2011.12.31.(土)      それでも何とか大晦日

 皆しゃまこんにちは! 案内人のパピでち〜♪ 先日はウチのママ…もとい管理人が辛気臭い泣き言ばっかぐじゅぐじゅだらだら、大変失礼致ちまちた。めんちゃいね(土下座)。…え? ああ、ママだったら今日も大晦日恒例のお掃除に精出ちてまちよ。毎年毎年こんな、最後の日になって慌てるくらいなら12月の始めあたりからきちんと計画的に少ちずつ片づけていけばいいのにねぇ。もっとも今年はお仕事がかなり忙ちくて、昨日までほとんどお休みもなかったみたいだち、ちょっとは大目に見てやってもいいかな〜。少なくとも、この秋口から急にお仕事の量が増えちゃったことだけは決ちてあのヒト自身のせいじゃないち、ボクだって全く同情ちてないわけでもないち…。

 ただねっ、しょれと同時に胃の調子悪くちてちばらくゴハンが食べられなくなっちゃったのだけは間違いなく「身から出た錆」「自業自得」以外の何物でもありまちぇんっ(握り拳! …ならぬ握り肉球?<笑)。しょりゃぁ、今年の夏から秋にかけてはいろいろありまちたから、さすがの「健康優良中年」も心身ともにかなりしんどかったんだろうとは思いまちけど、ボクに言わせりゃ一番の原因は日頃の不摂生! に他なりまちぇんよ。何ちろあのオバサンときたら無節操にお酒は飲むわ煙草は吸うわ、いい年こいてホント好き放題やってるんだもん。しょれで自分の寿命を縮めるのは本人の勝手でちが、少なくともボクよりは長生きちてもらわないと…こっちだって生活かかってるんでちからねっ。

 …とまぁ、ロクでもない飼い主のおかげでいつまでたっても気苦労の耐えないボクでちが、おかげしゃまで今月12日に無事12歳のお誕生日を迎えることができまちた。人間で言えば64歳だそうでちがまだまだお耳もお鼻もお目々も絶好調の元気一杯、飼い主ばかりか他所の人にも未だに「可愛い、可愛い」って言われるの〜vv(…ってソレ結構な自慢だぞわかっとんのかオイ<天の声<笑) もちろん、ゴハンだってたくしゃん食べてまちよ。「犬としてあるまじき小食漢」とか何とか、ママはしょっちゅうこの日記で愚痴っているみたいだけど、自分だって前の日記で「腹八分目は医者要らず」なんて書いてたじゃない。ボクはボクなりに自分の健康管理をきちんとちてるだけでちよ〜だ。



 …等々、つれづれなるままに日暮硯ならぬPCに向かって心に浮かびくるよしなしごとをそこはかとなく書き綴っていた案内人。…と、そこへ!
「おいパピ、掃除終わったぞ〜、出て来〜いっ! …って何やってんの、人のPCでっ!」
「おやママ、今年はずいぶんと早く終わったじゃないでちか。しゃては相当手抜きちまちたね?」
 ここまできてようやく登場したかと思えばいきなり図星を突かれて顔色を失う管理人。しかしこんなことでめげるようではこの犬の飼い主など務まらないとすかさず反撃開始!
「うるさいっ! 手抜きでも何でも一応掃除はしたんだからいーんだよっ! それよりPC…って、アンタまた例によって書きたい放題好き勝手に書いてくれたねぇ。何だいこれ?」
 かたや飼い主出現と共に12歳とは思えぬ身のこなしで素早くPC前から飛び退いた飼い犬、かくてもう一つの大晦日恒例、いい年こいた人と犬との不毛な睨み合いっ!
「何って、今年最後の日記に決まってるじゃありまちぇんか。ママが忙ちそうだったからボクが代わりに書いてあげたの。えへ♪(<飼い犬、ここでわざとらしく「一番可愛いポーズ」キメ!<笑)」
「ちょっと待てっ。最後の日記って…今年一年の締めくくりにこんな恥さらしな文章載せられるかぁぁぁぁっ!!」
「…じゃママ、今からあらためて日記書く? ずいぶん早くお掃除が終わったとはいえ、もうお日様はとうの昔に水平線の彼方へと沈んじゃいまちたよ。これからお風呂入って晩ゴハンのお年越しそば用意ちて食べなきゃならないのに、しょんな時間あるの?」
「…」
 さぁ飼い主言葉に詰まった! しかし飼い犬の台詞は全て正論ごもっとも、反論の余地なしっ。そして次の瞬間、飼い主のくたびれた脳ミソの中で回り始めた打算と利害関係と自己保身のトリプルメリーゴーラウンド!
「わ…わかったパピ! その文章UPしよう! アマチュアとはいえアタシだって一応お笑い芸人…じゃなかったお笑い物書きの端くれ、己が身を削って笑いを取ってこそ本望じゃいっ!」
「さしゅがママ! しょれでこそボクが尊敬ち、敬愛しゅるこの世にたった一人の飼い主しゃんでち。しょれじゃぁ早速、行きまちよ?」
「お…おーし、行けっ」
 いつの間にやら再びPCの前に陣取った飼い犬、飼い主のGOサインと同時にその前脚をキーボードに走らせ、あっという間に更新完了。

