2010.12.31.(金)      今回は ちみっと脱線 大晦日

 2010年もいよいよ本日限りゆえ、すでに大掃除を終えたにもかかわらずごくごく軽めの「最後の煤払い」なんぞしてみっか、と思い立った管理人とその実母。おかげで今日は家全体に掃除機の音が響き渡り(<うん…一階は実母、二階は管理人って分担決めて双方同時に掃除機かけまくったりしちゃったのよね実は)、この世の何より掃除機の音が嫌いな案内人には多分最大級のストレスだったと思われる(…だったら最初っから少しは配慮してやれよコラ>自分)。…でもまぁワン公はワン公なりに考えたのか家の中で最も静かな台所に逃げ込み、すでに二十年近く鎮座ましましている古強者ながら未だそれなりにふかふかのキッチンラグの上に丸まって、この「悪夢の時間」が過ぎ去るのをひたすら待ち続けるつもりだったらしいのだが…。そんなささやかな隠れ家にも遠慮会釈なく土足で踏み込んできた悪魔が一匹(<笑)、「さ〜パピ、あとは台所だけだからね〜vv ここが終わればあとはもうのんびりゆっくりできるよ〜♪」とにっこり笑顔でのたもうたのであった…。
 かくてせっかくの安息の場をも追い出され、しおしおと尻尾を丸めて今度は掃除が済んだ茶の間に避難しようとしかけた案内人が何を思ったかつと振り向いてぼそりと一言。(はい、いよいよ始まりますよ〜、大晦日恒例人と犬とのどつき漫才っ!!<笑)
「ママ…しょういえばお掃除はともかくサイトの年末ご挨拶は…?」
「あ…っ! いや…うん、それは…っ!」
 途端、びくりと身を震わせて掃除機抱えたままその場に硬直する飼い主、そこへすかさずさらなるツッコミを入れる飼い犬。
「いえね、ママのお仕事がこの11月以来何かと忙ちくなっちゃったのはボクも知ってるんでちけどね…。もちかちて12月に入ってからこの方、SSはもちろん日記も全然更新ちてないでしょ。いくら何でもこのままバックれて新年を迎えるなんて、寛大かつ慈悲深いお客様方は許ちて下しゃってもこのボクが絶対に許ちまちぇんよっ!!」
 すでにこのとき管理人は顔面蒼白冷汗ダラダラ、単刀直入に言っちゃえば「ガマはガマでも四六のガマ」状態。
「あぁぁ〜っ! わかった! わかったパピ! 掃除済ませたらすぐ…うん、速攻で『年末のご挨拶』書く! 書くからぁぁぁぁっ!!!」
「…はいよろちい。別に、わかればいーんでちよ、わかれば。…んじゃその折にはボクも案内人の責任とちて厳ちく文面チェックさせていただきますでち」
 そこで大きくうなづいて茶の間へと消えた犬、一点先取。一方台所に残された飼い主はしばし「四六のガマ」状態のまま、半ば放心状態ながらそれでも掃除に取りかかり…やがて全てが終わった一時間半後、今度は背後に居座るワン公の厳しい視線を浴びつつPCに向かう羽目になったのであった。

「…そんなこんなでご報告が遅れてしまいましたが、案内人もこの12/12にめでたく11歳の誕生日を迎えました。人間だったら『還暦』とのことですがおかげさまでまだまだ元気一杯、ついこの間も散歩中、見ず知らずの方々に『えぇ、11歳? いや〜まだまだ若いし可愛いし、とてもそんな年の犬には見えないねぇ』などと嬉しいお言葉を頂戴したりなんかして…」とここまで書いたとき、のっそり立ち上がってPC画面を覗き込んだワン公がまたも一言、第二ラウンド開始っ!
「ふぅ〜ん…。何か今回は随分ボクを持ち上げてくれてまちねぇ。いちゅもならやれ年寄りだのオヤジ犬だのロクなこと書いてくれないくちぇに。…どれどれ、もっと詳ちく見せてちょうだい…って、あーママやっぱり書いてないっ!! よりにもよってしょの前の日に『SPACE BATTLESHIP ヤマト』なんか観に行っちゃって、ボクに半日以上お留守番させたでしょっ!! お世辞たらたら書くヒマがあったら全てを皆しゃまに正直に告白ちて懺悔ちなしゃいっ!!」
 うぉぉぉぉ…っ! サイトの年末挨拶をせっつくなんざ滅多にないと不審に思ってたらやっぱコイツが根に持っていたのはそのことかぁぁぁっ!! …だけどあんなのもう半月以上前のことだし別に誕生日に留守番させたわけでもないだろーにマジとんでもなく執念深いワン公だねオマエ…。
「半月前も当日も関係ないでち! 一年にたった一度のおたんたん(<誕生日のこと<笑)を楽ちみにちてた前の日にお留守番なんかしゃしぇられて、ボクがどんなに淋ちくてつまんなかったかわかってんの!?」
 そこで唸り声とともに牙をむき出す飼い犬に、飼い主必死の弁明。
「あ、いや、だからぁ…あんときだって帰ってきてからオマエにゃ散々謝ったじゃないよ。大体、留守番の恨み蒸し返すのにサイトの年末ご挨拶なんざ引き合いに出すこたないだろーに。関連性が全く見えないよ?
「関連性なら大ありでちっ! ママが運営ちてるのは痩せても枯れても腐っても『009』サイトじゃありまちぇんか! しょれなのに『ヤマト』みたいな別作品観に行ったりちたら『ジョーくん一筋40年』のキャッチフレーズが泣く…いえ、同じ『009』ファン仲間の皆しゃまに申ち訳ないとは思わないのっ!?」
「あ〜…(<犬に迫力負けしてしばし絶句<笑)。あの、でもねママ、中一の夏休みに初めて『ヤマト』の再放送観てからあっちにも結構どっぷりハマっちゃって、古代くんファン歴ももう30年ばかりになるんだけど…。でもってそのあと『新ゼロ』が始まってから20歳過ぎまで、ジョーくんと古代くんがママの『心の恋人』NO.1の座をずっと争ってたりもしてたんだけど…」
「(呆れ果ててため息)この…節操なち!!

