぐった途端、件のお姉ちゃんが心なしかうつむき加減となり、それから玄関へと入っていくまでのわずかな時間に思いがけない台詞をつぶやいたではないかっっっ!!

「…犬の十歳は人間の五五歳…それじゃもしあたしが犬だったら三十歳? …それとも、四十…?」

 うおぉぉぉぉっ!! そうかぁぁぁっっ! そぉだったのかぁぁぁぁ〜っ!!
 それを聞いた瞬間、管理人には全ての謎が解けた。先程アタシが目撃したあの表情、アレは決して気のせいでも見間違いでもなかったのである。
 思うに、まだ小学校二年か三年の少女にとっては犬と人間の成長速度にかなりの差があること自体、完全に理解の外だったのではなかろーか。そこへいきなり「犬の四歳は人間の三十過ぎ、犬の十歳は人間の五五か六あたり」なんて聞かされたひにゃびっくりしない方が不思議、そこでついつい自分と照らし合わせ、「それじゃあたしが犬だったら…」と、幼心にも自分がどっと老け込んだような気になってしまったに違いない。
 あああぁぁ〜っ、ごめんっ! ごめんね、お姉ちゃん! おばちゃんたち、決してそんなつもりで言ったんじゃないの! アレはあくまでわんこの話であって、人間の貴女はまだまだまだ若くてぴちぴち…どころかそれ以前の可愛い小さな女の子、老け込む必要なんてどこにもないのよぉぉぉぉぉ〜っ!! (…だけどフツーこんな話を聞いたガキの反応といえば「へ〜、ほ〜、ふ〜ん」がほとんど、たまに考え深いヤツがいたところで「わぁ、それじゃ小っちゃくてももう大人なんだ〜」とか「えっ!? それじゃパピちゃんもうお爺さんになって死んじゃうの…?」なんて半ベソかくくらいがせいぜいだったりするんだけどな〜。…とするとあのお姉ちゃんの発想力は同じ年代のガキどもに比べると相当ユニークだっつーことで…う〜ん、こりゃもしかして将来性大いにアリ有望株かも♪<コラコラコラッ!)。

 …なんてバカヌカしてる場合じゃなかった、お姉ちゃんっ。貴女の小さな胸を痛めさせてしまってホントのホントにごめんなさいっ! パピとおばちゃん、この場を借りて心からのお詫びを…(だからっ、こんなトコで謝っても絶対わかんないつーとろーがこのドクソたーけっっっ!!>自分)。



2010.03.29.(月)      優先順位

 先の日記に書いた実母の胆石、おかげさまで胆管に入り込んだ分は無事取り出すことができて、只今一時帰宅中♪ もっともまだ本家本元、胆嚢に残ってるヤツはそのままなので、3月終わりから4月初めにかけてもういっぺん入院しなきゃならないんですけど、今度は予め「ヤク抜き」その他の準備も万端、前回に比べればあっと言う間に退院してこられそうです。ご心配下さった皆様方、本当にどうもありがとうございました〜vv(管理人&案内人、並んで深々と平伏)

 しかしおかげで春の弊サイト名物、確定申告の方は軽く…どころかかなりヤバくて一時は一体どーなることかと思ったけどね(汗)。とはいえそっちも無事期限内に全手続完了、ついでにまたまた税金還付達成、ばんざーいっ!! …とくりゃここは一発盛大に祝杯上げつつ喜びの舞電線音頭バージョンなんぞを踊り狂うはずの管理人、けれど今回はさすがにそんな元気もなし、とにもかくにも全てが終了した安堵感にまみれてしばしトコロテン状態になるばかりだったのであった(あっでも別に体調崩したとかゆーわけではありませんので皆様どうかご安心をvv)。
 そんなこんなで今回は、毎年恒例ゼームショへのイチャモンもバックレさせていただこうかな〜、なんてズルを決め込もうとしてた折も折、新聞でちょっと気になる記事を見つけた。それすなわち「今年2/1(高卒は1/末)時点での新卒者内定率は大卒・高卒ともにおよそ八割でかの就職氷河期並の厳しさという内容で…って、ちょっと待てよオイオイオイ…っ!