 かくて今年もまた飼い犬に丸め込まれた飼い主は、自らの恥をさらす日記で一年を締めくくる羽目になるのであった…。



 以上、大晦日恒例管理人&案内人のドツキ漫才はここまでとして(…と姿勢を正す飼い主と飼い犬)、今年は東日本大震災を始め、思いがけない出来事が数多く続いた年でした。もしかしたら弊サイトにお越し下さるお客様の中にも被害に遭われた方々がいらっしゃるかもしれません。何もできず、ただ一日、一刻でも早く皆様方が笑顔を取り戻されることを願うしかない管理人&案内人をどうぞお許し下さいませ。
 一方、管理人個人にとっても今年は結構キビシイ年で(特に後半<苦笑)。もちろん、災害に遭われた方々に比べれば「蚊に食われた」どころか「留まられた」程度にしか過ぎませんが、サイト始まって以来の「キリリク受付停止」などという事態に陥ってしまったことについてもお詫びの申し上げようもございません(平伏っ)。
 ですが、それだけに日々わずかずつでも確実に回るカウンタ、たとい惰性であろうと冷やかしであろうと絶えることなくおいで下さる方々の存在がこれほど嬉しく、ありがたかった年もまた初めてかもしれない…というのが管理人の嘘偽りない本音だったり致します。

 皆様、今年一年本当にどうもありがとうございました。来るべき2012年が全ての方々にとって良き年、幸せな年になりますよう、人・犬揃って心よりお祈り申し上げます。



2011.11.28.(月)      お詫びとグチと業務連絡

 皆様、大変お久しぶりでございます。…って最近じゃもうこれが挨拶代わりみたいになってて情けないことこの上ないのですが、今回ばかりはマジ「前回の更新は一体いつだったんだよオイ」状態で正真正銘お詫びの言葉すらなく…。まことに、まことに申し訳ありませんでした!(土下座っ)

 というのも、実はこの7月から8月にかけて管理人の本業がやたらと忙しくなっちまった上に実母が何度か低血糖でぶっ倒れるという非常事態が重なり、パニクる間もなく無我夢中で頑張ってたら今度はそのツケがこっちのにきて、9月の半ば頃から普段の半分くらいしか物が食えない状態が続いてたんですぅ〜(汗@苦笑)。
 あっでも、決して入院だの手術だのといった深刻な事態ではございませんので、その点はどうぞご安心下さいませ。まずは実母の方ですが、元々「糖尿病予備軍」とて血糖値を抑える薬を飲んでいたところへ今年の猛暑による夏バテが重なり、必要以上に血糖値が下がってしまっただけだったらしく、それじゃあってんで薬飲むのをやめたら途端にケロリンパッパと全快してくれやがりました♪ しかし同時に低血圧の貧血持ちでもあるバーサン、これまで倒れた「前科」のほとんど全てが貧血によるものだったため、毎度お馴染み管理人宅のかかりつけ医、「決して仮名でも偽名でもない」石原医院の「本名は決して藤蔭ではない」F先生も当初はそちらをお疑いになられ、真の原因究明までにちょっくら時間がかかっちゃったんですわ。でもってその間、本人はもちろん娘の方も「今度はいつ何処でぶっ倒れるか」と戦々恐々…。せめて家の中でひっくり返ってくれる分にはまだマシなものの、一度なんか買物先で気分が悪くなったとて懇意のお花屋さんに転がり込み、慌てて迎えに行った管理人ともども徒歩わずか10分の道のりをお店のご主人に車で送っていただいた、なんて大騒ぎになっちゃいましたしねェ…。もっともたとい倒れたところで、ちょっと安静にしてればすぐに回復して普通に動けるようになるんですけんども、それでもこういう場合は日々の雑事一切を管理人が引き受け、年老いた母をゆっくり養生させてやるのが娘としての正しいあり方というものでしょう。しかし先にも述べたとおり、こっちはこっちで殺人的な忙しさになってしまった本業を抱えていては、そうそう家事に専念することもできません。そしてまた実母の方にも「アタシはまだまだ娘の世話になるような年じゃないのよ」みたいな意地があるのか、少しでも目ェ離すとすぐにあっちへウロチョロこっちへウロチョロ、何でも自分で片づけようとする。…ま、それも「重症ではない証拠」と思えばありがたいことこの上ないんですけど、やっぱ娘としてはその度ごとに心配だの不安だの、ゆっくりさせてやれない自分への罪悪感だのに苛まれたりもするわけですよ。さらにはそこに「仕事のストレス」なんぞという特別フロクがくっついてきたひにゃ、さすがの「健康優良中年」の胃袋だって悲鳴の一つや二つは上げますわな(…って何他人事みたいに言ってんだよコラ>自分)。

 それでもついに原因を突き止めたF先生が「薬の中断」という大英断(<いや、だってヘタに薬やめて血糖値が上がり過ぎちゃったりしたらこれまた由々しき問題だし、医者という立場上かなりお悩みになられたようですが)に踏み切って下さったおかげで現在の実母は至極元気に過ごしているばかりか、今回の件で計らずも全身徹底的に検査を受けた結果「血糖値以外は内臓のどこにも異常なし」とのお墨付きを頂戴することができました。おかげで管理人もようやく不安と罪悪感から解放されてめでたしめでたし、となるはずだったのですが、困ったことに特別フロクの「仕事の忙しさとストレス」はそのまんま(とゆーより今もなお絶好調増大中♪<ヤケクソの笑)…てなわけで結局9月半ばあたりから10月一杯、重くもたれる胃をなだめすかしつつぐずぐずだらだら、必要最低限の生活活動をしていくだけで精一杯だったのでございます。
 とはいえいかな忙しさ、あるいはストレスにもやがては慣れてしまうのが人間というイキモノらしく、そしてありがたいことに管理人もまたそんなイキモノの端くれだったらしく、11月に入ってからは徐々にとはいえ体調も回復し、食欲もほぼ元通りになりました(正直今でも時々ムラが出たり致しますが「腹八分目は医者要らず」ともいうし、案外その方が健康にはいいのかも<オイ)。ちなみに実母だけでなく管理人も、9月初旬に受けた区民健康診断でこれまたF先生に「全身どこも異常なし、パーフェクトです!」と太鼓判を押していただきましたし、加えて我が家のもう一人(一匹?<笑)の家族である案内人はといえば、飼い主どもの体調不良などどこ吹く風の快食快眠ついでに快便、「天高く『犬』肥ゆる秋(<…ま、元が「犬としてあるまじき」小食漢だけあって食う量はたかが知れてるけどさ)」を存分に満喫しておりますので、とりあえず家族の健康問題についてはもう心配しなくていいかと(ほっ<安堵)。