 …それからおよそ三十分、お互いすでにいい年こいた人と犬のあまりに大人気ない言い争いが延々と続くので自粛。でもまぁ封切りからほぼ一か月、巷では何かと賛否両論かまびすしいらしいが、少なくともオバサン個人としてはそう悪くなかったと思うんだけどな〜、「実写版ヤマト」(以下、公式HPで紹介されている情報以外にはなるべく言及しないつもりではおりますが、多少ネタバレの恐れがありますのでこのお正月休みに観覧を予定しておいでの皆様方はご注意下さい)。



 もちろん、寸分違わず原作(…ってあくまでアニメのみを念頭に置いてるみたいね、製作者側)のイメージそのものっつーわけじゃない。特に、原作の18歳から37歳と大幅に年食っちゃったせいか、それともかの「キムタク」こと木村拓哉氏が演じておいでのせいか(<笑)、古代くんがか〜な〜りスレまくっちゃってましたしねェ(<笑再び)。とはいえ管理人としてはむしろそのおかげで安心できたっつーか何つーか。だってさぁ、ついこの間までランドセル背負ってた中一の頃ならいざ知らず、以来30年分年食ってすでに甲羅に苔むしまくったオバサンになった今じゃァ、たかが18かそこらのガキに地球の運命託すなんざ、危なっかしくて到底賛同致しかねますわよ。やっぱそれだけの大仕事をこなすなら中心になるべきは30〜40代の大人、さらには50〜60代の熟年世代にしっかと手綱を締めてもらってこそ、地球の一般庶民も明日への希望を賭けて送り出せるってモンじゃございやせんか。それに古代くんってば物語後半では「艦長代理」なんて重要任務に就いちゃうし。いくら優秀でもまだ宇宙戦士訓練学校卒業後一年もたってない若造にンな大役任せるなんて、企業で言えば新卒一年目のペーペーを代表取締役副社長に任命するのも同然だぞオイ。だけどこれが37歳の実務経験者なら、補佐役の島くんや真田さん及び徳川機関長、そして沖田艦長(<病気療養中だけど)の助けを借りて艦を統率するのも充分可能だと思われる(まして島くんや真田さんも古代くん同様原作よりかなり年食ってるしな<笑)。…なんて考えること自体、アタシ自身もそーとースレたオバサンになったって証拠か(<苦笑)。
 あと、森雪ちゃんが生活班長じゃなくてブラックタイガー隊員になっていたのもこれまた賛否両論分かれるだろうが管理人としては。さらには公式HPのキャスト欄にもあるとおり、第一艦橋スタッフの一部、そして他のブラックタイガー隊員や整備スタッフの何人かが女性になっていたのも嬉しかった。…いえそりゃね、原作が素晴らしいアニメだってこたぁ管理人だって充分承知してますけどさ、今から200年先の未来にもかかわらず地球防衛軍の構成員が男性だけなんてことからしてまずありえない話だし、しかもガミラスの攻撃で国連宇宙軍はほとんど壊滅状態、辛うじて残った日本宇宙艦隊にすら使える艦はもうヤマト一隻だけてな状況じゃ戦死者もおそらく何百万、何千万単位でしかもそのうちかなりの部分は男性が占めてるだろーし、ンな状況下にもかかわらず「男性だけで」ヤマトを動かすなんざどー考えても鉄板で無理じゃん。
 …で、映画では森雪ちゃん始めそんな女性隊員たちのバトルも充分楽しめるわけだが、その戦闘シーンも凄かったな〜。日本の特撮、CG技術もここまできたかと、かつて「新ゼロ」OPにてジョーくんが流す「透過光の涙」の美しさにうっとり見とれてた世代としてはもう感無量以外の何物でもございませんでした(ただしエンターテイメントに関しては完全極右、頑迷な国粋主義者である管理人はハリウッドその他の海外映画なぞほとんど観たことがないのでその感動レベルはかなり低い…と自分でも思う<オイ)。
 そして最後にもう一つだけ言わせてもらえれば、古代くんのキャストはやっぱキムタクこと木村拓哉氏で大正解だったんじゃなかろーか(…ってアタシ、今日は思いっきし地雷踏みまくっとんな〜♪ でもま、これで今年も最後だし別にいっか<大笑)。…って、別に木村氏が原作古代くんのイメージぴったしだったわけじゃ決してないし、実際さっきは「(木村氏が演じたから故か)古代くんがかなりスレまくってたなんて暴言吐いちゃったりもしたし。…だけどこの木村拓哉という俳優さん(…あっでも本業はもしかして歌手?<再び大笑)、己れの好みはともかくとしてただ単に「イケメン」「ハンサム」「いい男」その他モロモロの褒め言葉に該当するかと問われれば、おそらく男女の区別なくかなりの確率で「Yes」の答えが返って来るであろうまことに稀有な人物だと思われる。…もちろんそりゃ管理人も同じこと、「キムタク」が手前ェの理想100%なんぞと言う気はさらさらないが、そんでもまァ「イケメン」だってコトだけは認めざるを得ねぇよな〜というのが本音、実際「ヤマト」本編中の木村氏ははっきし言ってそんな日頃の感想以上でも以下でもなかった。だけんどもね…劇場用ポスター兼上映パンフの表紙に載ってる写真がさぁ、とにもかくにも「綺麗」だったのよ。マジ管理人、アレ見たときにゃ理想云々は完全どっかに置き忘れて心底息を呑みました。そもそも齢37となりゃ自他共にばかりか世間様全てが認める「完全中年予備軍」(…もっとも「予備軍」どころか完全に中年真っ只中のオバサンに言われるなんざ先様だっていい迷惑だろうが<笑)、であるにもかかわらずあれほど美しい表情を出せたというだけで管理人は木村氏をあらためて深く尊敬すると同時に、そんな方が中学生以来30年あこがれ続けてきた「古代進」というヒーローを演じて下さったことにただただ感謝するばかりなのである(さっきの「スレてた」云々についても逆に、「スレてた」からこそあのラストが納得できるってトコもあるからね。…でもラストについてこれ以上書いちゃうとネタバレになるから以下自粛<笑)。