 すでに皆様ご承知のとおり、管理人はかなりいい年こいたオバサンなので、かつてのバブル絶頂期及びその崩壊とともに訪れた就職氷河期時代にはれっきとした社会人だった。おまけに当時は人事課なんぞに所属してたから、その深刻さは骨身に沁みて知っている。あの頃はウチの会社も新規採用の予定ゼロ、それでも一縷の望みを求めて会社訪問してくる学生さんを断るのがマジ辛かったわぁ…。しかしそれから十ン年、あの苦い記憶もようやく過去の出来事になったと思ってたのに、ここでまたまた「就職氷河期並の内定率」だなんて、一体政府は何やってんの…(よよと号泣)。「子供手当」だの「高校無償化」もいーけどさ、それ以前に国民(<特に若年層)の雇用確保及び適正賃金保証を何が何でも実現させる方が先だろがっ!!

 …もちろん、管理人だって子供手当や高校無償化を心待ちにしている方々が多々おいでになることは重々承知している。でもさ、そんなふうに国からの援助がなければ子育てができないなんて現状こそがそもそも異常なんじゃない? そりゃぁ、思いがけない怪我や病気の際には仕方がないし、それでなくても子供なんざ、ご両親以外のご家族やご近所の協力なくして育てられるモンじゃない。だが少なくとも金銭面に関しては、ご両親(もちろん、それがお父さんだけでもお母さんだけでも)が日々懸命に働いた報酬だけで充分、誰にも頼らない子育てができてこそまっとうな社会ちゅーモンじゃないのかね。
 それにこの子供手当の財源ってば、所得税計算時の配偶者控除及び扶養控除の廃止(おまけにコトと次第によっちゃ特定扶養控除の減額まで!)でまかなうなんてウワサもあるそうじゃん。控除の廃止といえばすなわち事実上の増税であって、その分国民の家計が苦しくなることは目に見えてる。その金額が具体的にどれくらいになるかなんてこたぁ煩わしいのでここでは省くが(<ただ、物は試しと軽〜い気持ちで試算してみた管理人、その結果が出た途端かろきめまいに襲われました)、子育て中の家庭を援助するために家計をより苦しくさせてどーすんだっつーの。
 とはいえ実際子供手当を受け取れるご家庭なら多少税金が増えたところでびくともしないのかもしんねぇけどさ。しかし一方子供がいなくて夫婦の片方が専業主婦(夫)だとか、子供はいるけど全員高校生か大学生だとかで支給対象外のご家庭にとっては何の見返りもないただの増税…てーのはやっぱ、どっか不公平な気がする。
 さらにそこへ「高校無償化」なんぞが絡んできたひにゃもっとヤバイぞ。というのも一部の地方自治体の中には、すでに独自の判断に基づき低所得者層子女の高校の学費免除を実施しているところがあるからで。よって現在その制度を利用している人々にしてみれば、今更全国的に高校の学費がタダになったところで何の得にもならないばかりか、控除の廃止=所得税増税のあおりを食ってより生活が苦しくなるだけ…なんて事態にも陥りかねないのだ。
 とはいえあくまでウワサはウワサ、まだ正式に控除廃止が発表されてもいない(少なくとも管理人自身がそんな情報を確認してもいない)うちからあまり騒ぎ過ぎるのも人としてどーかと思うし、とりあえず財源の話はここで終わりにしておこぉ…。