 しかしながら残る「本業の忙しさ」だけはさっぱり落ち着く気配を見せず、皆様への状況報告もすっかり遅くなってしまいました。そこで大変勝手ながら、しばしの間管理人指定・自己申告を問わず新規キリリク受付をお休みさせていただくことをどうぞお許し下さいませ。もちろん現在お引受けしている分は、どんなに時間がかかろうとも責任を持って必ずお手元にお届け致します。また今回お休みするのはあくまでキリリクの新規受付だけであって、サイト運営や創作活動まで中断するようなことは絶対に致しません。キリリク受付も本業が落ち着き次第(うまく行けば年末、万が一長引いてしまったら年度末あたり…?)即刻再開致しますので、しばしの間管理人の我儘をお許し下さいますよう、伏してお願い申し上げます。



2011.07.14.(木)      決断すべきか八周年!

 本日、弊サイトは無事開設八周年を迎えました。困ったことにここ数年更新速度は落ちていく一方(オマエ最近そればっかりやんけ>自分)、今じゃすっかり閑古鳥の集合住宅、web上の場所塞ぎと化してしまった感も大いにありのヘボサイトではございますが、それでも毎日規則正しくカウンタが回っていくのはひとえに日頃ご贔屓下さる皆様方のおかげ管理人&案内人、心より御礼申し上げます(人・犬揃って深々と平伏)。

 …が。

 たとい閑古鳥の集合住宅だろーが場所塞ぎだろーが、まがりなりにもサイトを運営している身にとっては何より大事な命綱、やれ電力不足だ節電だとあちらこちらでかまびすしいこのご時世といえどもいざとなったら他の家電製品丸ごと止める覚悟でコイツ動かす電力だけは確保せねばならない重要アイテムでもあるPCの調子が最近どーもあんまりよくないんですわ(ため息)。
 いやもう、とにもかくにも動作速度が滅茶苦茶トロくなっちゃいましてねェ…起動時なんか電源入れてから利用可能になるまで十五分や二〇分は平気でかかる、でもってその次、いざ作業を始めるべくIEだのWordだのOutlookだのといった各種ソフトを立ち上げたら立ち上げたでこれまたさらに五〜十分は待たされるというとんでもない有様、それでもまだ作業中いきなり電源が落ちたりとか年がら年中フリーズしっ放しとかみたいな致命的状況だけは何とか免れている分マシと言えばマシなんですけんどもさ、こんじゃマジいくら時間があったって足りゃしねぇよぉぉぉぉっ!!!(<魂の絶叫)
 しかもオバサン、サイト運営ばかりか本業の方でも結構PC使ってたりするモンで(…つーよりPCがなけりゃにっちもさっちも行かないと言った方が正しい)、となれば当然本業の作業効率も落ちる→しかしこっちはメシの種ゆえ最優先→その分趣味の時間を削る→サイトの更新速度が落ちるという悪循環、まさに「ドツボにはまってトッピンシャン♪」状態なんですのよ、おほほほほっ(<ヤケクソの哄笑)。あっでも、ということはサイトが閑古鳥の集合住宅になったのもweb上の場所塞ぎになったのもアタシじゃなくてPCのせい…?(ンなわけねーだろ何責任転嫁してんだコラ>自分)。

 もっともその原因は管理人にもわかりすぎるくらいわかってんですけどさ。ええもう、そのものずばりPCの老朽化、これ以外にないっ! 何せこのPC買ったのはサイト開設一年前、となりゃぁ早い話がもう丸九年もコキ使ってるんですもの、いー加減ガタがきたって全っ然おかしかないわけで(苦笑しつつ遠い目)。ただ、それでも一応まともに動いてるこた動いてるし、そうなるとやっぱ「もったいないお化け」憑きまくりのオバサンとしては中々買い換える決心がつかないんですよ。いえ、つい先日もゼロナイサイト仲間で数ヶ月前にPCを買い換えられた某様宅にお邪魔した際「こちらもいよいよ思い切るしかないかもしれません」なんてカキコを掲示板に残してきたんですけんどもね、正直内心では「まだあと半年くらいはいけるかな〜」みたいな気もしないではなく…。なのにそれからわずか一ヶ月、いや半月もたたないうちにまた一段と動作が遅くなりやがった我が家のPC、ああ、これぞいよいよ断末魔か、そして管理人もまたついに決断の時を迎えるしかないのかっ!? …でも新しいPC買ったらまたセッティングやら何やらに結構時間かかるんだろうな〜。おまけにOSは鉄板で「7」だろーし、身も心もすっかりXPに慣れきった年寄りに果たして使いこなせるんだろか…(とここでまた思い悩む<優柔不断<笑)。

 ともあれ、近い将来管理人は否応なく決断せざるを得なくなるでしょう。もしある日突然数日あるいは一週間ほどネット落ちするようなことがありましたら「あのドケチオバハンもついに覚悟を決めて清水の舞台から飛び落ちたのね」とでも思し召して、嘲り笑いつつも生ヌルい目で見守ってやっていただければ何よりの幸いでございます…(ため息をつきつつ平伏)。



2011.05.16.(月)      お誕生日と地雷踏み

※2か月ぶりにようやく更新、しかも今日はジョーくんのお誕生日だというのに管理人、またまた出しちゃいました悪いクセ…。今回のネタは前半こそわんこ絡みの「ちょっといい話」(<いや、やっぱジョーくんのお誕生日だし)ですが後半では地雷踏みまくりの蹴飛ばしまくり、しかもこれまで決して近づかなかった「禁断の地雷原」にまで足踏み込んで思いっ切し踏みにじっておりますので、要らん不愉快を感じたくない方は前半部分のみで潔くブラウザを閉じて下さいますようお願い申し上げます(ついにサイト捨てる気かオマエ今度こそお越し下さったお客様方に総スカン食っても知らんぞ>自分)。それでもジョーくん、お誕生日おめでとう…。