 ま、だからさぁ…。過去の思い出や感動はちょっくら脇に、でなけりゃ自分の心の奥底深く大事に大事に置いといてさ。「アレはアレ、コレはコレ」みたいな寛く大らかな心でこの「平成実写版」を見守ることこそ我々いい年こいたオジサンオバサンの取るべきだと思うんだけど…違うかなぁ…?

 …とか何とか、管理人が心の中で一人こっそりごちている間に人対犬の大人気ない言い争いもようやく終盤を迎えたようである。
「(ぜ〜、は〜、ぜぇぇ〜、はぁぁ〜<どうやらかなり息が切れてきたらしい飼い主<笑)…よ〜しわかった! オマエがそこまで言うんならママ、もう一度あらためて謝る!! …でもって今日の夕ご飯に熱燗…じゃなかったビーフジャーキー2本つけようじゃないかそれでどだ?」
「(ぜ〜、は〜、ぜぇぇ〜、はぁぁ〜<どうやらかなり…以下同文の飼い犬<笑)…わかりまちた。でちたら今日、いえ今年はしょれで…と言いたいところでちが、熱燗ならぬビーフジャーキー2本じゃまだちょっと誠意が感じられないというか何というか…」
「だったら歳末出血大サービスでビーフジャーキー3本! これがこっちの最終通告だ、さぁどうする!」
「結構でち。では今度こしょ手打ちということで…」
「この間は誕生日前日に留守番なんかさせて本当に申し訳ございませんでした」
「こちらこしょ、年末の忙しい最中に駄々こねてめんちゃいでちた」
 そしてお互いぺこりと頭を下げ合った人と犬、最後は仲良く年越しそばとドッグフード(+ビーフジャーキー3本<笑)を食いつつ和やかに新年を迎えたのであった…。



 以上、今年はちょっくら長くなっちゃったばかりか「009」サイトにはあるまじき脱線までこいてしまいまして本当にお詫びの言葉もございません。ですが今年一年ご贔屓下さいました皆々様方には管理人&案内人、心の底から御礼申し上げます! 皆様、どうぞよいお年をお迎えになられますように。そして願わくば来年も変わらぬご贔屓の程、何卒よろしくお願い致しますですぅ〜(<人・犬並んで深々と平伏)。



2010.11.27.(土)      主役はあくまで…

 うわぁぁぁ…またまたサイトを1ヶ月半以上放ったらかしてしまいまして、まことに申し訳ございませんっ(土下座)! 特にこの日記なんざ2ヵ月半以上更新なし、これじゃ「日記」じゃなくて「月記」、いやそれ以下だよ何やってんだアタシ…(蹴>自分)。
 …でもまぁこの点についてはあとでじっくり反省することにして、さっさと本題に入りましょーね、おほほほほっ!(<オイ)