 しかしそれでも管理人には、雇用確保と賃金保証より子供手当や高校無償化の方が優先されるべきだとは到底思えないのだ。
 何故なら、子供は皆いつか大人になり、自立して自分や家族を養っていかなければならないからである。国や社会がいくら子供を大切にしたところで、やがて成長した彼ら彼女らがいざ大人としての第一歩を踏み出そうとする就職活動における内定率がたった八割で、残る二割は職もないまま浮世の荒波の中におっぽり出すなんて、あまりに本末転倒過ぎないかい? …これも今は昔、「飼っている仔犬や仔猫が成犬、成猫になった途端世話をするのに飽きたガキが全然面倒を見なくなり、親も持て余して保健所へ連れてった」なんてバカ家族の話を新聞だか雑誌だかで読み、「だったらそーゆー無責任なガキの方こそ保健所へ持ってけよ」と憤ったことがある管理人だが、今の若者たちを取り巻く状況はまさしくそれと同じではなかろーか。
 「とにもかくにも子育て支援さえやっときゃ、子供も増えるし少子高齢化も解決して万々歳」…つーのが政府の思惑かもしれないけどさ、少子高齢化の弊害と言われる労働人口減少や年金財政危機ってなぁ、ただ人口増やしただけで解決するほど甘っちょろいモンじゃないだろに。人口を増やすなら増やすでその新たな働き手の職場を保証し、その労働に見合う正当な賃金から徴収された保険料を正確かつ公正に管理して初めて解決するってもんでしょー!? 違う!?
 …つーより、これから社会に巣立とうとしている新卒者でさえ内定率八割、さらには職を失くして必死に働き口を求めている既卒者、中高年をも山ほど抱えたこの状況で「労働人口の減少」を危惧するなんて完全なピント外れ、お門違いじゃないかいな。確かに、不景気でこれ以上人を雇うなんてとても無理…という経営側、特に中小零細企業の事情もわかる。しかし同じく不景気を錦の御旗、免罪符にしてるくせしてしっかり利益を上げてる大企業、その中には現在の不景気のきっかけとなった某リーマンショック以前から人減らしに躍起になってたところだって山ほどあるじゃないよ。「日本で人雇うより安いから」って自社工場をどんどこ海外に移転したり、働き盛りの人間を容赦なくリストラしたり、職種の特徴無視してむやみやたらと機械化したり(<実はついこの前、実母の入院費払おうとしたら病院の会計窓口まで機械化されててさぁ…。いや、あれには管理人もブッたまげましたわマジで)…。でもって新規採用といえば身分保障要らずの低賃金でコキ使える派遣・日雇労働者だけ、こんな状況でヘタに人口増やしたりしたら将来的には失業者数ばかりがいっそう増大し、その分生活保護費その他の社会保障費も膨れ上がって最終的には国家破綻、なんて最悪の事態すら招きかねないよ、ホント。
 それに厚生年金保険料の金額ってのも被保険者の標準報酬月額=賃金の多寡によって決まるからね。仮に現在求職中の人々が全員仕事を見つけられたとしても、いつまでたっても低賃金でコキ使われて食べていくのがやっとなんて有様じゃ徴収できる保険料だって永遠に雀の涙、年々増え続ける年金給付の財源になんざ、とてもじゃないがなるわけない。

 よーするに、人件費を削れるだけ削って会社の利益を上げるなんて姑息なやり方はもはや限界ギリギリ、だったらここで「発想の転換」の一つもガツンとカマしてみろっての。例えば先に述べたような「しっかり利益を上げてる大企業」、それも株式上場してるトコなんかだったらさ、株主に配当金出すだけの余裕があるならその分社員の給料上げてやんなさいよ。そもそも株式投資なんてモンはさ、投資先がきっちり健全な経営してくれて、手持ちの株が少しでも値上がりしてくれりゃ、それだけで充分モトが取れるんだから(例えば100円で買った株が一年後105円になってくれりゃその利率は5%、銀行の普通預金や定期預金よりゃよっぽど効率的な資産運用になる)。その上配当金まで出して、必要以上に株主甘やかす必要なんざないっ!
 年金だって同じこと、ウチの腹黒わんこなんざ五年前から言っている。「年金制度が社会に暮らす人々の相互扶助によって成立ちてるのなら、今みたいに若い者ばかりがしょの財源を負担しゅるんじゃなく、老若男女に関わらず富める者が多く負担し、貧しい者は少ない負担で…というのも立派な相互扶助じゃないんでちかねぇ」、と…(「玉櫛笥」二次創作2「あどけない話」参照<さりげなく宣伝<笑)。たとい現在の収入はゼロでも、これまで溜め込んだ資産総額ン十億ン百億、現金預金有価証券その他の流動資産だけでも一億以上なんてお年寄りは現代日本にだって結構いるはず、だったらそんな大金持ちには年間5万程度も支払ってやりゃ充分オンの字、場合によっちゃ給付ゼロにしたってバチは当たらないと思うんだけどね、オバサンは。…あっ、でもそのかわり医療費負担なんかは資産・収入に関わらずなるべく少なくしてあげてほしいなぁ(いえね、年取るとホント、何やかやと医療費かかるのよ…<つい先日、実母の入院先からの請求書見て鼻血噴きそうになった管理人)。それと、資産といっても不動産、特に自宅についてはある程度考慮してあげなきゃね。若い頃、爪に火ィ灯す思いでようやく建てたささやかなマイホームが地価高騰のあおりを受けて気がつきゃ資産価値ン億円…なんてのはよくある話だし、それでなくても家なんて、たといン億、ン十億の価値があろうと売らなきゃ一銭にもならないし(ついでに、売ったら売ったで住むトコなくなっちゃった…なんてのも困るしな<笑…いごとじゃねぇ)。