 先日久しぶりに案内人のお散歩友達、ボーダーコリー系ミックスのTちゃんに会いました。以前10.08.17.付日記にも登場してくれただけあって、案内人はもちろんのこと管理人ともたいそう仲良しのTちゃんですが、如何せん互いのお散歩タイムがビミョーにズレてるらしくて会えるのは月に一度か二度がせいぜい、しかも例の地震が起きてからというものふっつり見かけなくなったまま一か月、いや一か月半…とくれば、これはもう「感動の再会」以外の何物でもありません。それはどうやらTちゃんママも同様だったらしく、管理人&案内人の姿を見つけるやいなや「あぁ、パピちゃん! よかった、無事だったのね! ほらT、パピちゃんだよっ」と嬉しげに駆け寄って来て下さいました。…が、しかし。
 そのお声を聞いた瞬間、いつもなら「くぅ〜ん、きゅぅぅ〜ん、きゅふ〜んvv」なんぞと大きな体に似合わぬ甘えた鼻声の「ご挨拶」をしながら、おっとりとことこ近づいてくるはずのTちゃんが何故か「ふぐぉおぉぉぉっ!! うおっ、うおっ、ぐぉおぉぉぉ〜んっ!!」という悲鳴にも似た雄叫びと共にママ以上の猛ダッシュ、それこそ獲物を見つけた猟犬さながらの勢いでこちらに突進してきたではありませんか。これにはさすがの管理人&案内人も一瞬硬直(正直、自他共に認める「犬バカ」オバサンがわずかにドン引いた<笑)、しかしいざやってくれば全くいつもどおり、人懐こいよい子のTちゃんに違いありません。そこで、ママに詳しいお話を伺ってみたところ。

 そもそもの発端はあの地震があった日のTちゃんが、運悪くたった一匹でお留守番中だったことでした。Tちゃんのお家はまだ若いパパとママとの「三人暮らし」、いつもならパパがお仕事にお出かけになったあとはママと一緒にお留守番…のはずだったのですが、たまたまその日に限ってママもちょっとしたご用で外出中、しかもちょうど電車に乗っていらしたため、緊急停車した車内にそのまま二時間も閉じ込められてしまう羽目に…。それでも何とか携帯がパパの会社につながってお互いの無事を確認できたのは不幸中の幸い、しかしそうなると今度はTちゃんのことが心配で心配でたまりません。一方電話を受けて開口一番「そうか、無事だったんだな、よかった!」と弾んだ声を上げたパパも、次の瞬間にはその声が完全にひっくり返って「…え? でもそれじゃTは今一人ぽっちなのかぁぁぁぁっっっ!!!」と絶叫、帰宅指示が出たと同時に会社を飛び出し、かつてトライアスロンで鍛えた健脚に物を言わせてお家までの片道10km弱を走ってお帰りになったそうです。そしてようやく我が家にたどり着き、慌てて玄関のドアを開けた瞬間泣きながら飛びついてきたTちゃんはといえば、どうやらずっと上がり口で震えていたらしく酷く怯えてはいたものの、特に怪我をした様子もなくてとりあえずは一安心。ただ、地震のショックがよっぽど大きかったのか、それ以来ゴハンを食べると戻すクセがついてしまいました。食欲自体は以前と変わりないとはいえ、これではいくら食べても栄養になるわけがありません。
 実際、その体はちょっぴり痩せてしまったように見えました。いつもならぶんぶんと元気よく振り回してくれるはずの尻尾もだらんと垂れ下がったまま、ゆらゆらとわずかに左右に揺れているばかりです。けれどママに言わせると、Tちゃんはこれでもまだマシな方らしく…。
「○○さんのところのKちゃんなんか、戻し過ぎてまで吐いちゃったそうですよ。だけど獣医さんに連れて行ったら『体にはどこにも異常ありません。ストレスです』って、精神安定剤を出していただくしかなかったって…。他に地震で落ちてきた物に当たって怪我をした子もたくさん来てたっていうし、それを思えばウチなんか、怪我がなかっただけでも有難いと思わなくちゃ」
 そうは言ってもやはり飼い主としては心配なのでしょう、一瞬黙り込んでしまったTちゃんママ。けれどそのお話にはまだもう少し、続きがあったのでした。
 