 さて本日は毎月恒例案内人のおフロの日、そしてヤツが長年お世話になってるペットショップは都内各所への支店展開に加えて動物プロダクションまで運営しているという、かなりの大手チェーンだったりするのだった。ちなみにその動物プロダクションもギョーカイでは結構有名らしくて、所属する動物タレントさんたちはあちこちの映画やTVにひっぱりだこ、何とあの大河ドラマ「龍馬伝」にも多数ご出演あそばしていらっしゃるとか何とかかんとか。特に亀山社中や海援隊が活躍する「長崎編」ときたらまさにオールスター総出演もいーとこ、かの長崎奉行朝比奈昌広様のペットのカメレオン様とか豪商小曽根乾堂様や大浦慶様の同じくペットである大型インコ様やペルシャ猫様、そして「あの」土佐藩主山内容堂公及び長崎庶民の皆様方が力比べをさせていたクワガタムシ様、カブトムシ様等々、皆こちらのプロダクションに所属する「名優」さんたちなのだという(…って、観てない方にはまるっきしわからない話ですよね、すみません<汗)。

 かくて今年後半、早い話が「龍馬伝/長崎編」が始まった頃から、お店の入口にはそんな動物スター様たちのお写真の数々(…の切り抜きを台紙に貼った手作り特大ポスター)がデカデカと飾られていたのだが、今日は新たにもう一枚、シャンプー受付兼レジの中にもしっかり同じポスターが掲げられていたではないか(やっぱ明日が最終回ともなりゃお店の気合もハンパじゃねーわ<笑)。で、それに目を留めた管理人がワン公のシャンプー料金支払うついでに何気なく「うっわ〜、こちらの子たち、『龍馬伝』にもこんなにたくさん出演してたんですね♪」などと口にしてみれば、応対してくれていた男性店員さんも「そぉなんですよ〜vv 普通、時代劇に出演できるのは典型的な日本犬か日本猫だけなんですけどね、長崎っていうのは鎖国時代の日本が唯一海外に向けて門戸を開いていた場所なモンで、いろいろ珍しい動物もいただろうと…で、あれやこれやといろいろな動物が出演する羽目になっちゃったんです」とにこにこ顔。
 ただ、その横でレジを打ってくれていた女性トリマーさんが、たまたま傍らに寝っ転がっていた看板犬二匹(オールド・イングリッシュ・シープドッグとラブラドール・レトリバーの女の子二人組…ならぬ二匹組)のうちオールド・イングリッシュ・シープドッグちゃんの方を指し示して「実はこの子も出演したんですよ、『龍馬伝』♪」とおっしゃったときにはさすがのオバサンもちょいとびっくらこいたんだけんどもね。いやそりゃ、いくら幕末のドラマたぁいえカメレオンだの大型インコだのペルシャ猫が出演してるんだったらオールド・イングリッシュ・シープドッグが出演したって何の不思議もないけどさ、でもそれ以前に「毎月飼い犬連れて通ってるペットショップの看板犬が大河ドラマに出てた」なんて、平凡かつ地味に生きてる一般庶民にゃやっぱ、思いもかけない出来事だと思うし。

 もっともその看板犬ちゃんの名誉のためにつけ加えるなら、彼女はかつて某民放で放送されていたペット番組「ポチたま」のポチ役を長年務めていたという輝かしい実績の持ち主だったりするんだけんどもそこはそれ、やっぱ「龍馬伝」ともなるとねェ…ってんでたちまち「うっわぁ〜vv それじゃ貴女、れっきとした『大河女優』じゃないの。すごいわね〜」とか何とか黄色い声を張り上げる管理人、するとこのミーハー根性丸出しの客を相変わらずの笑顔で眺めていた先程の男性店員さんが、小さな声でぽつりと一言。

「あの…実は僕も出たんです、『龍馬伝』…。うちのサルと一緒に、サル回しの役で」

 それはある意味先程の看板犬ちゃんの話以上に衝撃的な新事実、しかし言われてよくよく見れば、レジ内ポスターに貼られたおサルさんの切抜きの脇に小さく小さく(<ほとんどサルの半分か3分の1くらいの大きさ<笑)、それでもしっかり「幕末のサル回し」の扮装をしたかの店員さんの切抜きが…っ! おかげで管理人の興奮はもはや最高潮、「うわぁ〜、それじゃ店員さんも立派な『大河俳優』じゃありませんかぁ♪ すごいですね〜vv」とか何とかいまだ裏返った声を張り上げたところ、これまた先程の女性トリマーさんがいかにも無邪気な可愛らしい笑顔でさらに一言。
「あら、この人はただの『付き人』ですよぉvv だってこのときのメインはあくまでサルの方だったんですから」(<…ごもっとも





 …それでもやっぱ「大河女優」と「大河俳優」が両方揃ってるペットショップつーのもすげーよな〜(遠い目)。なァオイ、お前ってばマジ、とんでもねぇお店でフロ入ってたんじゃないかい?(>案内人)。



2010.09.11.(土)      祝・案内人大モテ!! しかし…

 さて皆様、例によって報告が大変遅れてしまいましたが、去る8/23・24とまたまた行ってきました「第8次山梨墓参りツアーオプション犬つきプラン」! 去年は行きも帰りも大渋滞に巻き込まれてえれー目に遭いましたが、幸い今年はそんなこともなく料金所以外はほぼノンストップ、その上人・犬それぞれの旅支度も完璧、運転中の睡魔だってあの「シャブ並みに効く(毎年毎年しつこいぞオマエ>自分)」眠眠○破のおかげで完全克服とくりゃぁ、これこそ非の打ち所のない旅行ってモンでございますわよ、おほほほほっ!!