 …ま、何にせよオバサンが言いたいのはさ、「今この国で暮らしている人間だけでもロクロク養えていないクセして、安易にこれ以上食い扶持増やすな」ってコトなのね。もちろん、異論・反論は大いにあるだろう。でもさ、新しい命が生まれようとするとき、その子が成人して自分自身の力で生きていけるようになるまで責任を持って育て上げるだけの準備をしなくちゃいけないのは、家庭も国家も同じでしょ? しかし現在の状況を見る限り、個々のご家庭はともかくとして、国家としての準備が整っているとは到底思えない。だったらまずはそこから、すなわち成人した「元子供」はもちろんのこと、今実際に子供を抱えて必死になっている親御さんたちその他全ての大人たちが安心して働き、自力で生きていける社会を一刻も早く実現させてほしい、そのためには発想の転換でも何でもやって、なりふり構わずありとあらゆる手立てを尽くしてほしい―管理人はただ、その一事を願っているだけなのである。



 それにしても今回、たったこんだけの文章書くのに二週間もかかっちゃったよ…。一体どーしちゃったんだアタシ(しっかりしろオバハン!>自分)。



2010.03.10.(水)      …またかよ

 「二度あることは三度ある」とはよく言うが、どうやら「三度あることは四度ある」つーのもある意味一つの真実らしい。…というわけで(どーゆーわけだ>自分)管理人の実母またまた入院、今回の病名は「胆石」とはいえ例によって例のごとく病状自体はごくごく軽くて、胆嚢から胆管に入り込んじゃった石を内視鏡で取っちゃえばすぐ治るそうなんですけどさ。おまけに今回のコレってば、半分くらいは自業自得だったりするし。

 というのも、この石が見つかったのは今から三年前、実母がヘルニアの手術をしたとき(<07.01.25.付日記参照)だったからである。もちろん、当時の担当医の先生からは「できればこれも取っておいた方が後々安心ですよ」という大変親身かつ的確なご忠告をいただいたのだが…。
 その折の日記にも書いたとおり、当時の実母は一か月ほど後にとある大事な用事を抱えてものすごぉぉぉぉ〜っく急いでいた、とゆーより焦り狂っていた(<体力が許せば手術したその日に病院からおん出てきてたに違いない)。さらに加えてこの時点ではただ「石が見つかった」というだけで自覚症状一切なし、「別に痛くも苦しくもないのに何で立て続けに二度も腹を切らなきゃならんのだ」というその主張は管理人にとっても至極もっともなことに思われ…。かくてこの危機管理意識まるでなし、行き当たりばったりの出たとこ勝負母娘は「痛くなったらそんときゃそんとき」という、まさに「その場しのぎ」以外の何物でもない意見で一致し、やがて自力で歩き回れるようになった実母は腹の中に石抱えたままさっさと退院。…で、結局三年後の今年になってとうとうそのツケを払わされる羽目になっちまったと(笑…ってる場合か>自分)。とはいえ冒頭にも書いたとおりその症状はホント大したことなくて本人も結構ピンピンしてるし、前回お世話になったS先生がまたまた担当医になって下さったことでもあるし、正直アタシとしちゃぁ何〜んも心配してないんだけどね(<相変わらずの鬼娘)。
 しかもこちらのS先生、ありがたいことに実母のことをしっかり覚えて下さってたらしい。そりゃま、手術を一か月延ばしてくれってさんざんゴネた挙句、どーしても不可能となったが最後よりにもよって正月三が日が明けの四日に無理矢理押しかけ入院、しかも手術が終わったら終わったで後は用なしとばかり、腹に石抱えたまま尻に帆かけて逃げちゃった患者ともなりゃ、お医者様だってその記憶は骨の髄まで沁み込んでるだろうしな〜。何でも初めて病室においでになった先生に開口一番「今度はちゃんと全快するまでいて下さいますよねっ!」…と、半ばすがりつきで懇願されちまったときにゃさすがの実母も顔から火が出る思いだったそーだが、管理人に言わせりゃそれこそ自業自得、身から出た錆というものであろう。