「それとこの子ね、自分が死ぬほど怖い思いをしたせいか、お友達のことが心配でたまらなくなっちゃったらしいんです。散歩に出るといつもきょろきょろ辺りを見回して、顔見知りのワンちゃんを見つけるとどんなに遠くからでもすっ飛んで行って…。誰かのお家の前を通ろうものならそのままご門の前で『座り込み』ですよぉ。も、相手の子が顔を見せてくれるか声が聞こえるまでは頑として動かないんですから。この前なんかね、玄関先を掃除してらした飼い主さんの目の前でソレやっちゃって、見かねたその方がわざわざお家の中からワンちゃん連れてきて下さったくらいなんです。おかげでこっちは申し訳ないやら恥ずかしいやら…」
 しかしそんな努力(執念?<笑)とママの気苦労(散歩のたびにソレじゃ、さぞかし大変な思いをなさったことだろうと<涙)の甲斐あって一か月後にはほぼ全てのお友達と無事再会を果たしたTちゃんはようやく安心したのか、体調も大分落ち着いてきたのだといいます。ただ…。
最後の最後、どうしても会えなかったのがパピちゃんで…。それにほら、お家もTの散歩コースからは少し外れてるでしょう? だからこの子、いつもパピちゃんに会えるこの場所に来るとあちこち探して、そのたびに『今日もダメだった』ってしょんぼりしてたんです。でもよかったねT、やっとパピちゃんに会えたね〜♪ パピちゃんもママも大丈夫だったって。これで完全に安心できたね〜♪」
 ママがそうおっしゃった途端、何とTちゃんはそれまで下がっていた尻尾をぴんと上げてぐるぐるぶんぶん元気に振り回してくれたではありませんか。そこでようやく、管理人にも先程の雄叫びの意味がわかりました。そう、あれこそは久々に案内人(…とついでに管理人<笑)の姿を見つけたTちゃんの、「パピちゃん、元気だったんだね!! 何でもなかったんだね! よかったね!」という歓喜と安堵の絶叫だったに違いありません。自分だって「死ぬほど怖い」思いをして、そのおかげで未だ体調もよくない中(もちろん、人間同様いっそう深刻な被害を受けた地域のわんこにゃんこに比べれば何でもないことかもしれないし、いやそれ以前に先程Tちゃんママもおっしゃったとおり、都内にだってもっと大変な目に遭った子はたくさんいるのですが)、Tちゃんは一か月以上もの間案内人を心底心配し続けていてくれたのでしょう。その優しさにはさすがの鬼婆の目にも涙(<笑)、ただただTちゃんを抱きしめて「ありがとうね」とつぶやくより他ない管理人でございました…。





 しっかしまぁ、こんな出来事にブチ当たったりすると何だか人間どもの方が情なくなってきちゃいますね、いやマジで。その筆頭は言わずと知れた政治家のお偉いさんたち、こんな大災害が起きたってぇのに相も変わらず与党野党で大ゲンカ(それどころか時と場合によっちゃ与党内でも仲間割れっ!<呆れ果ててため息)するしか能がないなんて、一体どーゆー神経してんだよまったく。
 そりゃま確かに現政権の震災に対する対応はお世辞にも褒められたモンじゃなかったけどさ、地震と津波はともかくも原発事故だけは紛れもなく人災、未だ人間の手で完全制御できたわけでもない「原子力(…と言やぁ聞こえはいいが、早い話が「核」だ「核」)」を小手先の技術だけで弄んだ挙句の果てにこーなっちゃったわけだから、仮に政府が完璧極まりない対応をしてたとて一体どこまで押さえこめたモンやら。…でもってその原因たる原発を過去四十年だか五十年、さすがのオバサンも生まれてなかった昔からどんどこどんどこ手当たり次第に造り続けてきたのはこれまた紛れもない前政権、現在は野党第一党として政府批判に躍起になってる某自○党の皆さん方だったんじゃないのかね。そんな過去を棚に上げて人様のことをああも悪し様に罵れるツラの皮の厚さにはただただ感服するばかりだが、それを言うなら罵られてる側の現政権、某○主党だって本を正せば同じ穴のムジナ、だからこそあんな対応しかできなかったんじゃないかと管理人は睨んでる。
 しかしかつての自○党があれほど長い間政権の座についていられたのも、また一方の○主党が去る2009年9月に見事政権交代を成し遂げたのも全ては国民の支持あればこそ、すなわち有権者一人一人がその政策を原発推進コミで容認し、清き一票を投じた結果に他ならない。となれば我々一般庶民とて、今回の事故を引き起こした責任は何らかの形で負わねばならないだろう(おお、いよいよ片足ツッコんだぞ、「禁断の地雷原」っ!)

 事ここに至っては「我々国民は『原発は絶対安全』だという国の言葉に騙されただけ」なんて言い訳は通用しない。何故なら国や政府が主張する「原発安全神話」に反論する人々は昔から存在し、書籍や雑誌だの映画だの音楽だの、ありとあらゆる媒体を使って社会への警告を発し続けていたからである。自分自身できちんとこの問題に向き合おうとすればその資料も材料もいくらでも手に入ったてぇのに何もしなかったつーのは明らかな思考放棄でありただの怠慢何もかも人任せにしていただけのクセして今更騙されたなんてほざくなよ、みっともないから。一方「自分は以前から原発には反対だったし、選挙でも原発推進派の候補に投票したことは一度もない」とか何とかヌカす輩にしたところでその多くは所詮口先だけの馴れ合い派、どーせ「自分一人が反対したってたかが知れてるから」みたいな勝手な理屈つけて結局は何の意思表示もしないまま手ェこまねいて見てただけなんだろー? ならばこっちはこっちで完全な行動放棄、怠慢という点では前述の連中と何一つ変わるところはない(<実は管理人も間違いなく行動放棄してた怠慢人間のうちの一人)。

 先にも述べたが、あの地震や津波だけに限って言うならまさしく天災、誰が悪いわけでもなく、また誰の責任というわけでもない。そして我々「非被災者」にできることといえば、被災地の一日も早い復興を祈り、少しでもその助けになればと義援金や物資を送り、あるいはボランティアや炊き出しに駆けつけることくらいしかないだろう。
 しかし一方の原発事故ばかりは天災ではなく人災、それも国や政治家や官僚、はたまた電力会社のみならず我々国民全員が引き起こしたも同然なのだ。なのに実際に被害を受けて故郷を追われ、家も仕事も生活も全て失くしてしまうような酷い目に遭ったのはその周辺に暮らす人々ばかり…それはあまりに理不尽、不公平な話ではないだろうか。あれ以来TVCMやら各種支援イベント、果ては一般市民からの応援メッセージなんぞでよく見かける「一つになって乗り切ろう」という言葉がいかにも虚しく、皮肉に響く。過去数十年、我々はとうに「一つ」になっていた。一つになって、今回の未曾有の天災にさらに追い討ちをかけた前代未聞の人災、その原因たる原発を一基でも多く建設すべく後先考えずに邁進し続けて来たのである。だとすれば、その結果をもまた「一つになって」引き受け、被災者の方々が直面しているあらゆる問題を―経済的困窮や物資不足から放射能の危険性に至るまで―共有する覚悟でことに臨むのが本来のスジというものではないだろうか。