 ただ今年の気が狂ったような残暑ばかりは小淵沢に行っても八ヶ岳に行ってもどーにもならず、案内人なぞは気の毒に、エアコンガンガンに効かせた車中でもずっとハァハァヘェヘェ舌出しっぱなしでしたが。もっとも、ふと思いついてタオルにくるんだ冷凍ペットボトル茶(<もちろん「人間の」水分補給用)を腹の下に入れてやったら大分元気を取り戻したのか、いざ目的地に着いたらお参りの間中、周囲を駆けずり回って遊んでましたのでどうぞご安心をvv(何せウチの田舎のお墓ってば雑木林を切り開いた野っ原に建ってるモンで、ワン公にとっちゃ最高の遊び場なんですわ、これが<笑)。
 けれど、毎年お世話になっている犬連れOKの某ペンションには信じられない悲報が待っていました。長年ペンションの看板犬として、たくさんのお客様たちに愛されていたバーニーズマウンテンドッグのBちゃんが、この二月にまだ八歳の若さで虹の橋へと旅立ってしまったというのです。
「とにもかくにも急なことで…私どももまだ信じられない気分なんです…」
 そう言って目頭を押さえた奥様を前にしては、かける言葉もみつかりませんでした。…確かに、バーニーズのような大型犬はウチのみたいなチビに比べると寿命が短いとは申しますが、まさかあんなに元気だった、そして案内人より二歳も年下のBちゃんがこんなにも早くお星様になってしまうなんて…。
「でもね、Bの跡継ぎはちゃんといるんですよ。まだまだ『修行中』なので、つないでおかないとお客様の前には出せないんですけど」
 やがてようやく笑顔を取り戻した奥様が紹介して下さったのはコリーのRちゃん、生後七か月。さすが「看板犬候補生」だけあって人懐こくて明るいよい子、しかしながらまだまだ遊びたい盛り、甘えたい盛りの仔犬とて(ただしその図体は早くも縦横ともに案内人の倍以上)、初対面の挨拶もそこそこにカマしてくれた「遊んで〜vv」攻撃は中々に強烈でございました(マジ、管理人も一瞬吹っ飛ばされかけた<大笑)。しかしそんなRちゃんのおかげで、Bちゃんのいない淋しさがどれほどまぎれたことか…多分、オーナーご家族も同じお気持ちでいらっしゃるのでしょう。みんなが少しでも笑顔を取り戻してくれたことで、天国のBちゃんも安心してくれるといいのですが(…と言いつつまたちょっぴり涙)。