 ところがどっこいぎっちょんちょん、こんなお気楽状況にもかかわらず肝心の治療、すなわち内視鏡による胆石除去の方は入院後十日以上たった今でも全く手つかずだったりするのだった(ため息)。
 ま、今回は入院のタイミングからして超最悪だったからねェ。そもそも実母が初めて腹痛や発熱などの症状を訴えたのが2/25の木曜日、入院したのは一日置いた2/27の土曜日、早い話がモロ週末にブチ当たっちまったわけ。いくら病院といえどもさすがに土日は休診日、ゆえに救急外来その他に詰めている当直の先生方を除けばお医者様たちだってほとんどお休み。これじゃ内視鏡手術なんざとても無理ってんで最初の二日間は完全ムダ、実母はただ病院にいただけ。…もっとも投薬や点滴等の治療のおかげで痛みも発熱もすっかり治まったそうだし、第一マジで命に関わるような患者だったら土日だろうが何だろうが即刻手術されてたはず、だったらこれも症状が軽い証拠、ありがたやありがたや…と思えないこともない。しかし困ったことにもう一つ、患者側にも重大な(…と言えなくもない)問題があったりなんかして。
 これも以前の日記に書いたが、ウチの実母は脳梗塞ならぬ「一過性血管狭窄発作」(<よーするに血管が詰まったわけじゃないけど一時的に血流が悪くなっちゃったってコトだな)とか何とかいうややこしい名前の病気も経験済なので(<09.02.02.及び09.02.13.付日記参照)、再発予防のために血液の流動性を高める、所謂「血液さらさら」にするための薬を服用している。ただ、コレ飲んでると確かに脳卒中系の病気は予防できるかわりに、ケガした際に中々血が止まらなくなっちゃったりもするモンで…。
 いかに内視鏡手術たぁいえ体に全く傷をつけないわけじゃなし、万が一それで出血多量にでもなっちまったひにゃこのまま胆石放ったらかしておくよりはるかに危険、ンじゃしばらく薬断ちして、その影響が完全になくなってから処置しましょ…というS先生の極めて常識的かつ賢明なご判断により「ヤク抜き」を言い渡された実母、結局未だに「ただいるだけ」状態でひたすら薬の効果が切れるのを待つしかなく…(しかも入院四日目あたりからは点滴も外されちゃってさ〜、こーなるとホント、一体何のために病院にいるんだか)。
 とはいえさすがに一週間から十日もたちゃぁ薬の影響も完全に消えるらしいし、今週中に石取ってもらえることはまず間違いないんだけど、場合によっちゃ胆嚢に残った石も全部取るとか取らないとかいう話も出てるし、もしそれが本決まりになったらいったん退院しても三月末か四月の頭にゃまた入院しなきゃならんらしいし、ついでに現在三月前半といえば毎度おなじみ春の風物詩、確定申告の用紙及び資料が管理人の周囲にびゅんびゅん飛び交いまくる時期だったりするしっ!