 もちろん、全てを等しく共有するなぞ到底不可能だし、第一ンなことしたって現実には何の役にも立つはずがない。けれど、いざというときには「たとい全ては無理でもせめてその一部は引き受ける」、それくらいの覚悟なくして「一つになって乗り切ろう」もへったくれもないとオバサンは思う。
 とはいえ物資や電力不足による不便さはともかく「放射能の危険性」まで分かち合おうなどという人間は中々いるまい。それはこれまで様々な形で報道されてきた風評被害(<いやそりゃ、一方では「被災地支援の物産展が大盛況」なんて心温まるニュースもないこたァないけどさ)、そして避難者への故なき差別や子供同士の苛めなどのニュースからも明らかであろう。加えて管理人宅で取っている新聞には、4月の半ば頃こんな記事が載っていた。曰く「首都圏某市の市長が今回の震災で大量に発生した倒壊家屋の木屑などの廃棄物処分への協力を表明したところ、『放射能で汚染されたゴミが首都圏に持ち込まれる』などという誤解がネット上で広がり、約二千件を超える抗議の電話やメールが同市に殺到した」という内容である(ちなみに市が引き受けを表明したのは、もちろん汚染などされていない安全なゴミだけ)。そしてその最後を締めくくったのは幼い子供のいる母親が大半とみられる」、この一文だった。実を言うと最初これを読んだとき、管理人はついつい「これは単なる客観的事実の叙述に過ぎないのか、それとも暗に『母親が我が子を思うゆえのことなんだから大目に見てやれ』とでも言いたいのか」なんて首かしげちゃったりしたんだけんどもさ(そりゃ明らかにうがち過ぎだ相変わらず目一杯性格ヒネくれとんなオマエ>自分)。
 確かに、たとい誤解であれ何であれ自分の住んでる市区町村が放射能で汚染されているかもしれないゴミを受け入れるなんて噂を知ったら、いー年こいて独身子無し、一番に守るべき家族といえば七十過ぎのバーサンとそろそろ熟年期を迎えようというチビ犬だけという管理人でさえあまりいい気持ちはしない。ましてそれがまだ幼い子供を持つお母様方だったとしたら、それこそいてもたってもいられないほど心配されるだろうこともよくわかる。
 だが、それでも敢えて言わせてもらうなら。
 今を去ること数十年前、同じく幼い子供を持つ母親の「万が一何かあったら、私たちはどこへどうやって逃げればいいんですか!?」という悲痛な叫びを黙殺して建てられた原発、そして今またその周辺では多数の子供たちとその母親たちが放射性物質の恐怖に怯えて外出すらもままならず、不安な日々を送っている、この事実がある限り。

 核の危険を地方に押しつけ、供給される電気をただ浪費してきただけの都市部の人間に危険性の分担を拒絶する権利などない。

 これが半ば暴言にも似た極論であることは管理人も重々承知している。しかし、少なくともこれまで都市部(特に首都圏)の人間が「核の危険を地方に押しつけ、供給される電気をただ浪費してきた」のは確かであろう。にもかかわらず自分たちの安全ばかりにこだわり、少しでも放射能汚染の可能性があれば人でも物でも完全拒否などというのはあまりに身勝手、虫のよすぎる話ではあるまいか。
 もっとも、危険を引き受けることによって地方が潤ったのもまた事実、そういう意味ではこれまでの都市と地方は平和に共存していたのかもしれない。だが今やその前提となっていた「原発安全神話」は完全に崩壊した。となれば都市にせよ地方にせよ、これまでのやり方を押し通すことはもはや不可能であろう。
 万が一の際にはあらゆる被害を共有する覚悟でこのまま原発頼りの生活を続けるか、それともそれぞれが蒙る経済的不利益は承知の上で脱原発の道を模索し、新たな代替エネルギーの開発に心血を注ぐか。今度こそ、この国に暮らす全ての人間が真正面からこの問題に向き合い、自分自身で真摯に考え、結論を出す―それが、今回の事故に対する国民の責任の取り方だとオバサンは思う。



追記
 なお、その後Tちゃん&ママには二、三度お目にかかりましたが(会えないときには全然会えないクセして会えるときには結構しょっちゅう会えちゃったりするんだよホントわんこのお散歩のタイミングってよくわくゎんなぁ〜いっ)、今ではもうすっかり元気になって案内人と仲良く遊んでいますので、どうか皆様ご安心下さいませ…。



2011.03.14.(月)      地震!! …のその後

 去る11日の東北地方太平洋沖地震…というより東日本巨大地震の被害は時間がたつにつれ拡大していく一方、ついには死者数千人、行方不明者に至っては一万人を超すかもしれない大惨事になってしまいました。あらためて被災者の皆様方、そして亡くなられた皆様方には心よりのお見舞い、お悔やみ申し上げます。