 そんなこんなで悲喜こもごものチェックインを済ませ、一休みした後はいよいよお楽しみの晩御飯。以前にも書きましたが、こちらのペンションは食堂もまた犬連れOK、美味しいディナーをいただいた後は飼い主・飼い犬(<時には猫ちゃんやフェレットちゃんが参加することもある)入り乱れておしゃべりしたり遊んだりの団欒タイムを存分に楽しめる…というのも魅力の一つだったりするんですね。ちなみに今年の「お客様」は全員わんこ、それもほとんど若くて可愛いお嬢さんばかりvv 一方男の子のお客様といえば案内人の他にはミックス犬のLちゃんだけで、そこに前出のRちゃんを加えてもたった三匹…とくれば、こりゃもう完璧な女性上位、いえいえ男性にとっては願ってもないハーレム状態というものでしょう。そしてさらに管理人が声を大にして言いたいことには、何とその愛らしいお嬢様方が揃いも揃って案内人をえれーこと気に入って下さってっ(握り拳っ)! 団欒タイムに突入した途端、大挙してご挨拶に押し寄せて下さったんですのよ、おーっほっほっほっほっ!! こんな光景を目にするのは管理人にとってももちろん初めてのこと、ああ、苦節十年、お前にもようやく「モテ期」とゆーヤツが巡ってきたんだねぇ…と、ついつい目頭を押さえてしまう飼い主でございました(ただその中には何故かLちゃんやRちゃんもしっかり交じってて、かなり熱心にアプローチしてたよーなそーでないよーな…<だけど案内人の場合、ある意味そっちの方が正常とも言えるしな<オイ)。
 中でも一番積極的だったのはチワワとダックスのミックスのMちゃん(一歳)とシェトランドシープドッグのPちゃん(五か月)。…って、いくらモテ期とはいえこんなお若いお嬢様方がお相手となると、飼い主としては少々不安になっちゃったりして(冷汗)。だって犬の一歳が人間の十八歳くらいだとしたらとうに十歳の大台に乗っかった案内人の方は五十代も立派に半ば過ぎ、そんなうら若き乙女わんこといーかげんくたびれたオッサン犬がくっつくなんざ、はっきし言って犯罪以外の何物でもないじゃありませんかぁぁぁぁぁっ!!(<魂の絶叫)
 ま、それに比べりゃまだ五か月のPちゃんは人間でもせいぜい七〜八歳の小学生レベルだし、おそらくただの「おじちゃぁ〜ん、遊んで〜vv」感覚でまとわりついてるだけなんだろーから別に心配せんでも…いやしかし、もし案内人がロリ好きだったら相手が小学生といえども油断はできんっっっ!!(オイコラいくら何でもそりゃ妄想の膨らませすぎだ大体オマエんトコの犬は仔犬の頃から筋金入りの年増趣味だろ飼い主のクセに忘れたのかバカモノ>自分)。
 …とか何とか、無邪気に遊ぶわんこ集団を前に一人どす黒い妄想にふける管理人、しかしそんな飼い主をよそに「清く正しく美しく」、そして楽しく遊びまくっていた飼い犬たちは、いざ団欒タイムが終わっても中々離れ難かったようで。特に、一階(それも向かい合わせの部屋)に泊まっているPちゃんや案内人と別れ、自分だけ二階のお部屋に戻らなければならなかったMちゃんは(…って、正確にはLちゃんその他、二階に泊まってるお友達もたくさんいたんですけど)この理不尽な状況にどうしても納得が行かなかったらしく、「ちょっとちょっとぉ〜! どーしてアタシだけが二階に行かなきゃなんないのぉっ!? アタシ、もっとパピちゃんと遊びたいのよっ! ちょっとPちゃん、アンタ何でまだパピちゃんから離れないのっ!? もしかしてアタシのいない隙に抜け駆けしようってんじゃないでしょうねっ、まだまだミルク臭い小娘のくせして生意気なっ!!」…とばかりに随分吠えまくっておいででした(…ってソレ、まだかなり激しく黒妄想が混じってねーかオイ>自分)。

 一方、そんなMちゃんをお見送りしたPちゃんご家族と管理人一行も部屋に引き上げ、「お休みなさい」などのご挨拶を交わしつつ向かい合わせのドアをそれぞれ開けようとしたその瞬間。
「ちょっとPちゃんどこ行っちゃうの! そっちはパピちゃんたちのお部屋でしょぉぉぉっ!!
 突然の絶叫が響いたかと思えば、Pちゃんが半開きのドアの隙間からするりとこちらの部屋に…。どうやら何かのはずみでママの手からリードが外れてしまったのでしょう。「すっ…すみません!」とたちまち真っ赤になって頭を下げるPちゃんママ、しかしこんなの犬連れの宿泊客同士の間じゃよくあること、飼い主さんにまた連れ出してもらえばいいだけの完全な「ノー・プロブレム」ってヤツでございます。
 ところがどっこい、いざPちゃんの後を追って部屋に入った管理人と実母、そしてPちゃんママの前には思いがけない光景が…。
 何とPちゃん、床に置いてあった案内人の食器にお顔を突っ込み、中のドライフードをむしゃむしゃぽりぽり、凄まじい勢いで食べまくっていたではありませんか!
「やめなさいPちゃんっ! それはパピちゃんのゴハンなの、パピちゃんのっっっ!!
 再び悲鳴にも似た叫びを上げたPちゃんママが飛びつくようにして愛犬を抱き上げたときには完全な手遅れ、すでに案内人の食器はカラッポ、それも洗ったようにピカピカになっていたのでございました…(さすが生後五か月、「色気より食い気」のお見事な食いっぷりっ!<オイ)。
 おかげでますます小さくなってしまわれ、何を申し上げても耳に入らないご様子でひたすら謝罪の言葉を繰り返しつつお部屋に帰って行かれたPちゃんママ。でもウチの方も本当に、全っ然構わなかったんですよ〜。だって今回持ってきた案内人のフードはしっかり二日分、そのうち半分食われたところで残り半分は手つかずで残ってるわけだし、それでなくてもウチのときたら旅行に出ると食欲ガタ減りになっちゃうワン公だし。むしろ、いい年こいたオヤジ犬が食ってるシニア用フードなんかで育ち盛りのPちゃんのお腹が満足したのかどうか、そっちの方がよっぽど心配だったくらいなんですから、どうかお気になさらないで下さいね〜(<シニア用フードは消化がいい分かなりカロリーが低いので、仔犬には絶対物足りないと思う)…って、ここで言っても無理か。