 とにもかくにもそんなわけで、張大人のお誕生日も完全無視したばかりか、メール・WEB拍手への返事も滞っておりますこと、何卒お許し下さいませ。ついでにサイトの更新も、しばらくはこちらの日記中心になりそうです…すみません(土下座っ!…しつつ涙)。



2010.02.02.(火)      禁断の数独

 昨日は関東地方の広い範囲で雪となり、東京都心でも二年ぶりの積雪を記録したそうで…通勤・通学等の際苦労した方々も多々いらっしゃるのではないでしょうか。今夜もどうやら冷え込みが厳しくなる様子、皆様くれぐれもお気をつけ下さいませね。

 …などと言いつつ(書きつつ?<笑)ふとカレンダーなど見てみれば、ついこの間年が明けたばかりだと思ってたのに、気がつきゃいつの間にやらフランちゃんのお誕生日もギルモア博士のお誕生日も過ぎちゃって、今日は何とジェットくんのお誕生日だよオイ。あ〜あ、年取るとホント月日がたつのが早いわぁ…なんて年寄りのボヤキはともかく、お三方のお誕生日を心の底からお祝い申し上げるばかりの管理人でござります。

 そして一方自分の方も、この一か月の間には10回の長きにわたって皆様方におつき合いいただいた長話もようやく完結しましたゆえ、以前WEB拍手御礼とて掲示板でほざいたとおり、今後しばらくは未だ掲載途中のオリジナル(女子高生聖ちゃんと石原若先生が主人公のヤツ)を少しでも完結に近づけるべく奮励努力するつもりだったんですが…。どーしよぉっ!! 筆が全然進まないのよこれがまたっ!!
 …え? オマエの場合そんなんいつものこったろ何わざわざ日記で愚痴ってんだこのウスラボケ? はい、それはもう全て皆様方のおっしゃるとおりでございます。ですが今回の場合、さらに加えてちょっとした障害があったり致しまして…。

 すみませんっ! 管理人、めちゃ「数独」にハマってしまいました〜(土下座っ)!! 以前ブームになったとき興味半分でやってみたのが運の尽き、やればやるほどのめりこんじゃって現在ではニコリ社刊の「激辛数独」レベル10なんぞに挑戦してるんですけど、これがねェ…。とにもかくにも始めた瞬間、解き終るまで「やめられない、止まらない〜♪」状態に突入、途中で行き詰まれば行き詰るほど「この状況を打開しない間は死んでも死に切れんっ」とめらめらごうごう燃え上がる闘志の炎、まして最後の最後に致命的なミスが発覚してそれまでの努力が丸ごと水の泡…なんてことになっちまったらこりゃもうあーたっ!! …てなわけで。
 元々プロでも何でもない一般庶民のこととて、日々の仕事や家事の合間に根性でひねり出してた執筆時間、それが今やとんでもない勢いで「数独」に侵食される今日この頃…あぁぁぁぁ〜っ! 何方かどうぞこの天然記念物並、いえいえ国宝、世界遺産級大バカの背中を思いっきりどつき倒すなり蹴り倒すなりしてやって下さぁぁぁ〜いっ!!
(…と、管理人が泣き崩れた瞬間「チャララ〜、チャ〜ラッラッチャララッチャチャララ〜♪」、突如響いた嬉し懐かし必殺仕事人のファンファーレ、闇夜を舞い飛ぶ黒い影っ! …そして後はお決まりの流血シーン、白目をむいたままずるずると崩れ落ちるオバサン<笑…う場面じゃないかも<汗)

 ふ…「ちったぁこれで思い知りやがれ!!」でちよまったくっ!! 「数独」だか何だか知りまちぇんが、サイト放ったらかちて散々遊び呆けた挙句読者の皆しゃま方に「どつくなり蹴倒すなり」とか何とか活を入れてもらおうなんて図々ちいにも程がありまち! 二度としょんな甘ったれた発言ちてごらんなちゃい、ボクが渾身の力を込めてしょののど笛喰いちぎりまちよっ!! …って、あれ? ちょっと力加減間違っちゃったかな〜(<ちょっと動揺)。あ〜、こりゃちばらく使い物にならないかも…。あっでも皆しゃまご安心ちょうだいでち! 何ちろウチのママの回復力ときたら人間離れ、っていうよりミミズ、プラナリア並でちからほら、こうちてお布団かけて二、三日放っときゃまたしゅぐ元通りっ♪ …になるはずでちからめんちゃい。このバケモノが復活しゅるまであともう一週間かしょこら、お時間頂戴ねでち〜vv(そこですかさず愛嬌たっぷり、最高の「可愛いポーズ」を決める案内人<…だけどもよぉ、とうに10歳過ぎたオッサンヅラの可愛い子ぶりっこが未だに通用するって本気で思っとんのかオマエ<飼い犬が言ってるそばからさっさと回復、流血しつつもツッコむべき点にはしっかりツッコミを入れる飼い主<マジバケモノかも<笑)