 正直、前回の日記をUPした当日夕方にはまさかこれほどの被害になるとは夢想だにしておりませんでした。実際、地震発生時点の管理人は自室でPCなどいじくりつつ「…あ、地震。やだね、ちょっくら大きいかも」なんて思ったのがせいぜい、同じ部屋にいた案内人も一瞬びくりと身を硬くしたものの、最初の十秒くらいはそのままカーペットの上に寝っ転がってたりなんかして。しかしそのうち「妙に揺れが長いな〜」と首をかしげ始めた飼い主、さすがに少々不安になったのかその足元に寄ってきた飼い犬。で、それに気づいた管理人がPCデスクの椅子から直接床に腰を下ろして案内人を抱きかかえ、「よしよし、大丈夫だよ。ママが一緒にいるから怖いことなんてないよ〜」と声をかけてやったりすれば、そのわずかな間に揺れがどんどん大きくなって部屋中のあらゆる家具備品がガタガタ不気味に振動し始めたではありませんか。そこで初めて「こりゃヤバい!」とばかりにワン公ともども部屋から飛び出した管理人、そのままトイレにすっ飛んでってそのドア脇の壁ぴったり身を寄せ座り込み、腕の中の犬をしっかと抱きしめつつ地震が治まるのをひたすら待っていたのでした。「何故にトイレか?」といえばそのものずばり祖母の遺言だったから。いえね、実を言うとウチの祖母ってば「あの」関東大震災の折、たまたまトイレすなわち便所に逃げ込んで九死に一生を得た…なんて体験の持ち主だったりするんですよ。しかもその後被災者同士であれこれ語り合ってみれば、同じく便所に逃げ込んで助かったという方々がまぁ多いこと多いこと。どうやら、家の中でも一番狭い場所にもかかわらず、四方を壁あるいは柱でがっちり支えられているのがよかったらしい、それならばってんで、以来何かにつけて己が娘やら孫やらに「いざとなったら便所に逃げろ、でなけりゃとにかく狭い場所と呪文のように繰り返し言い聞かせて育てた結果、祖母亡き後三十年以上たった今でさえ孫娘の脳ミソにはその言葉がしっかり焼きついていたというわけで(ちなみに娘、すなわち管理人の実母の方も、我が家の中でトイレの次に狭い風呂場に逃げ込んでました、ハイ<笑)。
 なんてこたともかく、あれほどの地震を体験したのはさすがのオバサンも生まれて初めて、いやあんときゃマジ家が潰れるんじゃないかと背筋が寒くなりました。おまけに窓の向こうじゃ外の木立や電線までもが今にも折れそう、切れそうなほどに揺れてるわ、しまいにゃ部屋の中からかなりの重量物が落下した音が聞こえてくるわ(今にして思えばそれこそ前回日記で書いた「プリンタがPC台から転げ落ちた」音だったんだろ〜な〜<遠い目)、時間的にはおそらくわずか数分のことだったんでしょうけれど、ようやく周囲が静かになって立ち上がったときには膝がかすかに震えておりましたことを謹んでここに告白致します。

 とはいえ東京23区の揺れなど全体の規模からすれば「ごくごく軽微」と言っても過言ではない震度5弱、その程度ですら上記のごとき有様だったのですから、震度6あるいは7といった激震に見舞われた地域の方々は一体どんな思いをなさったことか。しかもその後押し寄せた大津波やら原発事故を思えば、もはや管理人には言うべき言葉、書くべき言葉も見つかりません。

 前回の繰り返しになりますが、幸い管理人宅では人・犬・家屋全て無事だった上、おかげさまで今のところ親戚・友人・知人からも深刻な被害の報告などは何一つ受けておらず、全くいつもどおりの平穏な日常を過ごしております。

 ただ気になるのはサイトにお越し下さる皆様方のこと。

 皆様ご承知のとおり弊サイトは某忍者TOOLSさんのアクセス解析を利用しており、そちらの管理画面からはお越し下さった方々が利用しているプロバイダ情報を見ることもできるのですが、それらの中には「miyagi」「fukushima」「chiba」その他、今回多大な被害を受けた地域を連想させる文字(おそらくはどこかのプロバイダさんの地方ホストコンピューター経由を示しているのでしょう)なんぞが結構交じっていたりするんです。…もちろん、たかがプロバイダ情報一つで利用者を特定できるような高等技術など一介のオバサンが持ち合わせているわけもなし、その方々が何処の何方か、どんなハンドルネームを使っていらっしゃるのかさえもさっぱり見当がつきません。とはいえかつて一度でもこのサイトを訪れ、管理人の拙ないSSやイラストその他のコンテンツをお気に召して下さっていたかもしれない方々、あるいはこちらの日記にてバカ飼い主とバカ犬とのどつき漫才ネタを笑って下さっていたかもしれない方々があの大災害に巻き込まれたのかと思っただけで、寿命が月単位、年単位で縮んでいく気が致します。被災地では日本の自衛隊、警察消防に加えてアジア・欧米各国から派遣された緊急援助隊が救助に当たって下さっている由、どうか一人でも多くの方が無事救出されますように、そして救助隊員や救助犬の皆様方が二次災害になど遭ったりなさいませんように…。

 なおその一方、今後三日以内(大体3/16のAM10:00頃まで?)にM7.0クラスの余震が起きる可能性はおよそ70%という気象庁からの予報も出ているとのこと、万が一それが当たってしまったら、現在無事な地域(<当然管理人宅一帯をも含む)も果たしてどうなってしまうかわかりません。なので管理人は当分貴重品その他を詰めたリュックを肌身離さず、夜寝るときも携帯電話の電源を切らすに枕元に置いて置くつもりでおりますが…。
 「お気をつけて」なんて言葉が何の役にも立たないことは重々承知の上で、それでもあえて申し上げます。どうか皆様、今後の余震や津波にはくれぐれもご注意下さいませ。弊サイトにお越し下さるお客様方、そしてそれ以外の皆様方をも含めた方々にもこれ以上の犠牲は一人たりとも出ませんように―管理人&案内人、ただその一事をひたすら神仏にお祈り致しております。



 なお、最後に私信を一件。
 お見舞いメールを下さいましたK様、本当にどうもありがとうございました。後ほどあらためてお返事申し上げますので、詳しいお話はその折に…。



2011.03.11.(金)      地震!!