 …ま、何はともあれこんなわけで、今年もまた忘れられない旅の思い出を胸に刻むことができた、それだけは間違いないんですけんども。



 苦節十年、ようやく巡ってきた(もしかしたら一生一度かもしれない)超モテ期、両手どころか両手両足に絢爛豪華な花束状態という、盆と正月に加えてクリスマスとバレンタインデーとホワイトデーとハロウィンまでくっついてきたよーな至福のひと時からわずか十五分後にまたまた爆笑、激爆、核爆モンのハプニングに見舞われた案内人。…ったくもう、どーしてコイツときたら旅行に出るたびこんな「ド○フ大爆笑」や「○本新喜劇」もまっつぁおの悲喜劇にまきこまれちまうんだろうねェ(ため息)。少なくともアタシの今は亡きお祖父ちゃんに似てくれたおかげで「顔だけは」超・超・超二枚目だってぇのに、何の因果でここまで見事な大ボケ体質、お笑い犬に育っちまったんだか。ああ神様、これも皆生きとし生けるもの全てに背負わされた「宿命」の為せる業なのでしょうか…(いやそりゃ単に顔以外丸ごと全部オマエに似ちまったのが最大・最悪の原因だと思うぞ>自分)。



2010.08.17.(火)      忘れ去られた飼い主と切り捨てられた飼い犬

 ごほごほごほごほっ!! げほっ! ごほごほごほんっ!! …って、すみませぇ〜ん。管理人、こんなクソ暑い夏の真っ盛りだとゆーのに思いっきし風邪ひいちゃいましたぁ〜(涙)。とはいえその症状は典型的な「鼻っ風邪」、のどの痛みと鼻水と咳、ついでに37℃前後の微熱以外には特にどーってこともございませんゆえ、どうぞご心配なくvv
 しかしながらこれら「どーってこたない」症状をバカにしたおかげでえれー痛い目を見た経験も一度や二度じゃないオバサン、のどの痛みと微熱を感じた時点で即刻この日記でもおなじみ「決して仮名でも偽名でもない」石原医院へ駆け込み、「本名は決して『藤蔭』ではない」F先生に診察していただきました。したら幸い「この程度ならさほど心配ありませんよ」とのご診断、あーよかったと胸なでおろし、続いて薬をもらうためすぐ近くの某薬局へと立ち寄ったのですが。
 いつものとおりレジ兼受付に処方箋を提出して待合コーナーの椅子に腰を下ろせば、何故か白衣姿の薬剤師さんらしき女性が一人やってきて、開口一番「失礼ですが、初めての方ですか?」って、はぁ? あの〜アタシ、今の家に越してきてからおよそ二十年近く、具合が悪くなれば必ず石原医院とこの薬局のお世話になってるんですけど…さらに加えて今は亡き実父の介護してたときにゃ、そのお薬もらいに毎月二回二年間、欠かさず通い続けてたりもしたし、つい数ヶ月前の実母の胆石騒動の際にも代理でお薬取りにきたりして、自分じゃすっかりここの常連、お得意さんのつもりでいたんですけど…。
 管理人が大いに面食らいながらも以上のような事情を話せば「大変失礼致しました」と頭を下げてくれた薬剤師さん、しかし続いて「申し訳ありませんが当店のデータベースにはお客様のお名前が見当たらず…」とおっしゃる。
 …そりゃま確かに実父の介護してたのはもう十年近くも昔の話だし、数ヶ月前の胆石云々の際にもあくまで「実母の代理」で来ただけだしな〜。とはいえいかな管理人とてこの二十年近く風邪一つひかずに生きてきたわけじゃなし、ついこの前もここにはお世話になって…って、「ついこの前」っていつだったっけ? えーと…………………………(<どうやらそう簡単には思い出せないほど太古の昔らしい<笑…いながら油汗)。たはははは…これじゃお店のデータベース様に忘れ去られても文句は言えねーわなぁ…。
 ま、これもひとえに己れの「健康優良中年」っぷりのおかげと思えばありがたいことこの上ないんですけんども、二十年通ってる薬局で今更「当店を初めてご利用になる患者の皆様方へ」なんて書類を書かされるとゆーのはいかにもわびしく、そこはかとない哀しみさえ感じる経験でございました…。