2010.01.05.(火)      年の初めのためしとて

 新年明けましておめでとうございます。昨年中はこんな弱小ヘボサイトを可愛がって下さいまして本当にどうもありがとうございました。管理人&案内人、今年も皆様方にお楽しみいただけますよう手に手…じゃなかった、「手に前脚」を取って全力を尽くしていく所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます(人・犬揃って深々と平伏)。



 さてめでたくあらたまの年が明けて早五日、皆様はどのように過ごされましたでしょうか。管理人はというと元日には近所の氏神様へ初詣に出かけ、2日・3日は朝から昼過ぎまで箱根駅伝三昧で気力体力の全てを使い果たし、4日からこっちはへろへろになった体を引きずりつつ何とか通常生活に復帰…とまぁ、例年と全く変わらぬお正月でございました。…にしても我が母校ときたら今年も見事予選落ちしてくれやがって、辛うじて何人かが学連選抜入りしただけマシ、てなトコまで毎年恒例の「お約束」(とほほ…<涙)。とはいえ今回見事にシード権を獲得した某○治大とか某青○大とかもやれ三十年ぶり、四十年ぶりの復活とか何とか騒がれてたりするし、果たしてウチのガッコ、アタシが生きてるうちに再度予選会を突破してくれることなんざあるのかなぁ…(遠い目@かなり弱気)。

 しかしそんな中、たった一つだけいつもと違っていたのは三が日の間中ずっと着物で過ごしていたこと。いやほらオバサン、以前この日記で「いい年こいた大和民族一応♀であるからには着物くらい自力で着らんなきゃあまりにこっ恥ずかしく情けない、練習するぞ〜」なんて宣言したことがあったでしょぉ(<06.06.22.付日記参照)。今となってはそれも随分昔の話になっちゃったけど(苦笑)、そんでもあれから着付け(…ちゅーより正確には「帯の締め方」だな、ウン)の練習自体は細々ながらも続けてたおかげで苦節○年、何とか自力で袋帯のお太鼓なんぞも締めることもできるようになり、いよいよ練習用の古着―襟だの裾だの袖口だの、すっかり変色しちゃってとても外には着ていけないヤツ―から一段昇格、立派な現役の紬なんぞに挑戦してみたところ、「着付けに関しちゃ鬼よりうるさい」実母から「…ま、それなら外に出ても恥ずかしくないわね」という言葉を引き出すことに成功したんですのよ、おほほほほっ! バンザ〜イ(踊っ)!!
 ただ、惜しむらくはそんとき締めた帯がこれまで練習してきた袋帯じゃなくてつけ帯だったてぇことだケド、もしこれが袋帯だったらまだまだあれこれ文句たれられたりしてたかもしれん故、あまり贅沢は言えまい(<正直な話、つけ帯のお手軽さときたら到底袋帯、名古屋帯の比じゃないことを管理人は思い知りました。マジであまりの簡単さにしばし茫然、地蔵になってしまったくらいです…)。てなこたともかく、こんないいトシになってもまだまだ努力次第で身につけられるこたぁたくさんあるんだなぁ…と、何とも嬉しい気分になってしまったのでした。

 …が。
 たといどんなに簡単なつけ帯だろーがその幅は袋帯やら名古屋帯と同寸、結果それを締めてる間中、胸の下から腰に至るまでガチガチに固められてたことには何ら変わりもないわけで。
 おかげで5日の夜になった今でも、管理人の腹筋には身動きするたび引きつるような痛みが走り、アバラから背中にかけての骨と筋肉がギシギシ悲鳴を上げてます。…もしかしたら着物って、ヘタな筋トレよりずっと体力使うものなのかもしれません…。あっ、でもそれがわかったこともまた、ある意味ひとつの収穫かもしんないな〜(<負け惜しみもいい加減にせぇ>自分)。



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