 毎度毎度のことながら、性懲りもなく二か月近くも日記を空けてしまいまして大変申し訳ありませんでした(土下座っ!)。…って、今回ばかりはそれどころじゃなくてっ。

 本日14:46頃の地震皆様方お住まいの地域は大丈夫でしたでしょうか。震源地近くの宮城県を始めとする東北地方ばかりか、栃木や埼玉、千葉などの関東各都県でも震度6あるいは5の強い揺れを観測したとのこと、皆様やそのご家族ご親戚、そしてお友達の方々にも何事もなければよろしいのですが…。

 東京23区は震度5弱管理人宅でもパソコン台の上に置いてあったプリンタが落っこちてきてパソコンの液晶画面に結構デカい傷がついてしまったものの幸い液漏れするほどの損傷でもなし、ついでに管理人&案内人及びその家族も全員無事です。しかし都内では火事や水道管破裂による水漏れ、建物の外壁剥落や天上落下等も発生しており、お怪我をなさった方も多数いらっしゃるとか。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げるばかりですが、今これを書いている最中も未だ余震が続いておりますし、全国各地に津波警報も出ていたり致しますゆえまだまだ油断は禁物、皆様どうかくれぐれもお気をつけ下さいませ。



2011.01.09.(日)      今年は春から「アブね〜、アブね〜」

 皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年中も変わらずご贔屓下さいまして本当にどうもありがとうございました。…と言いつつ今やほとんど閑古鳥の巣と化した情けない辺境サイトではございますが、それでも管理人&案内人、今後ともお越し下さった方々に少しでも楽しんでいただけますよう精一杯励んでいくつもりでおりますので、願わくば今年もどうぞよろしくお願い申し上げます(人・犬揃って深々と平伏)。

 ですが今年のお正月は元日が土曜日だったおかげで三が日明けの仕事始めからほぼ一週間フル稼働、この三連休であらためて年末年始の骨休めをしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。…もっとも管理人とて決して人様のことを言えた義理ではないんですけんどもね(力なく笑)。何せ今年の箱根駅伝ときたらまぁ、優勝争いばかりかシード権争いまでも近年まれに見る大激戦、当然TVで観てたこっちも例年以上に気力体力を使い果たし、年末の疲れを癒すどころかますます疲労困憊した状態で通常の家事や仕事に戻るのが何とも辛うございました…(ってまた箱根駅伝ネタかよ手前ェンとこの正月の話題つーたら他にないのかオイ>自分)。

 いやだって、忘れもしない去年の正月「あーもう今年も見事に予選落ちしてくれやがって次の本戦出場まであと何十年待たせる気だよオイもしかしてアタシが生きてるうちに予選会突破するなんざ完璧に夢のまた夢だってかふざけんじゃねぇコンチクショウ!!」とか何とか思いっきし毒づきまくった我が母校(<10.01.05付日記参照)、今年は一体どーゆー番狂わせが起こったものやらものの見事に本戦出場しちゃったばかりか悲願の初シード権獲得、しかも最後の最後にとんでもないハプニングでえらいこと目立ちまくるというオマケまでくっつけてくれやがったんですのよおほほほほっ!!(<ヤケクソの哄笑)
 …と、ここまで書けばもう皆様おわかりですね。管理人の母校というのはゴール直前、手に汗握るシード権争いのクライマックスでものの見事にコースを間違え、関係者各位及び全国の駅伝ファンの皆様方をあわや心肺停止一歩手前まで追い込んでおきながら悪運強くもギリギリ10位で滑り込み、ついでにゴール後の第一声で一部の日本国民を大爆笑の渦中に叩き込んだ「あの」学校でございます、ハイ。おまけに往路じゃ監督が乗ってた大会運営車が沿道の観客に接触なんてとんでもない事故まで起こしちまうし、ったく魔物と神様どっちが憑いてんだ、ウチの母校…(ため息)。幸い大した怪我をなさった方はいらっしゃらなかったようですが、被害者の皆様方には卒業生として心よりお詫び申し上げます。本当に、申し訳ありませんでした(土下座っ)。

 それにしても今回ばかりは良くも悪くもすっかり有名になっちゃったわねェ、ウチのガッコ…。何せ大会終了直後からあっちゃこっちゃの動画サイトに例の画像がUPされちゃってえれーこと盛り上がりまくり、特にあのアンカーTくんなんざ、かの有名な○ou Tu○eとかでも「(山の神ならぬ)笑いの神」だの「真の芸人」だの「今年の流行語大賞間違いなし」だの言いたい放題言われてやんの(…とはいえ全体としては好意的なお言葉が多く、管理人もほっと胸をなでおろしておりますが。一方海外勢には結構批判もされてたみたいだけど、そんな意見に反論して下さった日本勢にも感謝! …です)。いや〜、卒業してからン十年、まさか母校がこんな形で世間様の注目を浴びるなんて夢にも思っていなかったわよオバサンは。だってアタシが通ってた頃にゃひたすら地味で野暮で知名度もイマイチ、クソ真面目だけが取柄みたいな大学だったしさ、まさかそんなトコから「笑いの神」とまで賞賛(?)される人材が出てくるなんてさすが21世紀! …時代は変わる。

 しかしながら「人の噂も七十五日」、そろそろこの大騒ぎも終結に向かうんだろうし、それでなくてもウチがシード権取った代わりに涙を呑んだ学校だってあることを思えばあんましはしゃぎすぎるのも人としてどーよ? みたいな気もするし。そもそもあの大逆転劇自体、冷静かつ客観的に見りゃただただ運がよかった以外の何物でもないんだから(…いやそりゃ、チーム全員の努力とか実力とかが皆無だったとは決して申しませんが)、願わくば母校選手の皆さんには決して浮かれず驕らず「今回のシードはただただ幸運、強運、悪運の賜物、順位が落っこちたのも自業自得くらいの気構えで練習に励み、来年の桧舞台を目指していただきたいものでございます…(あっそれと今回の大躍進は某K澤大のおかげも大いにあるんだからなっ! 監督の出身校とて合同練習や合同合宿の申し入れを二つ返事で承諾し、快く胸を貸して下さったそのご恩を決して忘れるんじゃないぞぉぉぉ〜っ!!)。



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