 そんでもとにかく薬を受け取り、その日も絶好調カンカン照りの炎天下をえっちらおっちらごほごほごほ、家へと帰ってきてみれば。
「ちょっとりーみん大変よっ!! 昨日の夜、Hちゃんちのすぐそばのお家に強盗が入ったんだって!!!
 玄関先に一歩足を踏み入れるやいなや、奥から走り出てきた実母の絶叫が家中に響き渡ったではありませんか。何でもアタシが出かけた後、あまりの暑さにちょいと水まきなどしてたら、通りがかりのご近所様が教えて下さったんだそーで…なんてこたともかく、Hちゃん(<案内人のお散歩友達。すでに十四、五歳の高齢ながらまだまだ元気なお爺ちゃん柴犬vv)のお家近辺つーたら、ウチからほんの百メートルも離れてないじゃないかあぁぁぁぁっっ!!!
 そんな目と鼻の先で強盗事件が起こったなんて、えらいこっちゃえらいこっちゃヨイヨイヨイヨイ…と管理人もあわやパニックになりかけましたが、考えてみりゃウチにはすでに「イチ、ニィ、サン、シィ、○○○o○〜♪」でお馴染みの某有名警備会社の防犯システムも入ってるし、ついでに一応「番犬」と言えなくもないイキモノ(笑)も一匹同居してるし…な〜んだ、んじゃこれ以上の防犯対策つーたらせいぜい戸締りと警備システムのスイッチ入れ忘れに厳重注意するくらいっきゃないやんけ。…ってんであっさり正気に返ったのはいーけれど(単純<笑)、生憎風邪の方はそうもいかず、やがて昼食が終わる頃には起きているのも辛くなっちゃいましてねェ。とにもかくにも後片づけだけ済ませてベッドに直行、そのまま夕方まで休ませてもらってたんですわ。
 したら幸い、目覚めた頃には大分調子もよくなって「これなら何とかワン公の散歩にも行けるべさ」と起き出してきたら、今度は実母の様子がミョーにおかしい。とはいえ管理人の風邪が移ったとかゆーより何だか随分落ち込んでる様子とて、すぐさま理由を問い質してみれば。
 何でもアタシがぐーたら寝こけている間に、例の強盗事件の聞き込みと近隣住民への注意喚起を兼ねて、所轄署の刑事さんたちが訪ねてこられたんだそうな(<お疲れ様でございます)。で、我が家の防犯対策についても訊かれた実母が「ウチは警備会社の防犯システムも入れてありますし、も一匹おりますから」とちょっぴり胸を張り、犬種その他についても詳しくご説明した途端「あ、パピヨンじゃダメです。小っちゃすぎて何の役にも立ちませんという無情なお言葉が返ってきたとゆーわけで。…いやそりゃアタシたちだって、いざ実際に強盗に入られたひにゃこんなチビなんざひとたまりもないってこたぁ重々承知してますけどさ、そこまではっきし断言されちゃやっぱ傷つくんですよ、飼い主ってヤツは…。
 しかし今は何より散歩だ散歩とワン公連れて外に出たところ、たまたま通りかかったのが管理人宅の二軒お隣に住むBちゃん(ミニチュアダックス)とそのママ。かくてまたまた例の強盗事件と刑事さんたちの話題が出たゆえ、成行きのまま先程の実母の件をお話すれば。
「あぁ〜ん、そーなのよぉ〜。ウチもね、『ミニチュアダックスじゃダメ』って言われちゃったの〜(TT)。…そりゃぁ確かにパピちゃんやBは小っちゃいけど、それでもお家を守るため、毎日一所懸命頑張ってるのにね〜」
 何と、たちまち表情を曇らせたBちゃんママが、Bちゃんと案内人をひしと抱きしめて今にも泣きそうな声を上げられたではありませんか。う〜む…。こりゃはっきし言ってウチの実母よりかなり重症だわ。
 もちろん、刑事さんたちがおっしゃったことはどれもこれも至極ごもっともだし、それでなくともこの酷暑の中、地域の安全を守るために一軒一軒注意を呼びかけて下さったそのご苦労を思えば、いくら感謝したって足りるモンじゃございやせん。しかし一方そのおかげで、ご町内中の小型犬・超小型犬の「番犬」としての存在意義がきっぱりばっさり切り捨てられてしまったのもまた真実、多分この日はかなりの数の飼い主さんたちが愛犬抱きしめてにむせんでたんだろ〜な〜(…何せウチのご町内ってばやたらと犬バカ多いし)。

 もっとも飼ってるわんこが大きけりゃ大きいで、飼い主さんにはまた別の心配があるらしく…。
 その数日後、今度は縦横ともに案内人の二倍はあろうかというミックス犬、Tちゃんのママと同じ話で盛り上がっていた管理人が何の気なしに「Tちゃんくらいの体格だったら、役立たず呼ばわりされることもないのにね〜」とぼやいたところ、深いため息とともにTちゃんママがおっしゃったことには。
「だけどりーみんさん、ウチのはホントにソレやりかねないから怖いのよ〜。どうやらこの子、自分はパピちゃんたちよりかなり大きいって自覚があるみたいでね、時と場合によっちゃオートバイや自動車にだって飛びかかって行くんですもん。万が一強盗なんかに同じことして、相手が武器でも持ってたらイチコロよ。…こーなったら『もしもの時には死んだふりでもするよう、今からでもしつけようかしら…」
 もしかしたらTちゃん、あれからずっとママに「死んだふり」の猛特訓させられてひぃひぃ言ってるのかもしれません…(遠い目)。



 何はともあれ以上のような理由で8月前半はまるっきし使い物にならなかった管理人ですが、ここ数日あたりになってようやく回復致しました(…ただ咳だけはまだちょいと残ってるけど)。どうやら今年の夏風邪、症状は軽いものの一度かかってしまったらかなり長引きそうですので、皆様も何卒お気をつけ下さいませ。その間すっかり滞ってしまった新作更新及び掲示板等のお返事についてもできるだけ早くお届けする所存ではございますが、できればあともう少しの間、気長かつ生ヌルい目でお待ちいただければ幸いでございますぅ〜…ごめんなさいっ(土下座っ)!



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